しるべ政策研究会
 菊たみおが行く 
 「新市誕生」は10年先を見越した産みの苦しみ! ・・・ 合併後の議員報酬は! ・・・

射水広域圏1市3町1村の市税と地方交付税の占める割合 2003.12
*下記の財政関係指数で貴方は何を捉えるか。
市町村名 市税 %(自主財源) 地方交付税 % 地方債 % 諸収入 % 他の収入 % 財政力指数
新 湊 市 37.8(55.9億) 21.1 8.1 8.5 24.5 0.671
小 杉 町 36.2(38.3億) 20.9 6.9 4.8 31.2 0.625
大 島 町 29.7(13.0億) 17.9 22.0 3.5 26.9 0.591
大 門 町 22.7(15.4億) 23.5 20.4 4.5 28.9 0.507
下  村 7.0(1.6億) 25.4 27.5 0.9 39.2 0.220
1、自主財源の大小の比率は財政力指数に直接現れることがわかる。
2、今だ地方交付税(20%)が歳入の大きな柱になっている。
3、地方債残高(借金)を各市町村比較して何を評価するか?(事業評価)


◆合併協議会での私の発言について!

 協議会で財政見通し・財政関係指数が公表された。特に議論を聞いていて合併に異論を唱える部分があった。「各市町村の合併時の地域 住民一人当たりの借金を指標(グラフ)で表し比較する事」で、どう理論展開され、何を協議会事務局から引き出すのか非常に興味があっ た。私は、議員(協議会委員)一人一人が、5市町村の比較された財政関係指数(数字)をどう捉えているかである。合併議論の中で、財 政を語る時、不毛の議論になってしまうと常日頃思っていた。財政や交付税の議論は、各市町村議会で十分議論をしてきたはずである。単 独で行くか合併するかそのハ−ドルを超えて法定協議会に望んでいる。合併の「損得(財政)」は全て承知のはずである。
 私は地方債と呼ばれる借金が多い少ないは問題ではないと思っている。その借金がどう使われたが問題である。それが道路であったり下 水道事業であったり病院であるはずである。全て、各々の市町村の地域住民の要望であり、当局も議会も認めてきたはずである。一般会計 の歳入歳出は起債制限比率や公債費負担比率等でチエックされ標準財政規模で比較できるはずである。だから5年後10年後の財政見通し を立て、事業の展開に応じて財政が何時硬直化が進むのか、知恵と汗を絞り事業が展開されてきたはずである。地域住民の幸せのために使 われたお金が、地方債(事業)の大きさで比較するとしたら、不毛の議論になってしまうと言っているのである。
・・・借金はそこに住む 人の幸せの為にと、理解(行政評価)する事が最も必要であり、その事を、お互いに近隣住民に説明すべきであると思っている。合併とは私心を入 れず、お互いの損得を考えず、高所から見据えていきたいものである。   2003.12.17(第9回合併協議会:大門町にて)


 □射水広域圏平成14年度一般会計決算ベース比較
 □県内市町村平成14年度一般会計決算ベース比較
 □交付税について

  新湊市の平成14年度予算歳入構成比(%)
市税(自主財源) 37.8% 地方交付税 21.1% 地方債 8.1% 諸収入 8.5% その他の収入 24.5%
◇市町村合併には国から地方への税源委譲の三位一体が必要であるが、依然として歳入の20%余りを交付税に頼っている。
◇交付税・補助金削減の中で、16年度の交付税総額16兆4千900万円に確定される。◇
◇射水広域圏1市3町1村も16年度はもっと厳しい状況下に置かれる。歳出制限?◇


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