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しるべ政策研究会
■しるべ8月号 2001■
市政談議
新湊大橋の実現に向けて
港口切断への選択
港口切断への選択 S41.4.5
航路泊地の浚渫、港内整備のために港口の切断を前提と主張する国と、港内整備のあとに切断を主張する地元が対立し、港口切断にあって次の様な問題が上げられた。
- 切断によって市街地から分断される新湊市東部地域振興策についての地元の合意。
- 富山地方鉄道射水線及び主要地方道魚津・氷見線(堀切橋)の切断に伴う対策と補償。
- (2)に関する代替施設の建設と渡船の運航
- 弁天島、堀切水門、塩害防止施設、家屋移転等の補償
- 切断部分のガス、水道、送配電線、電話線等の補償と代替施設の建設
中でも地鉄射水線及び主要地方道魚津・氷見線(堀切橋)の切断に関しては、東部地区住民にとって市街地から隔絶されることになり、通勤、通学、買い物等の生活の不便はもとより、経済的、社会的、心理的にも大きく影響する重要な問題であった。この為、港口の切断に伴う対策として、現状に最も近い港口の架橋又はトンネル建設が強く要望され、この他の対策としては、迂回道路、渡船(県営フエリ−1日123往復)の計3案が検討された。 この3案のうち架橋及びトンネルについては建設費が膨大であるため採択されず、迂回道路と渡船の二本建の対策に決定した。 迂回道路は、総延長5800mで新港背後地をコ字型に大きく迂回し昭和39年に完成した。渡船は、四輪車以外のオ−トバイ、自転車及び徒歩者を対象として、県が運行管理を行い、2隻利用での昼夜間運行で地元住民の便を図ることになった。
昭和42年11月23日午前5時40分港口切断が行われ、 堀岡・越の潟間のフエ−リ−就航する。
[しるべ8月号 2001.8.25 tamio]
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