四国通信その3

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 この四国通信は、四国の方から頂いた、素敵な写真や、情報等をどんどん載せていくページであります。

「うだつがあがらない??」

第三弾は、「徳島のお友達」からの写真情報です。
ここでは、徳島の「うだつのある街並み」についての写真情報です。
説明は、寄せられたものと、私が調べたものを合わせて載せています。


うだつ1
 徳島県の脇町(わきまち)に、約500mに渡り江戸時代の家が建ち並ぶ「うだつのある街並み」があります。
これは、阿波藍の集散地として藍商人が軒を連ねた街並みで、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています。



うだつ2
 蜂須賀氏が、阿波入国以後藍を奨励し、脇町の豪商の多くは藍に 傾倒し阿北の中心地となりました。
ここは旧商家の本街道として最も繁華な通りで、この付近の家屋は大半がそのまま残っており、土蔵造りで隣家との境には「うだつ」と言う土蔵造りの防火壁があります。  
 



うだつ3
 「うだつ」とは、防火対策として作られた土蔵作りの防火壁で、これは火事の延焼を防ぐために2階の壁面から1mぐらい突出している漆喰(しっくい)の壁です。
 このうだつを作るのにかなりの費用を要したことから、うだつは豪商の証となり、建てられない人を「うだつがあがらない」と言うようになりました。



 脇町立図書館
 土蔵作りの図書館。
と言うより、土蔵の一つを町立図書館にしたようですね。
こういう図書館では、古文書などを読んでみたくなりますね。



広辞苑による「うだつが上がらない」について

 「出世ができない。身分がぱっとしない。
  富裕の家でなければ”うだつ”を上げられなかったことから
  転じたといわれる。」


徳島の脇町の街並みにある、こういう立派な防火壁が、語源になっているんですね。
今どき、出世とか身分とかをあまり気にする事はないと思いますが、人からそう言われると、あまり気持ちの良いものではないですね(^-^;

出来れば、そう言われないように、頑張っていきたいと思います(^-^)


 徳島からの綺麗な写真と、大変面白い話題、
どうもありがとうございました。



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