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ちゃんと歯みがきしてからチェックしてね。

1.まず、前歯。

前歯のむし歯

①と③はCOと呼ばれます。歯からカルシウムが抜けているけど、穴が開いていない状態。この状態であれば、しっかりと歯みがきをして、守ってあげれば健康な歯に戻すことができます。心配な方は歯科医院を受診して、プロのケアを受けてください。

②はCです。つまり「むし歯」の状態です。上のCOからさらに進んで(悪化して)歯に穴が開いた状態=実質欠損がある状態になったものです。こうなると穴が大きくなるばかりですので、早めに歯科医院に行って進行を止めなくてはいけません。治療勧告がでるのは、この状態です。

隣接面

 前歯の間は見つけにくいですが、よーく見れば見えるかも。④の部分にむし歯があるのがわかりますか? 強い光で照らして、歯科用のミラーで歯の裏側を見ると、⑤のように黒い影が確認できます。

 

2.奥歯のチェック

奥歯のむし歯

⑥のように、溝が黒くなっているだけの状態ならCOです。つまりむし歯ではありません。

⑦では、溝に小さな穴が開いてます。判定は「C」でむし歯の判定になります。溝のむし歯は入口は小さくても奥では大きく広がっていることが多いので、見逃さないことです。

⑧は、むし歯をレジン(プラスティック)で治した状態です。境目が新しくむし歯になっていないかどうかもチェックしてください。

3.では難問をひとつ。

 歯と歯の間のむし歯。わかるかな?⑨と⑩の所にありますよ。

C1特に奥歯のむし歯は見つけにくいです。(でも、学校歯科 こういうのも健診では見つけます。

 で、わかりにくいヤツも、レントゲン写真を見ると分かります。「おかしいな?」と感じたら、「要審査」と健診票に書いて、歯科医院への受診を勧めます。レントゲン写真を撮影してもらうためです。

 レントゲン写真ではカルシウムの抜けた場所が黒い影として確認できます。

小帯の異常など

 

4.ちなみに以下の写真ではむし歯とは言わないで、「エナメル質減形成」という判断になります。

 歯科医院を定期的に受診して継続的に管理してもらったほうが良いと思います。なぜか? 歯が弱くむし歯になりやすいからです。

エナメル質減形成

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