米坂線の9600

坂町機関区の9600

坂町の9600は大型ライトや化粧煙突など、保守的な感じがするものが多く、個人的には米沢のカマより好みであった。ただし、どういうわけかオリジナルの三室笛が五室に置き換えられたものが多かった。

坂町の機関庫

坂町の庫はホームの端から少しだけ見える。SL末期は羽越沿線では一番見学規制が厳しかったと思う。また、機関区ボイラー室に9600のものと思われる三室の汽笛があり、昼休み等にサイレン代わりに鳴っていた。
1972.02.13 坂町機関区

1972.02.13  坂町  Photo by K.Watanabe.

 

29622

1972年4月3日 深川機関区へ転属
1975年12月13日 岩見沢第一機関区へ転属
1976年1月17日 廃車
北海道へ渡り、国鉄無煙化の最期まで働いた。廃車時の処理は解体だったが、運良く新潟市にある県立自然科学館に保存されたはずなのだが。(『消えた29622』をご参照ください。)
1972.03 羽前沼沢 2922

1972.03  羽前沼沢  Photo by K.Watanabe.

 

49681

1972年7月24日 廃車
形式入りの美しいナンバープレートをつけ、ファンに人気があった。残念ながら正面のみ新字体だったが。
1972.02.11 越後大島 49681

1972.02.11 越後大島  Photo by K.Watanabe.

 

59661

1972年7月24日 廃車
この59661はドラフト音に個性があり、ジェット機の様な音がして姿が見える前に大体当たったものである。出足の加速も坂町のカマでは一番よかった印象がある。
1972.02.11 越後下関 59661

1972.02.11 越後下関  Photo by K.Watanabe.

 

 

59663

1972年6月7日 廃車
化粧煙突でいかにもオーソドックスな感じのカマ。
1971.12.20 越後片貝 59663

1971.12.20 越後片貝  Photo by K.Watanabe.

 

 

69633

1972年4月4日 池田機関区へ転属
1975年6月25日 廃車
坂町のカマは五室の笛が多い中で、これは三室の可愛い音をならした。
1971.12.20 越後片貝 69633

1971.12.20 越後片貝  Photo by K.Watanabe.

 

 

69652

1973年8月10日 廃車
米坂線無煙化間近に酒田から突如現れて末期に大活躍した。化粧煙突、三室汽笛で遠目に69633と間違えたことも。
1972.02.13 坂町 69652

1972.02.13  坂町  Photo by K.Watanabe

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69677

1972年6月7日 廃車
坂町スタイルの典型カマと思う。
宇津峠 69677

1971.11.2  羽前沼沢  Photo by K.Watanabe.

 


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