9中総が自己証明した党内部崩壊テンポアップ

 

総選挙活動不参加党員68.5%欺瞞的選挙総括

改選4が3議席に減の恐怖→全選挙区立候補方針に逆戻り

3年9カ月間でHN18.2万部減紙→3カ月で増やせと指令

 

(宮地作成)

 〔目次〕

   1、はじめに−日本共産党内部崩壊原因・過程を解析する意義

   2、総選挙活動不参加党員68.5%と欺瞞的選挙総括

      1、総選挙活動参加党員%、不参加・サボタージュ党員68.5% (表1)

      2、総選挙結果の真実と志位式詭弁・強弁 (表2)

   3、参院選全選挙区立候補方針への逆戻り 改選4→3議席に減の恐怖 (表3)

   4、3年9カ月間でHN18.2万部減紙→3カ月で増やせと指令 (表4、5、6)

        第25回大会「党躍進期間」の空想的拡大目標と拡大サボタージュ支部70%

 

 〔関連ファイル〕         健一MENUに戻る

     共産党『9中総志位報告』 『9中総』 『参院選比例代表5人・東京選挙区候補者』

     『第24回大会の全内容』

     『総選挙比例代表05年→09年結果比較』比例代表定数180→100共産党当落予想

     『選挙10連続惨敗と共産党自然死の方向性』

     『じり貧的瓦解4段階経過と第5段階への転落結果』

 

     『共産党の参院選結果4回分データ分析』議席数・得票数・得票率とも全面惨敗の真相

     共同10年参院選予測−民主、連立組まずとも参院過半数』共産党改選4→3議席に減

     AERA『10年参院選予測09年9月14日号−山口ネットメモ』共産党改選4→3議席に減

     ブログ『参院選比例代表の獲得議席予想2』共産党改選4→3議席に減〜最大4

     静大佐藤研究室『10年参院選議席予想』共産党改選4→3議席に減

     参院選07年結果 総務省 比例代表→(12)党派別議席配分表

     参院選04年結果 総務省 比例代表→(12)党派別議席配分表

 

 1、はじめに−日本共産党内部崩壊原因・過程を解析する意義

 

 志位・市田・不破らは、10月13・14日総選挙総括・参院選方針第25回大会日程を決める第9回中央委員会総会を開いた。これは、党大会議案3カ月前発表規約に基づく。まもなく、党大会決議案を出す。2010年1月13〜16日に第25回大会→7月参院選になる。88億円代々木新築ビルの委員長室・書記局長室津久見にいる彼らは、()決議案発表の年内11月()党大会1月()参院選7月と、党大会・参院選に向けた党勢拡大の連続9カ月間に及ぶ「党躍進特別期間」を、22000支部・党費納入25万党員指令した。

 

    共産党『9中総志位報告』 『9中総』 『参院選比例代表5人・東京選挙区候補者』

 

 志位和夫が9中総で報告した諸データは、共産党の内部崩壊テンポアップを自己証明した。今日、それらを解析する意義があるのか。日本共産党とは、資本主義世界で最後に残存するコミンテルン型共産党である。1989年から91年にかけての東欧・ソ連10カ国いっせい崩壊は、世界に突然の出来事として強烈な衝撃を与えた。ヨーロッパへの大量亡命、ベルリンの壁崩壊、諸国民の蜂起など党独裁・党治国家崩壊の映像は鮮烈だった。

 

 一方、国家・社会・国民の上に君臨する一党独裁政党10のコミンテルン型共産党が内部崩壊していった原因・過程・幹部腐敗度については、ほとんど報道されず、解明も進まなかった。10政党とも、Democratic Centralism・分派禁止規定という犯罪的組織原則により、党内部データが隠蔽・抹殺・廃棄されてきたからでもある。レーニン自身が、何度もの「浄化」指令により、資料廃棄を命令してきた伝統が生きていた。

 

    『コミンテルン型共産主義運動の現状』ヨーロッパでの終焉とアジアでの生き残り

 

 党独裁・党治国家における国民側のデータや情報は報道・出版されても、反民主主義の独裁政党側の内部崩壊テンポアップ・独裁政党の上からの幹部腐敗状況は、20年間経ってもまるで分からないままとなっている。

 

 その国際的状況において、日本共産党は、加藤哲郎が規定したように「現段階のコミンテルン研究において、貴重な生きた博物館的素材である」(『コミンテルンの世界像』1991年、青木書店、P.3)。資本主義世界で唯一残存する日本共産党という貴重な生きた博物館的素材内部崩壊していく原因・テンポアップ過程を克明に追求し、HPにおいて、それらのデータを公表することは、政党学・政治学の一分野としても重要な意義があると考える。

 

 

 2、総選挙活動不参加党員68.5%と欺瞞的選挙総括

 

 〔小目次〕

   1、総選挙活動参加党員%、不参加・サボタージュ党員68.5% (表1)

   2、総選挙結果の真実と志位式詭弁・強弁 (表2)

 

 1、総選挙活動参加党員%、不参加・サボタージュ党員68.5% (表1)

 

 志位和夫は、9中総において、総選挙活動に参加した党員%を発表した。そのデータから、何が判明するか。それは、共産党内部崩壊テンポアップを示している。ただ、参加党員%と不参加・サボタージュ党員%は、()在籍党員数と()08年度政治資金報告で判明した党費納入党員数の2つを基準として検証する。

 

(表1) 総選挙活動参加、不参加・サボタージュ党員

 

 

総選挙活動参加・

不参加党員

志位報告の

参加党員

選挙本番中、日々の活動参加党員2006年第24回大会在籍党員404299×20%≒80859最終日の活動参加党員30

 

 

不参加・サボタージュ党員

選挙本番中、日々の活動不参加・サボタージュ80。最終日の活動不参加70

()在籍党員404299人×80%≒323439人が選挙活動サボタージュ

()党費納入党員257402参加党員80859≒党費納入党員中68.5%・176543人が本番中日々の選挙活動不参加・サボタージュ

 

 志位和夫が報告した選挙本番中の日々の活動とは、公示日から投票前日・投票日までの12日間における連日行動参加を意味する。参加党員20%の基準は、06年第24回大会在籍党員404299人である。党費納入党員数は、09年10月1日公表の08年度政治資金報告に基づく。不参加・サボタージュ党員%・数は、それらから計算する。不参加党員とは、選挙活動サボタージュ、および、党勢拡大サボタージュ党員とほぼ同質である。

 

 ただ、志位和夫が「選挙本番中、日々の活動参加党員20%」と報告したことについては高く評価する。宮本・不破らは、かつて、このようなデータを公表したことが一度もなかったからである。党費納入率63.0%と委員長が公表したことも、彼が初めてだった。これら委員長公表データ2つによって、日本共産党の内部実態を一部明らかにすることができた。

 

 在籍党員数は、虚構の数字である。一応、(表1)で計算はしたが、それを基準とする計算は何の意味も持たない。離党・組織離脱拒絶する暴力団的・カルト宗教団体的カラクリ帳簿数値である。党費納入拒否・党内離脱党員37.0%・149590人を含むような党員数の党大会公表は、日本のあらゆる政党にないし、資本主義世界のどの共産党もやったことが一度もない。それは、宮本・不破・志位らだけが堅持してきた党内犯罪的・反民主主義的政党システムだからである。

 

 (表1)のように、党費納入党員257402−選挙活動参加党員80859=党費納入党員中68.5%・17万6543人が本番中日々の選挙活動不参加・サボタージュ党員になっていた。もちろん、12日間連日行動でなくとも、1日から3日間参加した党員はいる。しかし、志位和夫の9中総公表データは、選挙活動・党勢拡大不参加・サボタージュ党員比率激増という日本共産党の内部崩壊テンポアップを自己証明した。

 

 2、総選挙結果の真実と志位式詭弁・強弁 (表2)

 

 09年総選挙比例代表において、共産党は、()議席で24→20→9→9→9となった。議席を減らさなかった()得票数は、492→494.4万票へと、2.4万票増やした()得票率が7.25%→7.03%へと、0.22%ダウンした。志位和夫は、議席・得票数・得票率の結果をどう評価したのか。

 

 (表2) 09年総選挙総括の志位式詭弁・強弁

総選挙結果の真実

9中総志位の詭弁・強弁

1、議席

242099→9。3回連続9議席

比例代表で9議席を獲得、現有議席を確保

2、得票数

 05年491万9187票→09年494万3886票で、2万4699票増。一方、比例代表投票率は、67.46%→69.27%へと、1.81%アップ投票総数は、05年67811069票→09年70370255票へと、255万9186票増加

 投票率1.81%アップ255万票増加に比例すれば、共産党はとれだけの得票数を増やしているべきかというテーマが浮上。

 255万9186票増加×共産党得票率7.03%≒17万9910票を増やしているはず。この得票数差は、実質的な得票数減少を意味。17万9910票増えたはず−2万4699票増やした実質的に15万5211票を減らした敗北。それは、得票率057.25%→09年7.03%=0.22%ダウンデータと一致。得票率ダウンは、実質的な得票数15.5万票減の惨敗結果を証明。

 比例代表4919千票から4944千票へと増やした

 実質的に15万5211票減の敗北に沈黙・隠蔽

 比例代表一本の立候補148×31%=46で比例代表得票数増やした69%=102で比例代表得票数減らした

 小選挙区152立候補×70%=106で比例代表得票数を増やした30%=46で得票数減らした

 

 対話・支持拡大、得票目標650万票×2倍=1300万票。公示日到達1300×60%=780万人。公示後の支持拡大数は過去最小

3、得票率

7.25%→7.03%、0.22%ダウン−4連続ダウン

 前回総選挙の7.25%から7.03%に後退したものの

4、小選挙区

 得票率10%以上小選挙区数は、9619000162036505520928激減

 得票数は、05年立候補しなかった広島6区を除く151選挙区どうしなら比較できる。151小選挙区間を比べると、得票数253800票減り05年得票数より8%減少という大敗北結果

 10%以上小選挙区数の激減に沈黙・隠蔽、一言も触れない。

 151小選挙区間の比較で、得票数253800票減05年得票数より8%減少という大敗北結果に沈黙・隠蔽

5、供託金没収

 没収額66600万円・没収候補者率89

 沈黙・隠蔽、どの国政選挙でも沈黙

6、全体

 ()議席−3回連続9議席、()実質得票数、差引で15.5万票減()得票率0.22%ダウン。日本共産党は、09年総選挙で、得票数・得票率とも全面敗北・後退

 自公政権を退場させた。現陣地を確保し、得票数で増やしたことは、善戦・健闘といえる結果。「善戦・健闘」との総括・自己評価

 

 この(表2)の内容については、下記別ファイルでさらに詳細な検証をした。

 

    『日本共産党の総選挙結果5回分データ分析』供託金没収額・%

       得票率10%以上小選挙区数96年190→00年162→03年65→05年5209年28

    MF生作成表『総選挙小選挙区−共産党の成績』得票率10%以上52→28激減

    『総選挙比例代表05年→09年結果比較』比例代表定数180→100共産党当落予想

    『選挙10連続惨敗と共産党自然死の方向性』

    『じり貧的瓦解4段階経過と第5段階への転落結果』

 

 志位和夫は、総選挙を「実力をつける途上での選挙」とし、さらに、「自力をつける途上でのたたかい」と、2回も「途上」と強調した。はたして、この規定は正しいのか。「途上」と言うのなら、諸データの真相は、じり貧的瓦解=党内部崩壊テンポアップをしつつある途上だったことを自己証明している。「善戦・健闘」を合わせ、これほどの欺瞞的総括はない。そして、「持てる力は出し切ったか」とし、党員が「本番中、80%も選挙活動に参加しなかった」と下部に責任転嫁をする批判をした。一方、志位和夫・党中央の路線上の根本的な誤り=民主党批判による政権交代阻止戦略にたいし、隠蔽・沈黙した。党中央の誤り・問題点については、一言も触れていない。毎回のことながら、これほどの詭弁総括は、宮本・不破・志位らの伝統である自己保身トップでしかできない。

 

 日々の選挙活動を熱心にやった党員ほど、毎回の詭弁=自己保身総括にたいし、落胆し、強烈な反発と不信を抱く。1回ごとに、国政選挙活動への参加意欲を失い、選挙活動不参加党員へと転換してきた。党費だけは納入するが、もはや、自己保身トップの指令には従わないで、サボタージュをする。その党内部崩壊テンポアップの結果が、(表1)のデータとなった。

 

 

 3、参院選全選挙区立候補方針への逆戻り (表3)

    改選4→3議席に減の恐怖に基づく立候補者半減方針撤回

 

 志位和夫は、9中総で、2010年7月参院選方針を提起した。参院選を、政権交代による「まったく新しい政党配置のもとでの政治戦」と位置づけた。具体的には、()比例代表の得票目標650万票、改選4→+1で5議席獲得する。()選挙区は、総選挙300小選挙区立候補者半減方針から逆戻りさせ、47都道府県選挙区すべてで立候補させる。東京選挙区2回連続落選→比例代表改選現職小池を候補者とし、当選させる。()47都道府県・316地区委員会の中間機関、22000支部は、650万票目標をただちに具体化し、報告せよ。

 

    共産党『9中総志位報告』 『9中総』 『参院選比例代表5人・東京選挙区候補者』

 

 9中総における最大の大転換は、全選挙区立候補方針への逆戻りである。志位・市田・不破らは、09年総選挙において、「党の現在の力量」名目=実態としての党本部・全中間機関の財政破綻・選挙財政破綻供託金没収回避目的から、小選挙区立候補を300→300→275→152へと、全小選挙区立候補方針半減させた。

 

 その選挙結果はどうだったのか。志位報告のように、()比例代表一本の立候補148×31%=46小選挙区で比例代表得票数増やした69%=102小選挙区で比例代表得票数減らした()小選挙区立候補152×70%=106小選挙区で比例代表得票数を増やした30%=46小選挙区で得票数減らした

 

 この結果は、2010年7月に向け、何を意味するか。党財政・選挙財政破綻のため、参院選47選挙区の半分24で、総選挙のように、立候補をやめ比例代表一本でたたかえば、24選挙区×69%≒参院選17選挙区で、比例代表票を減らす結果になることが推計できる。

 

 しかも、マスコミなどは、09年総選挙データに基づいて、参院選で共産党比例代表改選43議席に減と一致した予想を出している。なぜなら、総選挙比例代表得票数は、党内外に隠蔽しているが、投票率アップによる投票総数激増により、実質的に15万5211票を減らした敗北だった。それは、得票率057.25%→09年7.03%=0.22%ダウンデータと一致している。得票率ダウンは、実質的な得票数15.5万票減の惨敗結果を証明した。

 

    共同『10年参院選予測−民主、連立組まずとも参院過半数』共産党改選4→3議席に減

    AERA『10年参院選予測09年9月14日号−山口ネットメモ』共産党改選4→3議席に減

    ブログ『参院選比例代表の獲得議席予想2』共産党改選4→3議席に減〜最大4

    静大佐藤研究室『2010年参院選議席予想』共産党改選4→3議席に減

 

 すでに、07年参院選では、47全選挙区立候補にもかかわらず、4人目が、参議院比例代表定数48位に入れず、落選した。このままでは、参院選立候補半減どころではない。この方針転換によって党中央財政・選挙財政破綻中間機関財政破綻いかに深刻化しようとも、総選挙立候補者半減方針を撤回し、参院選47全選挙区立候補方針に逆戻りさせるしかない。いざとなったら、党中央800人・中間機関3200人の専従=職業革命家の首切り・大量リストラをするまでである。

 

(表3) 得票率・当選順位下落データと2010年当落予想

比例代表得票率

比例代表定数48中−当選順位と落選

増減

1人目

2人目

3人目

4人目

01

7.91

6.69

8

20

32

45

04

7.80

0.11

9

22

35

47

07

7.48

0.32

10

23

36

49以下落選

10

(4連続ダウン)

(4連続ダウン)

(下落・当選)

(下落・当選)

(下落・当選)

(49以下落選)

13

2010年参院選→参議院議員定数削減法案?

 

 参院選比例代表得票率は、3連続ダウンしている。別ファイルの3種類選挙における得票率10連続ダウン結果から見ても、2010年参院選得票率は、4連続ダウンする確率が高い。

 

 比例代表改選定数48人中、当選順位も、全員が連続ダウンした。2010年3人ともの当選順位は下落するが、定数内に留まり、当選する。3人目が、49位以下にまで一挙に下落するとは考えにくい。4人目は、再度、落選する可能性が高い。比例代表当選順位は、総務省HPにある。

 

    『共産党の参院選結果4回分データ分析』議席数・得票数・得票率とも全面惨敗の真相

    参院選07年結果 総務省 比例代表→(12)党派別議席配分表

    参院選04年結果 総務省 比例代表→(12)党派別議席配分表

 

 

 4、3年9カ月間でHN18.2万部減紙→3カ月で増やせと指令

     第25回大会「党躍進期間」の空想的拡大目標と拡大サボタージュ支部70%

 

 志位和夫9中総報告は、赤旗部数に関するデータ3つを公表した。()前回総選挙比05年9月11日比、と()第24回大会06年1月11日赤旗部数比()前回参院選07年7月比である。

 

(表4) 赤旗部数3つの比較データ

前回総選挙比

059

赤旗前回比90.3、N90.5%で減紙のままで総選挙4カ月間のずれがあるが、HN前回総選挙比減紙%と第24回大会比減紙部数とは、ほぼ同一となる。

24回大会比

061

赤旗31791部減15269部減 20101月13日第25回大会までに増やせと指令「党躍進特別期間」→7月参院選まで9カ月間続く

前回参院選比

077

24回大会比における4年間分減紙部数を増やせば、前回参院選比で赤旗106.1%・N106.4になる。20107月までに増やして、次期参院選をたたかう。

(宮地注)減紙18万部分を増やさなければ、09年総選挙と同じく、大量減紙のままでの参院選になる

 

 赤旗部数は、()総選挙比丁度4年間では、H9.7%減N9.5%減となった。()第24回大会比3年9カ月間で、H3万1791部減N15万269部減→HN合計18万2060部減紙というじり貧的瓦解実態を証明した。HN合計164万部は、第24回大会の正式報告である。HN合計18万2060部減紙÷HN合計164万部≒HN12.4%もの読者が日本共産党に見切りをつけ、大量離脱した。

 

(表5) 歯止めのきかない党勢力減退=読者大量離脱

80

82

85

87

90

94

97

00・9

04・1

061

09.10

大会

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

9中総

HN

355

39

17.7

17.5

286

250

230

199

173

164

(146)

内H

54

50

40

35

(30)

(28)

(25)

内N

232

200

190

164

(143)

(136)

(121)

増減

16

21.3

0.2

31.5

36

20

31

-26

-9

-18

 

 宮本・不破・志位らは、赤旗部数増減の長期データを発表したことが一度もなく、隠蔽している。せいぜい、前回国政選挙比か前回党大会比しか言わない。それらは、でなく、すべて減っている。1980年ピーク以降、29年間で、HN355万部−146万部=209万部・58.8%読者が、日本共産党を支持できない誤った路線・体質の政党であるとして大量離脱してきた。

 

(表6) 09年3月時点22000支部の2分類と党員

性質

支部数

比率%

原因や実態

党員拡大成果

読者拡大成果

8272

6600

37.6

30.0

左記の%支部しか、党勢拡大に取り組んでいない。一面的な党勢拡大の成績追求・数字点検という路線の破綻を証明するデータ

党員不拡大

読者不拡大

13728

15400

62.4

70.0

宮本顕治以来の「計画的党勢拡大路線」、志位和夫の「50万党員拡大5カ年計画」にたいする拒否反応。拡大計画だけを立てても、それへのサボタージュ支部の激増データ。これは、その支部LC全員が党勢拡大サボタージュ党員になっていることを証明するデータ

拡大不参加党員

176543

68.5

党費納入党員257402赤旗拡大参加党員80859≒党費納入党員176543人・68.5%が「期間」中、赤旗拡大活動不参加・サボタージュ?

 

 2009年3月幹部会は、次のデータを報告した。16カ月間における党員拡大成果支部37.6%だった。読者拡大成果支部30%台とした。それは30%を少し上回っただけと思われる。そこから、読者不拡大支部は、70%を少し下回っただけと思われるので、約70%・15400支部とする。党費納入25万党員の内、党勢拡大サボタージュ党員比率は、総選挙活動不参加党員68.5%とほぼ同じと推定される。

 

    『幹部会』09年3月5日

 

 支部数は、党中央報告によれば、すでに1995年28000→2009年22000支部へと、14年間で6000支部が崩壊、または、支部解党という自死をしている。党勢拡大支部データは何を意味するか。()赤旗読者が共産党から大量離脱するのと比例し、()支部も崩壊自死をした。()残存する支部も、宮本・不破・志位らによる「計画的党勢拡大路線」脊を向け、党勢拡大サボタージュ支部が激増してきたのが真相である。それは、一面的な成績数字追及スタイルである。宮本・不破・志位らは、支部・共産党員をして、年中続く新聞拡張支店・拡張員に変質させた。「党躍進特別期間」においても、党勢拡大サボタージュ支部・党員は、志位・市田・不破の拡大指令動かないで、実質的に拡大行動を拒否する。

 

 日本共産党は、党外にたいしてなら、民主的政策を公表・宣伝する。しかし、党内では、民主集中制・分派禁止規定という党内民主主義抑圧する反民主主義政党が本質だとの認識を、ヨーロッパの有権者と同じく、東方の島国における有権者多数が抱くようになった結果である。5段階に及ぶ全面的なじり貧的瓦解が深刻化し、このままでは、自己保身トップだけが党内権力にしがみつく自然死に向かう。

 

    『総選挙比例代表05年→09年結果比較』比例代表定数180→100共産党当落予想

    『選挙10連続惨敗と共産党自然死の方向性』

    『赤旗HN歯止めのない29年間減退−じり貧的瓦解第1段階』

    さくら『9・10月2カ月で、5万6千部減紙申請』

      9月1日申請H−5000、N−29000。10月1日H−2900、N−19000

    『志位和夫「党員5カ年計画」の欺瞞性と空想性』党員数の三重帳簿の欺瞞

    『第24回大会の全内容』

 

 国政選挙党大会に向けて、志位・市田・不破らは、いつも党勢拡大を日報・週報・月報システムで、成績数字追及をしてきた。その期間中、中間機関・専従たちは、HN減紙申請を敵視し、反党行動扱いをし、受け付けない。22000支部長・支部機関紙係はその体験を何度もしている。その数ヶ月間減紙分機関紙代金は、支部機関紙係や支部長・LC全員が自腹を切って、納入し続ける。その負担額は、臨界点に達する。

 

 そして、国政選挙や党大会が終わった瞬間、支部は、一挙に減紙分を減紙申請で吐き出す。地区専従も、減紙申請を拒絶してきた弱みがある。減紙申請にたいし、専従が文句を言おうものなら、支部の自腹支払金額をどうするんだ、お前が弁償するのかと睨みつければ、減紙申請部数を初めてすんなりと通すことができる。

 

 この成績主義システムは、宮本顕治が開発・強要したものである。赤旗読者拡大は、1980年以降の29年間同じ増減リズム何十回も繰り返しつつ、歯止めのないじり貧的瓦解レベルに突入している。増減リズムの±結果は、いつも、増加部数よりも、減紙部数の方が上回ってきた。もはや、計画的党勢拡大路線は、完全に破綻し、臨界点に達してきた。今後とも、前回比で赤旗HNが増える党大会はないと断言できる。

 

 2006年1月第24回大会後の約3年9カ月間で、H3万1791部減N15万269部減となった赤旗部数を、()2010年1月13日第25回大会までの「党躍進特別期間」中、または、()7月参院選までの短期間で増やせという、これほど空想的な指令を出す政党トップとは何なのか。そんな達成不可能な目標を具体化し、その数値を書記局に報告する47都道府県・316地区委員会の精神的腐敗度をどう考えたらいいのか。

 

 全中間機関は、3年9カ月間で減った赤旗部数を、この短期間中で増やす目標として決定する。それより、低い数字なら、党中央から打撃的批判を受け、満座の前で自己批判を強要される。しかし、専従だけでなく、中央委員・都道府県委員・地区委員の全員が、腹の中では、その目標を達成できると誰一人として思っていない。それにもかかわらず、目標に反対する共産党役員は一人も出ない。全機関が満場一致で決定だけをする。

 

 有名な「トゥフタ」というロシア語がある。ジャック・ロッシ『ラーゲリ強制収容所注解事典』(恵雅堂出版、1996年)が規定した。この実態は、ソルジェニーツィンも摘発したトゥフタ体質である。日本共産党は、「党躍進特別期間」中、さらに完璧なトゥフタ政党化し、上から、幹部から思想的に退廃していく。

 

    『トゥフタ−「5カ年計画」が産み出した犯罪的な思想腐敗傾向』

 

 志位9中総報告は、資本主義世界において最後に唯一残存するコミンテルン型前衛党=民主集中制・分派禁止規定堅持の反民主主義政党内部崩壊テンポアップしていく実態→日本共産党が自然死に向かいつつある方向性を具体的データで浮き彫りにした。

 

 反民主主義政党の量的縮小再生産は、内部崩壊テンポと比例し、かつ、志位・市田・不破を筆頭とする全機関役員の上からの思想腐敗テンポアップとも比例する。

 

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 〔関連ファイル〕

     共産党『9中総志位報告』 『9中総』 『参院選比例代表5人・東京選挙区候補者』

     『第24回大会の全内容』

     『総選挙比例代表05年→09年結果比較』比例代表定数180→100共産党当落予想

     『選挙10連続惨敗と共産党自然死の方向性』

     『じり貧的瓦解4段階経過と第5段階への転落結果』

 

     『共産党の参院選結果4回分データ分析』議席数・得票数・得票率とも全面惨敗の真相

     共同『10年参院選予測−民主、連立組まずとも参院過半数』共産党改選4→3議席に減

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