曲目表
01.光降る朝 02.風の巨人 03.Deir Paidir 04.PACO 05.赤い鹿の伝説 06.遠い旅の記憶 07.蒼の部屋 08.BELIEVE〜水の踊り〜BELIEVE 09.オハイオ殺人事件(弾き語り) 10.光の庭で 11.かえりみち(吉良さんヴォーカル) 12.DREAMER 13.永遠の森
〜〜Encore 1〜〜
〜〜Encore 2〜〜 |
17:00開場の入場列に並んでて、ふと見上げたら少しだけ夜が遅くなった空に、
一見区民会館みたいな入り口ながら、かなりのキャパシティを持つホールです。
前回のライブでは2階席がさみしい状態だったのですが、今日は8、9割の入り。
新譜『IKON』を引っさげての半年振りのライブ。
今回は土曜日だったので、職場を抜け出してスーツ姿でダッシュで駈けつける必要もなく、
買い物をしてからゆっくりと会場に行きました。
三日月と半月の中間くらいの月が浮かんでました。
会場は前回の8月のライブと同じ、なかのZERO大ホール。
遊佐未森さんの前のコンサートもここだったので、何だか最近行きつけています(笑)。
全体的に木目調(?)で天井も高く、やや明るい感じの空間。
割と座席のスペースが広いので、駅の反対側にあるサンプラザよりもこっちのが好きだったりします。
ちなみに私の席は1階8列の真中……というすっごくよいポジションでした(^^)。
やっぱり小峰公子さんの声が一番響くのだけど、吉良さんや佐藤正さんの生声も結構よく聴き取れました。
高い天井にピアノの旋律が響いて、何だかほのぼのとした幕開けでした。
……とか思っていたら、太田さんのいつもの怪しいコーランボイスをBGMに
はやくもピアノはお役ごめんとばかりに片付けられる(笑)
全員が配置について、一気に今までの雰囲気を覆すかのように音響全開の『風の巨人』。
前に聴いた時は確かギターとバイオリンが主旋律だったと思うのですが、
この日は公子さんがリコーダーでメロディを取ってて、ちょっと『Poland』に近い雰囲気でした。リコーダーの音色って好きなのです。
今度リコーダーのアンサンブルでこの曲やってくれないかなぁ。
吉良さんの「zabadakへようこそ」の言葉に続いて公子さんボーカルの『Deir Paidir』。
今回の新譜の中で一番聴きたかった2曲が早くも出てきてしまった(笑)のですが、とりあえず満足。
そしてこの編成のままさらにインストォルメンタルの『PACO』。
やっぱりインスト曲はCDで聴くよりも、生の大音響のが迫力が違うなぁと実感。
そう思いながら前列の3人を見ると、吉良さんの右側の小峰公子さんは、
髪をちょっとチャイナ風に編んで、
かわいい民族衣装みたいな服を纏ってまるでチベットか雲南かの娘さんのよう。
一方、左側の太田恵資さんはいつもと全く変わらぬ、中東イスラムのバイオリン弾き装束。
……この3人を見てると、いったいあなたらは何処の国の人だ?と聞きたくなる怪しい無国籍集団に見えました(笑)
そのまま前半のハイライト、3部作の大作『遠い旅の記憶』へと続きます。
最初の『旅の予感』の吉良さんボイスを生で聴けたのと、
『北の回廊』がよかったです。
最後、公子さんのコーラスで『新しい場所』が終わった時、何だか2曲目の『風の巨人』からここまで全てで、
一つの大きい流れの曲が奏でられてて、それが終わったような感覚でした。