介護日誌
2002.12.21
介護(施設にて)

部屋にて
介護に関する記述は、前回でひととおり終えたつもりであるが、母親を避寒のため施設に再入所させたので気が向くままに(写真をふくめ)状況を記したい。


12月14日、母親を老人保健施設に連れて行った。今日から避寒のための入所である。
我が家の環境では冬の寒い時期を体力の衰えたものが 過ごすのはたいへんである。少しでもよい環境ですごしてもらいたい気持ちと介護者(私)がエスケープしたい時期でもある。
入所後およそ一週間経った19日、面会に訪れた。1階のホールには大きなクリスマスツリーが飾られていた。 少しでも暗くならないようにとの配慮かと思う。

部屋に行く前に1階のサービス・ステーションに顔を向けると、ステーションの中には看護婦さんがいるが、外には母が一人イスに座っていた。今回の入所では1階のフロアになったが、 私は1階の様子がまだよく分からない。
部屋にて

週2.3回面会するだけでも入所しているお年寄りと顔なじみになることもある。 だいたい痴呆の方が多かったりするので話をしても通じなかったりするのでめったに話をしないが、前回同室だった方は93歳だとか。
ちゃんと話ができたが少し耳が遠いので大きな声で話してると別の同室の人が「うるさい!」というので話 を止めてしまった。
「うるさい」といった人も話し声がすると無意識に「うるさい」という言葉が出るようだ。
その前に知り合ったおばあさん(75、6歳だったかな)は名前も教え てくれたし、顔をあわせると「ご苦労様だね」と声をかけてくれた。

この施設に入所して貰う時1階の部屋であれば私にとって好都合だ。2階、3階は入居者の安全ためエレベータに鍵がかかっており退出時職員さんに声をかけなければならずわずらわしい。
部屋は4人部屋である。ベッドの周りには若干のスペース(車椅子を置くことができる)があり、片側に
談話室にて
衣類を収納するボードがある。中の写真で分かるがボードの向こうは同室者のスペースである。

さて洗濯物を取ろうと荷物室に行ってみるが洗濯物はない。着替えをしていないのかもしれないし、風呂に 入らなかったのかもしれない。
今日は風呂のある日だ、またの日に洗濯をしよう。 しばらく部屋、談話室にいたら看護婦さんが風呂だと呼びに来た。
しばらくして施設を出た。外は小雨が降っていてやはり寒い。




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