介護日誌
2003. 8. 24
介護(03夏期入所)
少し派手だった?(携帯)
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7月28日、母は「避暑」のため老人保健施設に夏期入所し、一ヶ月が過ぎた。
8月の施設入所の様子を記してみる。
我が家のように木造の小さな家は夏は暑い。エアコンは設置しているが、廊下、トイレ、浴室にはない。
居室を涼しくしても用のときは温度差が体に響くだろう。幸い今年の夏は冷夏らしいがこれは結果である。いやこれから未だ残暑が厳しくなるやも知れぬ。
酷暑、厳寒の時期を施設で過ごすことが定例化した。
今年は梅雨明けが遅く入所するまで涼しかった。入所の説明するのに何と話してよいやら戸惑った。幸いと言うか8月に入って暑い日々が続き、大義名分が出来た。
施設はバリアフリーであり、居室、エントランス・ホール、談話室も温湿度が変わらない快適である。外の暑さを説明しても窓越しに見る景色では外気の暑さを肌で感じることができないようだ。高齢で体力が衰えたものにとっては好ましい環境であろう。
週に2〜3回、面会するが、ほとんど居室にはいなくサービス・ステーションの前で椅子に座っていることが多い。居眠りしていることもあるが、私はそれでも在宅介護の時、ひとりになるとほとんど眠ってばかりの状態に比較しベターだと思う。
看護婦さんや相談員の方の話によれば、夜起きて衣類をゴソゴソ整理?していることが多いらしい。なるべく昼は眠らせないようにしているそうだ。
施設では時たま、スーパーに「買い物ツアー」を実施しているらしい。事務の人から母も参加を希望していると聞いた。暑いときに体力を消耗するだろうし、真意を聞く。
「歳をとってもおしゃれをしたい」とのこと。
施設に入所している高齢者と言っても60代から90代までいるわけで、母のように90歳を過ぎてスーパーに連れて行って貰っては、付き添いの人に迷惑を掛けるのではと言うのが私の心配だ。
最近は杖だけです
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母がほしがっているものを聞き、私が買って来ることにした。二日後に母の要件「地味でないもの、多少派手めなもの」を探しシャツ3枚とスラックス1枚を買い求め渡した。
喜んでいたが後日着ていなかったところを見るとお気に召さなかったのだろうか。
無理やり着替えさせて写真を撮る。
前回の入所時は左上腕部の骨折のため施設内では車イスを使っていた。前々回はシルバー・カーを使った。車イスを使う入所者が多いなかで杖を使って歩き回っている。あるとき杖をどこかに置き忘れ、私が探し歩いたが、母は杖なしでついてまわった。二年前の大たい骨骨折も完全に回復したといえる。
7月上旬、秦野市の叔母(母の末の妹)夫婦を訪ねたとき10年前(80歳)の母が姉妹3人と旅行している時のビデオを見せてもらった。
かなり年老いてからも買い物と称してウインドウ・ショッピングをやっていたようであり、脚力はこのようなことで鍛えられていたのかもしれない。