介護日誌
2003. 10. 9
介護(03秋・在宅介護はじまる)
ヘルパーさんと
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10月5日、2ヶ月あまりの避暑生活(施設介護)が終わり、在宅介護が始まった。
何ごとにも「一長一短」がある。またその時点では長所と思っていたことが別の時点になると短所に変わったりする。
施設介護は、母をはじめ入所者にとって、暑くもなく寒くもなく体が弱った高齢者にとっては過ごしやすい環境である。また同年齢の大勢の仲間がいる。
入所者はゲスト扱いである。
食事も定時に栄養を考えられたものが摂れる。
一方私にとって、
今までのように週に5〜6時間のかかわりから、毎日、ほとんどの時間かかわらねばならなくなった。
三度の食事の準備、その内容について考えねばならない。
母の体調も考慮しての対応が必要である。
最近、ますます耳が遠くなってきたようであり、その分こちらからの伝達には喉を枯らすほど大声を出すようになった。
伝わっても5分後には同じことを繰り返さなければならない。
正直言ってストレスがふえてきたので、アルコール量が増加しそうである。
6日からヘルパーさんが来てくれる。要介護度が5から3に下がったことで、訪問介護の時間も1日4時間から3時間と少なくなった。
在宅介護をしばらく休んでいたことから、二人の新しいヘルパーさんが来るようになった。現在5人のヘルパーさんに面倒を見てもらっている。
母の製作した人形<医院にて>
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7日には近所のかかりつけ医院に行き診察してもらう。去痰剤、喘息、血流改善、胃薬、血圧と5種類の服用薬を処方してもらう。
本人は薬の用法、残量管理などできない。
8日、娘二人との昼食をとるため、母の昼食を準備してヘルパーさんに対応して貰えるようにお願いして出かけた。
母は私の準備したものがお気に召さないらしく、「だんごを作る」、「お好み焼きが食べたい」、「うどんを食べたい」、「さつまいもが食べたい」と次々に言ってヘルパーさんを困らせたようだ。何とかなだめて準備したものを食べさせたそうである。
私が食事に出かけたことで当り散らしたようでヘルパーさんに申し訳ないことをした。