介護日誌
2004. 1. 21
介護(03秋・在宅終了)
母は1月19日冬期施設介護のため、なじみの老人介護保健施設に入所した。
おそらく本人は自宅に居たいであろう。一週間くらい前に訪問介護のヘルパーさんに行きたくない旨を話していたそうである。
本人にとっては在宅が100%望ましいだろう。厳寒期を迎えるこれから在宅のままでは、寝て過ごす、あるいは眠って過ごす時間が多くなる。「寝たきり予備軍」から「寝たきり」になってしまいそうである。
施設では母のような状態のお年寄りは、半ば強制的に離床させられサービスステーションと称する詰め所(?)の前に座らされている。座っていることにより肉体が活動し肺炎にもなりにくいと聞いた。
在宅介護のなかで気がついたことを記ておきたい。
叔母(母の末妹)夫婦に囲まれて
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四月になれば92歳になる母にとって、一年の変化は大きいのだろうと思う。
ヘルパーさんが来宅している間、叔母(母の末妹)夫婦と歓談しているときは起床しているが、そのほかはほとんど寝ていることが多くなった。しかも眠っている。下の写真はおよそ一年前のものであるが、ベッドの上に座ってテレビを見ていることがあった。
体力が衰えていいくことは仕方がないことである。
12月からごはんは「おかゆ」がいいと言うようになった。流動食とまでは言わないが喉を通りやすいものを求めるようになた。
最近、食事のために起こしにいくと起床するのが大儀そうに「いらない」という。
トイレに行った帰りに呼び止め食事を促すと平らげてしまう。
寝てばかりいる姿を見ると
いつかわからないが旅立ちが近いのかなとも思う。
しかし食事をする様子ではまだまだとも思う。
いづれにしても私の日常の生活の中で生と死に向き合わなければならない時間が多くなることは覚悟しなければならない。
訪問介護
月に
6人から7人のヘルパーさんが日替わりにやってくる。20代〜50代の方がそれぞれのやり方で介護をする。
月曜日のデイ・サービスの時に入浴することも考慮に入れ、原則として水曜日、金曜日の午後、入浴させてもらっている。
ある火曜日に本人の希望で入浴させてもらったところ、連日の入浴で疲れたのか夕食もとらずに眠っていた。以後入浴が連日とならないようにお願いしている。
ベッドに座って2002.11
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前回の在宅で年末年始の対応を失敗(?)したので、教訓として今回の年末年始はうまくいった。
これもヘルパーさんが対応してくれたおかげであり、支えられて介護が成り立っていることに感謝している。
<<前回の失敗>>
十二月中旬に入所したが、お正月は家で過ごせるように計画した。一旦入所してしまうと、ヘルパーさんを保険の範囲内で
お願いすることができないので入浴の介助を私がせざるを得ない。
母は入浴時、浴室に私が入ることを拒んだ。
転倒しないだろうかとヤキモキしながら浴室外で待機していた。
<<今回の対応>>
12月29日、31日、1月3日に訪門介護で入浴介助をお願いすることができた。感謝あるのみ
外出
10、11月の気候のいい時期で訪問介護が予定されていない日曜日に府中美術館、長池公園、大塚公園などへ連れて行く。
毎週というわけにはいかない。
12月後半から1月にかけては寒気が強くなり散歩などの外出もままならない。
喘息気味の母は冷気を吸うと喘鳴が激しくなる。
そこで車に乗せたままのドライブとなる。しかし会話することは出来ない。
私:「あそこのレンギョウがきれいだね」
母:「見えない」
私:「黄色いのが見えるでしょう」
母:「それは見えた」
以下だんまり。
デイ・サービス
毎週月曜日にデイ・サービスが予定されて9時半過ぎに迎えの車が来る。入浴、昼食、レクレーションなどをして夕方4時半過ぎに帰宅する。
03秋の在宅中、11回の機会があり、2回不参加はいい成績かな。ただし参加した日でも行きたくないと言うことが多い。
本人にとって「せっかくいい気持ちで寝ているのに・・・」、「出かけるのは面倒・・・」なのかもしれない。
出かけたときはホッと肩の荷をおろした気持ちになる。
そこで川柳をひとつ
『デイサービス、しぶしぶ出かける、老母かな』
お粗末!
ショート・ステイ
11月上旬に7日間
12月中旬に8日間
ショートステイで入所している期間はヘルパーさんは来ない。
仕事どうしてるのかな
そこまで考える必要ないよ
訪問
12月21日、母と同年代のKさんを有料老人ホームに訪ね面会する。
12月28日、叔母(母の末妹)夫婦を訪ねようとしたが、体調不良で断念。