介護日誌
2004. 9. 11
介護(04夏・要介護度アップ)
施設介護(〜8月前半)
寸法直し (04.9.8)
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6月下旬入所後、施設での夏期介護中の母は8月上旬、左手を捻挫してしまった。幸い骨折ではなかったので、ホッとする。結果的にみると、「捻挫でよかった」というのは甘い考えのようだ。
左手を保護するため、車イス乗せられていた。部屋のベッドの脇にはポータブルトイレが用意してある。
私は一週間に一度面会して、洗濯物を入れ替え、小一時間、そばにいて帰るという最も気楽な生活を送っていた。
しかし今年の夏は猛暑が続き東京では7月6日から40日間真夏日が続いた。30度を超えたというだけではなく、最高気温が37度、39度という日が続いた。そのような毎日、私自身もぐったりしながらも母の施設介護は「正解」だったと納得しながらすごしていた。
面会ではいつものように「汚物処理室」内の棚にダンボール箱を置いてもらい、汚れた衣類を入れてもらている。
施設では週に2回の入浴、そのときの更衣をしていただいている。汚れ物もせいぜい2〜3つくらいだった。
ところが
8月9日だったか、洗濯物が山ほどあるので少々驚いた。
以前本人に洗濯する物はないか尋ねると「これとこれと・・・」と言って7つくらい出したことがある。入所3日後くらい経ったときで、常識的にそんなに多く汚れるはずはないのである。
介護士さんが「夜半ひとりで着替えをしているが全部引っ張り出してアレコレ着ては元に戻している。いざ着替えが必要なときにどれを着せていいものか困ってしまう。」と言われた。
この9日も多分、このような状態であったろうと思っていた。
施設介護(8月後半〜)
8月30日の面会時も山ほどの洗濯物があり、施設の人に確認すると「夜半に失禁があり着替えさせている」とのことだった。
事情は理解できたが、とうとうそこまで来てしまったかという思いがつよい。
着替えが足りなくなっていることが考えられるので、パジャマ、下着を買い求めた。
母は身長が130cm以下でありSサイズが最適だが今どきSサイズなんてお店には置いてない。写真のごとく寸法直しに四苦八苦することになる。
この日11時ころ、母はベッドにうずくまって寝ていた。いつもは車イスに座ってステーションの前で居眠りしている。ベッドで眠っていることは気がかりである。
「なにもすることがない」、「何もしたくない」と繰り返して起きようとしない。
ムリヤリ起こし車イスに乗せ、ホールに行ってみる。数人のお年寄りがテレビの時代劇を見ている。
母は「屋上に行ってみる」という。屋上には鉢にアサガオ、ホウセンカなど花が植えられている。母はそれらを見ながら「きれいだ」といいながら満足したようだった。
歩行訓練の手すりを伝わって歩き、しばらく側のベンチに座って外気に触れていた。
可能な限り外気に触れることで気分も変わるものだ。
介護認定
母の場合介護認定の更新が9月末日である。入所中の施設に認定更新の手続き代行をお願いしておいた。
8月末に新しい認定の結果通知が送られてきた。要介護度3(中程度の介護)→要介護度4(重度の介護)にアップしていた。
昨年春、左上腕部骨折により「要介護度5」になったことがあるが、リハビリにより要介護度3に復帰した。私もこのとき「要介護度5」は一時的なものだろうと感じていた。
しかし今回は状態から「要介護度4」を妥当なものと受け止めざるをえない。
10月からの在宅介護には、従来と異なった介護に取り組まねばならないようで、相当気合を入れて臨まなければならないと思う。