しむ
2004. 4. 1
リラックス・タイム U

左からY氏、T氏、私
昭和44年から59年位の間、一緒に仕事をした仲間と久々に食事をする機会を持つことが出来た。
きっかけは私がウイルスを撒き散らし、お詫びのメールを送ったことから始まった。

Y氏からお誘いのメールが返ってきた。
結局Y氏、T氏と3人で下北沢の企業年金会館で食事することになった。
お二人ともリタイヤし、余暇を有意義に過ごし、また 現在のテクノロジーを存分に駆使されているいるようだった。
Y氏とは、一昨年、昨年と元同僚、元上司の告別式で会っている。
ひとのご不幸でしか会わないのもちょっぴり寂しい気がしていた。
T氏とは久しぶりだが、何年か覚えていない。

35年前、私たちはミニコンと呼ばれるコンピュータのハードウェアの開発設計に携わっていた。
現在はそのようなジャンルのコンピュータは存在しない。時の流れがそうさせたのだろうか。
当時隆盛を誇っていた会社も、今はその名を聞かない。

テクノロジーの進歩と言ってしまえばそれまでだが、年月は、生物だけでなく物、企業などいろいろなものを取捨していく。
私の年齢でいえば27歳から42歳の15年間である。
いま思えば、人生で一番充実していた頃であろうか。
そんな時代の仲間と一緒に食事、酒を飲めるなんてこれまた幸せの極みである。

話題は親の介護からはじまり、 、職場が変わってからのこと、 またこれからの過ごし方など、そんなことを話していると、 時刻はとうに4時をまわっていた。
これから時たま食事会が出来ることを期待したい。


駅までの道すがら、 下北沢の商店を通ったが年配のひとは見当たらず、ファッショナブルな若者であふれていた。



リラックスタイム