オーキング
08. 3. 23
早春ハイク(陣馬〜高尾縦走・第1回タイムトライアル)    

陣馬山頂・・・
第1回タイムトライアル?
辞書にタイムトライアルとは 自転車競技の一種だと記載されている。 まあ、いいか。
出かける前はそんなことは考えて見なかったが、あとで月に一度くらい同じコースをウオーキングしながら時間を計るのもいいかなと思った。
地図に記載されているコースタイムを集計すると高尾から陣馬と、陣馬から高尾では10分ほど異なっている。
ついでながら地図のコースタイムは、@40〜50歳の登山経験者A2〜5名のパーティB山小屋利用を前提とした装備C晴天の夏山を前提としているそうだ。
装備が重いことと夏山の晴天時というのはきつい条件だと思う。

それはさておき、自分自身のウオーキング体力を高めるにはタイムトライアルもひとつの方法と考える。
タイムトライアルの条件を次のように決めてみたが、都合が悪けりゃ変えるさ。
@起点終点:陣馬高原下・高尾山口 (高尾山口を起点とする場合別に計測する)
A通過点:(和田峠)・陣馬山・明王峠・堂所山・景信山・小仏峠・小仏城山高尾山
   *(和田峠)は通過しなくても可
   *堂所山小仏城山高尾山は山頂に上がらずとも良い
   *途中のコースは自由(巻き道など最短を通過してもよい)
B昼食、休憩は自由
どうだろうか

3月18日に歩いたコース
陣馬高原下バス停→和田峠→陣馬山→奈良子峠→明王峠→堂所山(巻き)→景信山→小仏峠→小仏城山(巻き)→一丁平→もみじ台(巻き)→高尾山(巻き)→(病院坂)→高尾山口駅 (約32000歩)

春を感じさせる高原下
高尾駅北口発9時34分のバスに乗るつもりで、9時少し過ぎにバス停に着いた。
まぁなんとオバちゃんたちの長蛇の列、A番乗り場まで続く。
まぁなんとニギヤカなオバちゃんたち。「暖かくなったから多いのよ、私たち冬の間も行っていたのよ、今日はたっぷり歩くヨ」
バスの沿線には霊園が多い、昨日は彼岸の入り、花束を持ったおばちゃんたちもいる。
途中の「夕焼け・・・」で大部分のオバちゃんたちが降り静かになった。
10時10分過ぎに高原下に着いた。
3人の男性が陣馬山の方に向かって歩いていった。オバちゃん数人とオジちゃんのパーティが準備をしている。
私も衣類の調整をして3人の男性を追って歩きはじめる。

陣馬山からの下りも・・・快歩
三人の男性のうちひとりが遅れている、なぁんだ別グループなのか。 新道への分岐前で、お先に失礼する。
今日はトレッキングポールのお試しでもある、和田峠まで一本を使ってみる。
杉林の陰に入り冷たい風に当たるとひんやりするが、日差しは春の陽気だ。
50分ほどで和田峠に着いた。峠の売店は閉まっていて人影は見当たらない、平日では商売にならないのだろう。
10分ほど休憩し木段登りに備え、ポールを2本用意する。
ポールのおかげで登りも快調、20分で陣馬山頂に着く。天候はいいが霞がかってよく見えない。
陣馬からの下りも快調、快歩・・・

景信まで2時間余の予定
まっすぐ下れば栃谷へと書かれた標識がある、左に曲がって明王峠へむかう。
陣馬山を下ると堂所山は巻いて景信山への手前までほとんど平坦な道が続く。

日が当たる尾根道は快適だ。平坦な道でもポールは役に立つ、両手を使って体を押し出せば快調に進み時間が稼げる。
ポールを持っていると邪魔になるのではないかと思っていたが、難点はカメラのシャッターを押しづらいことだ。
歩いているときはジャマになるという感じはしない。
腕を往復運動させるから運動量もアップするかもしれない。

明王峠のサクラは
ほどなく奈良子峠をすぎ明王峠に達する。
ここに茶店はあるが閉まっている、日当たりのいい坂下のベンチで男性がひとり座っている。
大きなサクラの木があり花見時分は賑わいそうだ。
先週南に折れて与瀬神社へ下ったばかりだ。
いつかここから矢の音、奈良本のほうへ下ってみよう。
奈良子峠からナラコ尾根、底沢峠から美女谷へもなどと先のことばかり考える。

水分補給のため1分停止。
堂所山はピークを避けて巻き道を通るが、景信山は逃げ道がない。最後の登りがきつい。

景信からの眺め
ところどころで間伐作業をやっているようだ。チェーンソーのうなり声が聞こえてくる。
道が乾いてくれているのは助かる。それでも樹林帯の中の路を見つけてはそちらへ。
いくつかのピークを越えて景信山へ達するが、そのピークをターゲットであってくれと念ずることがある。

景信近くになって樹林帯の影になった道はヌカルミである。 先週と同じように熊笹の中に入る。
登り坂を見上げると空が開けている、四阿らしきものも見えた。
ポールで体を押し上げながら登りきる。
息も絶え絶えに時計を確認、1時間半を切った。
しばし休息を!

薬王院境内に三椏を見る
景信の登りでエネルギーを使い果たしたようだ。ほとんど下りばかりの小仏峠まで 地図どおりの30分を要した。
峠から城山まで北側の巻き道を。土を入れたようにみえる、すっかり乾いている。
一丁平で5分休憩しエネルギーを補給。
もみじ台北の登りまき道も何とかクリヤ。高尾山頂下14時50分、 少し靴擦れが痛みだす。
薬王院15時、確かこの花は三椏だ!、春を待っているかのように咲くと書いてあった。

6号路わきの紅梅がようやく春を告げている。

無事、完走
薬王院大本坊脇の路は7月まで水道工事中らしい、あの路は楽なのだが・・・。
表参道を十一丁目茶屋まで、<病院坂上通り>(=私が勝手に呼んでいる)を下る。
先日この下り坂の曲がりを数えたら14あった。疲れた時はポールが役に立つ。
15時35分高尾山口駅へゴール!  5時間20分
完走? 走ってもないのに? 縦走というから、いいじゃないか。今日は泡般若を口にしたい。
電車の中で居眠りしながらそう思う。

記録
       私の歩行実績時間には休憩時間を含む
区間  地図等に記載の
所要時間 
実績時間
 08. 3. 18
実績時間
 07. 6. 12
備考
高原下→和田峠 60分  50分  60分   
和田峠→陣馬山 30分  30分  30分   
陣馬山→明王峠 40分  *55分  45分   *昼食
明王峠→景信山 85分  50分  *90分   *昼食
景信山→小仏峠 20分  30分  20分   
小仏峠→小仏城山 25分  15分  25分   
小仏城山→高尾山 45分  45分  45分   
高尾山→高尾山口 70分  45分  45分   
375分  320分  360分   

付記:所要時間は前回(07年6月)調べたものを用いる。
現在手持ちの地図の所要時間は計395分となっている。


ウオーキング