オーキング
08. 4. 6
真春ハイク(上川乗〜生籐山〜陣馬高原下)    

じゃ明後日・・・
三国山山頂で
27日の「ウオーキング・恩田川の花見」のとき、山好きのOさんに生籐山に行ったことを話した。
するとOさんは「一緒に登りましょう」と言ってくれた。
その日の昼食後、あさっての29日に上川乗・生籐山を歩こうと決まった。私はケータイでホリデー快速あきがわ1号の時刻を調べ伝えた。
メンバーはNさん、女性のKさんなどらしい。
私は生籐山から浅間峠、上川乗へのコースは、いつか行ってみたいと思っていた。

おくたま1号と併結されたホリデー快速あきがわ1号はその名の通り、土日など休日に新宿を出て拝島で切り離され武蔵五日市まで走る。
都内に住むハイカーには便利な電車だ。
ネットで4+6編成であること、あきがわ号の方が先頭で、立川発の時刻が8時11分であることなど調べておいた。
当日7時半のモノレールで立川へ、乗車する電車は青梅線のホームではなく中央線の6番ホームだという。
何本かの高尾行きを見送ったあと目的の電車が到着。、電車は通常の青梅線から離れた一本の線路をぐるっとまわって西立川駅へ向かう。
こういう線路があることは知っていたが通るのは初めてである。
立川駅を出発したあと、ハイカーのNさんがひとり座っている私の前にやってきて隣の車両に乗っていると告げた。
拝島を過ぎてその車両へ行ってみると、意外だったが女性のNmさんも座っていた。

3月29日に歩いたコース
上川乗バス停→浅間峠→熊倉山→三国山→生籐山→茅丸(巻き)→連行山→醍醐丸(巻き)→和田峠→陣馬高原下バス停 (約28000歩)

上川乗バス停に
武蔵五日市駅を下りると、駅前のバス乗り場にはすでに長蛇の列。
9時ちょうどのバスは数十人を積み残して出発した。バス会社の女性社員が臨時バスが出ますとふれまわっている。
こういう観光地ではその時の乗客数により臨機応変に対応するのかと思った。
山あいの道を45分間揺られ目的のバス停に到着した。ひとりだったら退屈するだろうにOさんのお話に耳を傾けた。

私たちのほかに数人のやや若そうなグループも下りていた。
Oさんは歩きなれた道なのかすたすたと振り向きもせず歩きはじめる。  浅間峠:2km、熊倉山:4.2km

浅間峠でひとやみ
Nさん、Kさんは山好きということは知っていたが、Nmさんが山に登るとは思っていなかった。
そのNmさんが少し辛そう、Nさんがバックアップしている。私はサポートできるほど経験はないが、二本杖の方がいいかなとポールを貸してリュックを預かる。
杉林の中のやや広い登山道を右に左にジグザグしながら進む。
Nさんは都心に住んでいるが、杉林・檜林に詳しい。幼い頃に祖父に連れられて山に入ったことなどを話している。
途中で数回の給水休憩を取ったあと、11時ごろ浅間峠に着いた。
リュックを下ろして背中を伸ばし膝を伸ばししばし休む。

峠にはひとり歩きの男性も休憩していた。

三国山ではなく熊倉山
浅間峠から尾根道歩きである。
多少のアップダウンはあっても日差しを浴びながらの歩行は楽しい。
枯れ木の間から奥多摩の山が見える「あれが御前山だろう・・・」私はこの手の景色、山なみを見ても何山だかよくわからない。
話を聞きながら振り返り遠くを眺める。Oさんははるか先を黙々と歩いている。

ここも関東ふれあいの道らしい。ところどころ道標が立っている。
三国山:2.2km、生籐山:2.4km まだまだ。
単調なアップダウンは飽きてくる。前方の山を 「生籐山?」という。その前に三国山があるはず。
小高いコブを登ると、そこは熊倉山だった。 12時を過ぎ、空腹を感じはめていた。 生籐山まで1.3km

生籐山頂へは3人で・・・
ハイクは予定より少し遅い、しかしエネルギーの補給が必要とOさんも考えたようだ。
先ほどの単独行の男性も交え昼食、重い液体を背負ってきた人もいる。私は降りきってからにしようと思っていた。
1時近くになったが三国山着、ここでふたたび休息をとる。(トップの写真)
生籐山は200mくらい離れたところだ。先週ひとりできた時、この次は巻こうと思っていたが、OさんKさんが上がったので私も上がる。

NさんはNmさんを連れて巻いた。
やはり、下りは神経を集中する。液体が入っていたら・・・。

巻き道を下って醍醐峠
茅丸をパスしたが、尾根道は多少のアップダウンがつづく。
Oさんはマイペースでスタコラと。
下り坂で落葉した絨毯は要注意、特に砂利道では滑りやすい。 2,3ヶ所気合を入れる場所があるが、液体が入っていなければ集中力も維持できる。
連行山で一休み、Oさんが柏木野へ下ったときの話をする。アチラコチラよく歩いているようだ。

醍醐丸は巻いて杉林の中へはいる。巻き道は楽なコースが多いが、この道は狭くて傾斜が付いている。
ふくらはぎの筋力がすべりを防いでくれる。
醍醐丸からの本道とあわせ、やがて醍醐峠を通過。14時37分

醍醐林道へ下り立ってひと安心
小さなアップダウンを繰り返し、やがて最後の杉林に入る。
樹林帯の手前に山の神の石祠があった。
Kさんは帽子を脱いで手を合わせる、律儀なお方だ。 私などは軽く頭を下げるかパスすることが多い。

左手の樹林帯では間伐した材木を運び出すための林道をつくっている。いつの日かその林道も歩けるらしい。
切り出された材木は何に使うのだろう。 価格的には競争できないだろうし・・・。 放置しておけば、山は荒れるし・・・。

下の方から車のエンジンが聞こえてくる。 和田峠は近い。

和田峠から高原下へ ゆっくり ゆっくり ゆっくり
和田峠には15時に着いた。Oさんはもう少し早い時間を想定していたらしい。
男の足で急げば15時40分のバスに間に合うかもしれない。しかし今日はスローリー、スローリー。 1時間あとのバスにする。
売店のベンチを借りて液体を注入しひと心地ついた。
単独行の男性もバスまで一緒に、あきる野だと言っていたが・・・。
我が健脚クラブのみなさんも京王線で。

山好きの超シニアの方は足が丈夫だ、歩いているからその力を維持できるのだろう。 またひとつ勉強になった。


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