オーキング
08. 4. 20
真春ハイク(陣馬〜高尾縦走・第2回タイムトライアル)    

前回記録に5分及ばず!
一緒に歩いたYさんと山頂で
3月18日の前回記録に5分及ばず5時間25分だった。
15日の天候は申し分ない上天気、気温は20度が予想されていた。9時34分高尾発のバスに乗ろうと並んだ。
2番乗り場の小仏行きのバスは積み残しして発車した。それでも出発に時間がかかっている、あきらめないで乗り込もうと入口に人が立っているためドアを閉められないのだ。降車口から乗り込もうとする人がいる、地域の病院へ向かう高齢者と口論になっている。
平日なのに天候がよくどっとハイカーが繰り出したのが原因らしい。休日には2台続けて運行するが、この日はバスの調達が難しく臨時便は出ないとアナウンスしていた。やはり地域住民の生活を優先すべきだろうと思う。

私が乗車する陣馬高原下行きも出発した時は満員だった。これからシーズンを迎えるから平日でも込み合う、ゆとりを持って計画しなければ・・・。
バスをまっていると、ひとりの男性に声をかけられ、陣馬山へ行く予定だが、よかったら一緒にと言われた。
道々話し相手もできるからいいなぁとふたつ返事でOKした。そのYさんと景信山までご一緒した。

高原下のバス停には新しいトイレがオープンしていた。1ヶ月前は工事中だったから新年度にあわせたのかもしれない。
建物の大きさの割りに設備が足りないような気もする。

4月15日に歩いたコース
陣馬高原下→和田峠→陣馬山→明王峠→景信山→小仏峠→小仏城山→高尾山→高尾山口駅(約31000歩)


陣馬山への尾根道
バスを降りて これからの運動量にあわせ衣類を調節、Yさんと歩きはじめる。
バスに乗っていたハイカーたちは陣馬街道を上りはじめるように見えない。別ルートなのだろうか。
道々、Yさんは奥多摩の方によく出かけている、体験の森という施設に泊まりで行っていることなど話してくれた。
初対面の人との歩きは少々戸惑いがあった。どうやら私より若いようだ、途中で休憩すべきだろうかと気を使う。
陣馬街道の退屈な上りは話し相手がいると時間が立つのが早い。休憩を取らずに私は歩きながらの水分補給で和田峠まで来てしまった。
峠には車が数台停まっていた。1台から降りた4人の中高年のグループが木段を通らず陣馬山の方へ向かった。
Yさんと私も呼吸整えて木段を登りはじめた。
Yさん「上を見るとイヤになる!!」

明王峠ではお花見と・・・と
陣馬山頂にはかなりの数のハイカーがベンチに腰を下ろして昼食中だ。グループもいれば単独行もいる。ふたりの若い女性がモニュメントをバックにケータイのシャッターを押している。

少々早いが私たちもベンチに腰を下ろし昼食とする。
20分の休息時間の後、12時ちょうどスタート。
ここからしばらくは下り坂である、奈良子峠を通り30分で明王峠へ着いた。
大きなサクラの木の下で女性たちが、これからの下山に備えてだろうか、頬を盛んに叩いている。
サクラの花の満開はとうに過ぎているようだが、まだまだ楽しめる。
写真を撮り終えてリスタート。
家を出るときは”今日はタイムトライアルだ”と思っていたが、お話し相手がいると目的が変わってくる。
景信山までの平坦なトレイルは少しスピードを上げてみようか。

景信山から相模湖を
多少のアップダウン、時間も10分くらいで底沢峠を通過。
「ここからキャンプ場に行けるのか」とYさん、道標をデジカメにおさめている。
堂所山は南の巻き道を通る。
「この山には戦国時代の武田軍の情報伝達の鐘をおいた堂があったそうですよ」先月仕入れたことをお話しする。
前日の雨のせいか、ところどころ水溜りやヌカルミがある。「ヌカルミがあります」

私はタイムトライアルを意識してスピードを上げる。Yさんとの距離が少し離れた、まぁいいか。
景信山まで確か四つくらいのピークがある、私はこれがシンドく感じるのだ。
”あの登ったところの明るい空は景信だろうか”そう期待して登ると下りが待っていたり、平たい尾根道だったり。
ポールで体をこぎ進め、左のわき道を上りきるといくつかのテーブルに腰を下ろしているハイカーが見えてきた。
息を弾ませながら空いているテーブルにリュックを置いて振り返る。
そこまですることもないのだが止められない。

小仏峠、ミツバツツジを見ながら通過
景信山で15分間休憩をとる。
いろいろとお話の後Yさんの「ここから小仏へ下るから、お先へどうぞ」という言葉に送られて小仏峠へ向かう。
途中ひとつの軽いピークを過ぎて下るばかりである。
逆に歩けばそれだけキツイと言うことになる。 このあたりでも数人のハイカーに出会う。
樹林帯の中の道は多少緩んでいる。
160mくらいの標高差を下ると賑やかな歓声が聞こえてきた。
小仏峠をパス。時間記録のため、休憩中のハイカーやミツバツツジをデジカメにおさめる。
峠をpassというらしいが、やはり通過するところなのだろう。
城山への本道と巻き道の分岐するところで、女性ハイカーがどちらを行くか相談している。
”楽な方がいいですよ”と心で思いながら巻き道へ。100mの標高差は巻き道でも結構キツイ登り坂だ。

一丁平はお花見の盛り
小仏城山の北側の山腹に達し平らになる、日影沢林道を越えて一丁平に向かう道が間伐のため通行止め。
”じゃ〜ん”
仕方ない!山頂まで上がって、またすぐ下り巻き道へ戻る。

一丁平あたりの林が急に明るくなった、もうピークは過ぎたが
サクラ、 サクラ、 サクラ、 サクラ・・・である。
あちらこちらで腰を下ろしてお花見を楽しんでいる、中には寝ている人もいる。暖かい日差しの中花びらの舞い散る中、どんな夢をみているのだろう。
私は本道を離れ北の道に下っていく。下から見上げる園地のサクラも見事に空を染めている。

ミツバツツジに見とれて・・・
しばらく進むとサクラの間に色のいっそう濃いミツバツツジが咲き乱れているところに出た。
ハイカーも立ち止まってカメラを向けている。
私もしばらく立ち止まって見渡す。
じっくり腰を落ち着けて一杯やるのもいいだろう。来年は誰か誘ってみよう、ご酒をたしなむ人を・・・。

一丁平から下ったところからもみじ台への登りまでの鞍部にはミツバツツジが群生している。
もみじ台の北の巻き道を通りながら見上げるとツツジが逆光に映えて華やかさを醸しだしている。
あ〜、春なのだ。実感。

稲荷山を通って・・・
高尾山頂下に来た、タイムが気にかかりだ。
1号路・本坊脇を通ろうか、迷ったが結局稲荷山を通りはじめた。
ここから30分では無理だろう、タイ記録を狙おう。
久しぶりに通る稲荷山も結構長く感じる、途中いくつかのグループを追い抜き先に行かせて貰った。
午後3時41分、ケーブル清滝駅を通過。タイ記録ならず。
高尾山口の改札を通ったときは3時45分。
47分の電車に乗った。ああ、疲れた。
<<後日談>>ポールを使ったためだろうか両腕の筋肉が痛む。 もちろん両大腿の筋肉も少々痛いのだが・・・。

やはり、ハイキング・シーズンなのだろう、縦走路は中高齢のハイカー、ランニングする若者が溢れていた。
なお日影林道から一丁平へむかう北巻き道は間伐のため4月25日まで一部通行止めだった。

記録
       私の歩行実績時間には休憩時間を含む
区間  地図等に記載の
所要時間 
実績時間
 08. 4. 15
実績時間
 08. 3. 18
実績時間
 07. 6. 12
備考
高原下→和田峠 60分  52分  50分  60分   
和田峠→陣馬山 30分  25分  30分  30分   
陣馬山→明王峠 40分  *52分  *55分  45分   *昼食
明王峠→景信山 85分  51分  50分  *90分   *昼食
景信山→小仏峠 20分  *43分  *30分  20分   *休憩含
小仏峠→小仏城山 25分  15分  15分  25分   
小仏城山→高尾山 45分  38分  *45分  45分   *休憩含
高尾山→高尾山口 70分  45分  45分  45分   
375分  325分  320分  360分   

付記:所要時間は前回(07年6月)調べたものを用いる。
現在手持ちの地図の所要時間は計395分となっている。


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