オーキング
08. 4. 27
真春ハイク(景信から小下沢)    

小学生に応援されて・・・!
花より団子 at小仏城山
当初、この日は中央線の沿線の小高い山へのハイキングを想定していた。欲を出し洗濯をしたため出発予定時間を過ぎてしまった。
それではと北高尾山稜を歩いてみみようかと所要時間を計算すると8時間くらいかかりそう。ちょっと気合を入れなければ無理だ。
そこでさらに小ぶりのコース景信山から小下沢を歩くことにした。ここでも小下沢から富士見台へ行く予定をやめてしまいドンドンはしょってしまった。

高尾山口駅10時20分出発。病院坂へむかう。
上の方から子供の声が響いてくる。
高尾山口駅から病院に来る途中で同じような団体が歩いていた。今しがた、その一団を追い抜いてきたばかりだ。
今日はよく小学生に出会うな、ヤレヤレ騒がしい事態から逃れたいのだが。
そういえば 高幡不動駅で小学生の団体が電車を乗り換えていたが動物園に行くのだろう。 新入生や進級した生徒が遠足に出かける時期なのだろうか。

病院坂はかなり急な勾配である。小学生たちは休憩を取っている。
数人の子供たちが私に向かって「こんにちは」、「こんにちは」、「こんにちは」と挨拶してくれる。
日頃見かける小学生は挨拶をしないが集団だと違うのだろうか。
私はそのとき、すでに汗が滲みはじめアンダーシャツになり手ぬぐいを鉢巻の代わりに巻いてポールを使って坂を登る頑張るジイさんの姿だったのだろう。
「頑張ってください」という声が数回聞こえてきた。「ありがとう」
若葉の緑のように清々しい気持ちになっていた。

4月22日に歩いたコース
高尾山口駅→高尾山→小仏城山→小仏峠→景信山→小下沢→日影バス停(約24000歩)

ミシュラン効果か 五輪開催国のご一行
表参道に着いて呼吸を整えたあと時刻を記録するためシャッターを押す。
歩きはじめる、たこ杉を過ぎたあたりで中年のオジサン・オバサンたちの一団を追い越す。
耳に入ってくる会話は私に理解できる言葉ではなかった。 たぶん今年オリンピックが開催される国の言葉のようだ。
そのような国から、まぁよく高尾山まで来たものだ。
そういえば、ミシュランガイドに高尾山が紹介されているという記事を読んだことがある。
そうか、ミシュラン効果か!!
この冬山頂で蕎麦を食べていた欧州系の外国人がいたのも理解できる。
私は歩の速度を上げて薬王院大本坊の脇を過ぎていった。

お花ざかりの小仏城山
もみじ台あたりから一丁平にかけてのミツバツツジも散ってしまっているのだろうか。
25日に予定している町内の高尾山行ではもう見られないのだろうか。
そう思いながら先週歩いた道を逆にたどる。
サクラ、ミツバツツジの色鮮やかな姿が見られなくなっていた。
カメラを構えていた高年の男性に「もう過ぎましたね」と声をかける。
北側の巻き道を通ると、道端にしゃがみこんでカメラを構えている男性とそれを見ている同年配の女性に出会う。
スミレの可憐な姿を収めているようだ。
小仏城山山頂には遅咲きのサクラ、サラサモクレンらしい花が彩香をまいていた。
私は売切れてしまったオニギリの代わりに買ってきた団子を花も見ずに運んだ。

今日のターゲット:景信山
景信山からの眺め
←(クリックすると拡大します。)



小仏峠からの急坂を息を弾ませながら登る。
2時間半の所要で12時50分景信山に到着。暖かい日差しのせいもあってか ハイカーがあちらこちらに座っている。
ここは南側は開けていない、北東の斜面は木が伐られて眺めもいい。
あいにく私の目は芳しくない、それでも圏央道が見える。
パノラマ写真をとカメラのシャッターを押しながら体を水平にまわす。1枚1枚空の明るさが微妙に異なる。
とりあえず合成できた。
小仏バス停と書かれた道標にしたがい下りはじめると、雑木の間にサクラの花が見える。 里のサクラと違ってあまり人に見られることも少ないのかも・・・。

小下沢(こげさわ)を歩く
小仏バス停への道を分けて真直ぐに緩やかに下る。
道のまわりにキイチゴの花が咲き乱れている。どの花も恥ずかしそうに下を向いている、ほとんど通る人はいないのに。
道はUターンし狭くなり杉林の中へ入っていく。道標にはないが直進しても東尾根を通って目的地の近くへ行かれるようだ。
樹林帯の中を曲がりくねって下っていく、ところどころ注意しなければ滑りそうな場所もある。 長い長いそして狭い道を下っていく。
やがて大きな昆虫採集の網を持った男性が登ってきた。

しばらく下ると沢の水の音を耳にするようになった。ザリクボというらしい。
沢の中を歩いたり、渡ったりしながら下る、視界が広くなり原っぱに出てきた。
林道が走っている。

旧甲州街道に近づく
林道の脇には水の流れがある、小下沢という。
林道の向こうの林に入り山を越えれば北高尾山稜の山道に出るようだ。今日は遠慮しておこう。
林道を下りはじめる、舗装されていないので天気の良い日はいいが雨が降ったら歩行も大変かもしれない。 林道は北高尾山稜の関場峠へと続いているようだが歩いても退屈そうな印象だ。

やがて左の斜面に富士見台への道標が立っている、近くを流れて来る水は矢倉沢というらしい。
車の走る音が聞こえて、林道は上り坂になった。中央道の高架が見える。
左手の金網の中には梅林の葉がみずみずしい。木下沢梅林だ。

走ってバスに間に合いました
中央線の線路が見え、やがて見覚えのある旧甲州街道に出てきた。時刻は2時39分。
小仏バス停の発車時刻は毎時40分、日影バス停まで3分はかかる。
短い距離だ、走ろう。バス停には10人くらいのハイカーが並んでいた。
最後尾に付いて振り向くとバスがやってきた。


ウオーキング