百蔵山(左)と扇山(右)【合成】 猿橋駅にて
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桂川、葛野川(写真)を渡って
国道20号を東京の方に少し歩いたあと左折し山の方角に向かう。 深い谷の桂川、葛野川と続いて渡る。 都会の川と違って岸が自然で川らしい。 正面の遠くに百蔵山が見える。 ここは舗装された歩道で市営グランドまで緩やかな上り道だ。日差しが厳しい、前方を中年の男女のハイカーが歩いていく。 その二人グループも途中で休憩している、暑いですねと声をかけながら、先になり後になり登る。 市営グランドのあたりから道は舗装されているが細くなる。 新しい住宅が点在している。 あとで地図を見ると標高600mくらい、高尾山の高さである。 |
ようやく(下和田)分岐へ
車道が終わりいよいよ山道に入る。 杉の樹林帯で日差しが遮られ涼しい。 扇山のジグザグより直線部分が長いようである。そして横に登るというより直っすぐに近い、ということは山の傾斜が緩やかなのだろう。 あたりが杉林から低い雑木林に変わり、南の方の展望が開けてきた。 大月市の市街地が見える。 ここで単独行の足の速い男性にあった。船橋市から来た男性はハイキングクラブの下見だと言う。 まもなく尾根道の分岐点に達した、左は葛野部落へ、右は百蔵山へ続く。分岐の名前は確認できなかった。 |
百蔵山頂からの眺めはすばらしい このあと頂上までの上りは比較的緩やかだ。 駅から眺めた百蔵山が山頂の左側が緩やかで右が急坂だったことを思い出した。 山頂には10数人が昼食中、私も南側の下の方に腰を下ろす。 写真は少し右を向いた方角で河口湖へ向かう山あいだろう、左手前の山が御前山、馬立山から九鬼山、右の方は高川山らしい。 正面からやや左前方に見えるのが高畑山から倉岳山へ続く峰のようだ。 その手前、市内の高台にはニュータウンらしい様相が見える、地図で確認すると桂台と記されている。 この山からの眺めは”秀麗富岳12景”のひとつだそうだが、あいにく富士山は見えない。 雨上がりや冬の方が鮮明な景色が眺められるかもしれない。 出発のため立ち上がると登りはじめに見かけた男女のふたりの姿も見られる。 食事が済むと大体みんな歩きはじめる。下り道も込み合う、急ごう。 |
扇山への尾根道で・・・、余裕が感じられる
東への山道はやがて急な下りとなる。 ポールで足場を確認しながら時には左右の木々に掴まりながら・・・。 登ってくるグループがいる、おばちゃんが上がるのを待っていると先に降りてくれと言う。 呼吸が整わないようだ。 コタラ山を北に巻き、カンバノ頭の右を巻いて進む。 しばらく楽な道で余裕を感じながら鼻歌も出てくる、夫婦連れに先を歩かせてもらう。 小さなピークをいくつか繰り返すと疲れてくる、避けるため巻き道がつくられている。 右への巻き道へ入ってどんどん進む。 道が細くなり潅木が目の前を遮る。 どうやら道になっていないようだ、やがて本道へ復帰した。 道なき道は避けた方がいい、長いものもいるかもしれない。 何度も呼吸を整えながら急坂を上がりきると大久保山(1109m)だった。 |
扇山山頂から倉岳山あたりを眺む
大久保山で枯れ木に腰を下ろしていると、先ほどの夫婦連れが上がってきた。 先ほど巻いた道の話になり、引き返したそうだ、扇山へ向かい下っていった。 私も汗びっしょりのシャツ、肌着を着替えて下りはじめた。 やがて緑に覆われた大久保のコルを通過。 扇山への短い坂のあと緩やかな道を歩む。 山頂は先ほどの夫婦連れだけだ、2時少し過ぎ、今日はすくないのかな。 南側は少し展望が開けているが霞んでよく見えない。 かすかな山なみが走っている。 あれが次回のターゲット高畑山、倉岳山だろうか・・・ 大久保のコルに戻り、鳥沢駅への山道を下る。 |
鳥沢駅15時54分発!
一度通った道は覚えていなくても安心だ、短いジグザグを勢いよく下る。 途中で草花に一二度目をやるが、水呑杉、山の神、休みなく通過、40分ほどで梨の木平に着いた。 休憩とポールの始末、ハイキングシーズンの4〜7月になるとここまではバスが運行されるようだがバス停に時刻表は見あたらない。 ここからゴルフ場を迂回して鳥沢駅への道も50分。 長い曲がりくねった舗装道路を歩くのも暑い!! 駅前のコンビニに入る。 細いホームのベンチに腰を下ろすまもなく高尾行きの電車が来た。 |
ウオーキング
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