2004年春から、鉄道会社が主催するウオーキングに月2回のペースで参加している。
ひとつは最寄の京王電鉄が主催するもの、 もう一つは私鉄5社のリレーウオークといい、京急→東急→京王→西武→小田急と毎月二社間にまたがって歩くもの。
この2回のウオーキングについて「ウオーキング(in α and β)」として紹介している。
オーキング
04. 10. 1
ウオーキング(in [α and β] W)


2004年9月になり、夏の酷暑の時期を避けて開催される電鉄会社のウオーキングに参加した。


α:京王沿線ウオーキング「花と緑と歴史をめぐる」

兵衛川沿いをあるく
日時:9月11日(土)9時30分〜
北野駅→兵衛川流域→みなみ野の丘公園→法華寺→宇津貫公園→栃谷戸公園→磯沼ファミリー牧場→雲龍寺→椚田遺跡公園→めじろ台駅

この日も日差しは強く湿度もありムシ暑かった。京王線北野駅を9時30分にスタートし、湯殿川沿いの遊歩道を西に向かう。住宅街は日陰がなく暑さが厳しい、雨を予想して用意しておいた折りたたみ傘を日傘として使う。年配の女性はかなり日傘をさしているが、私はウオーキングでは傘を重宝している。帽子より影が広く出来、体に密着しないから風通しがよい。片方の手を取られる不自由さを上回るものがある。
湯殿川の支流兵衛川の側の歩道を歩き、JR横浜線のガードをくぐり、道はニュータウン「みなみ野」に向かう上り坂になる。国道16号が近くを走っているが、脇に入ったこのあたりは初めて通るところだ。
区画整理された住宅街を抜け「みなみ野の丘公園」に着く、この公園は以前「富士見」という名前だったが ニュータウン開発により変えられたそうだ。自然発生した名前も人間により強制的に変えられて残念な思いではないだろうか。 みなみ野の住宅街を抜け、まだ未開発の周りは畑や荒れ地といったところに法華寺というお寺がある。日蓮宗で元禄2年(1689年)に建立されたそうだ。山号を七面山というが通称「宇津貫の七面様」と呼ばれているところから称されるようになったとか。
近くの宇津貫公園の木陰で一休み。

遠くに高尾を望む
新しい住宅街を通り栃谷戸公園に着く。この公園は谷戸を利用して造られており稲田などもありかなり広い公園である。
公園を抜け道路に出ると道端にススキの穂がなびいているがまだ秋には間がありそうだ。遠くに高尾の町が見える、そうかあんなところに見えるのか。道路はニュータウン用に作られたものだ。その道路を左折し細い農道を下り、従来の町並みを抜け北野街道の小比企町交差点に出た。北野街道は時たま車で通ることがあり、小比企町交差点も通ったことがある。しかし今、進入して来た方ははじめてだ。
ミルクファームという牧場には乳牛が数十頭、飼育されていた。作りたてのヨーグルトアイス、ミルクアイスなどを食べさせてくれる。
ややしばらく西の方に向かうと雲龍寺というお寺がある。このお寺の五重塔は遠くから見たことはあるが、境内に入るのは初めてだ。
ちょっと驚いたことに孔雀が飼われていたり、幕末の大砲らしいもの、異国の彫り物などが並べられている。住職さんのご趣味だろうか。
椚田遺跡公園がゴールのめじろ台駅の近くにある。この公園は縄文期の住居跡で、1975年に発掘され、3年後に国の史跡に指定されたそうだ。

このウオーキング、次回は10月9日(土)京王相模原線・南大沢駅から都立小山田緑地などをめぐり京王堀之内駅まで。

β:私鉄5社リレーウオーク<西武練馬→小田急梅が丘>「秋の訪れ古寺をめぐる」

旧蚕糸試験場の門
日時:9月25日(土)10時30分〜
西武練馬駅→徳殿公園→平和の森公園→新井薬師→蚕糸の森公園→妙法寺→羽根木公園→小田急梅ヶ丘駅

スタートの西武池袋線練馬駅は我が家からかなり遠い。新宿経由で都営大江戸線にて練馬まで1時間半くらい。受付を済ませ恒例の自分の写真を撮ってスタート。
駅前の千川通りを渡り細い路地のような商店街を抜け、目白通りを横断する。このあたりは豊玉北という地名らしい、住宅が多くなった。
徳殿公園の脇を通ると中野区である。さらに南下を続け新青梅街道、西武新宿線・沼袋駅の近くを通り平和の森公園で休憩をとる。
気温、湿度が高く足回りにズボンがまとわり着くようだ。きょうは涼しいと思い長ズボンをはき、アンダーシャツまで着てきた。やはり半ズボンの方が良かったかな。
この公園には核廃絶を訴えいろんな展示物を並べた建物がある。

「私鉄5社リレーウオーク」と「進行方向」が記された貼り紙を見つけて進む、やがて新井薬師が見えてくる。道中の無事を祈り先を急ぐ。
道は中野通りに出て南に向かい、やがて右手に中野サンプラザ、中野区役所をみてJR中央線・中野駅の下をくぐり右折する。南西方向のそんなに広くない道、商店街をしばらく歩く。「新井薬師が中野区とは知らなかった」と声をかけてきたオバサンは結構足が早い。日頃トレーニングしているのかも。
妙法寺・祖師堂

青梅街道の東高円寺駅前の信号をわたって右折すると「蚕糸の森公園」である。暑い日はこういう公園が砂漠のオアシスの役目をするようだ。ウオーキングのパンフによるとゴールまであと5.5kmと記されている。行程のちょうど半分だ、人工的な滝の側で簡単な昼食をとる。ここは旧蚕糸試験場があったという。写真の門は当時のままといい、公園内にはしだれ桑など何種類かの桑の木が植えられている。

青梅街道を西に進み環七通りをわたり少し先の細い道に左折する。
やくよけ祖師といわれる妙法寺が見えてくる。「堀の内のお祖師様」と落語に出てきたこと、「鐘がボンとなりゃ・・・」は「野ざらし」だったかなどと思いながら。
また昭和43、4年だったか母方の祖父が上京したときここを訪れたことを思い出す。
山門には日蓮宗・本山と書かれていたが大きなお寺である。境内の祖師堂、本堂、日朝堂、二十三夜堂など駆け足で見て回る。

お祖師様を出ると後はゴール近くの羽根木公園しかない。ひたすらゴール目指してあるく、歩く、ウオーク。途中善福寺川に架かる堀之内橋をわたる、善福寺川の辺も歩いてみようかと思っているので様子見をする。車の渋滞した環七通りを南へ、京王線をくぐったところで右折、代田橋駅の側を通り和田掘給水所をグルッとまわって指示通りに進む。
ちょっと写真を撮っている間にスーッと追い抜いていった女性がいた。かなり足が速い、ちょっと油断すると距離が離れる。井の頭線松東松原駅の歩道橋を渡って羽根木公園へ、写真をとっているときに見失った。公園を抜けるとゴールの梅が丘駅が待っていた。

こちらのウオーキングは、次回10月30日(土)小田急・梅が丘駅から松蔭神社、駒沢公園を通って京急・立会川駅まで


ウオーキング