四季折々に咲く草花と出会い、あなたは何を語りますか？
幼き日のこと、少年少女の頃のこと、初恋と失恋、ときめきと失望
そして明日への祈り、遠い未来への夢・・・
花とおしゃべりをしながら、季節の花を水彩で描いてみました

４月の花

最終更新　２００３．４．３０

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４月３０日

シロツメクサ ハガキ（１５×１０cm）

江戸時代、オランダから送られるガラスの器の詰め物に使われたツメクサ。 白花をシロツメクサ、赤花をアカツメクサ。クローバーは、これらの牧草の総称である。 幸せを運んでくれるという４ツ葉のクローバーを　夢中になって探した子供の頃。 見つかればそれだけで　本当に幸せになれるように思った・・・ 大人になるというのは、夢をなくすという事なのでしょうか？ ４枚葉は、単に突然変異であって、そんなものを持っていたって幸運はやって来ない・・・ いつしか　４ツ葉探しもしなくなったが、ふと、見つけてみたくなったのは何のせい？ クローバーの３枚の葉は、希望、信仰、愛情の意味だとか・・・ 望み、信じ、愛せるならば、４枚目の幸運はすぐに見つかるようにも思いつつ。。。 ４ツ葉のクローバーは　幸せ運ぶ葉っぱちゃん 探してあなたに贈りたい 私はとっても幸せだから、あなたにそっと届けたい あなたに愛を捧げたい

４月２３日

クロユリ ハガキ（１５×１０cm）

♪　黒い花びら静かに散った　あの人は帰らぬ遠い夢・・・♪と、恋の悲しさを唄った　 水原弘さんの「黒い花びら」は、第1回日本レコード大賞（昭和34年) に輝きました。 この歌の黒い花びらは、何の花なのか知りませんが、 クロユリは恋の花で、愛する人に捧げれば､二人はいつかは結ばれるとか・・・ また、越中富山の大守・佐々成政の美しい側室の早百合は、 成政の嫉妬心から、いわれのない姦通の罪で吊し首にされたとき、 「私の亡霊が立山に黒百合を咲かせたとき、佐々家は滅びるでしょう」と言葉を残す。 その後、佐々家は衰運の一途をたどり、早百合の予言どおり、成政は切腹、家も滅びた。 クロユリには、そんな愛の哀しい伝説も残っています。 さて、クロユリは　恋の花？　恨みの花？ 花ことばも、「秘められた恋」　「執念深さ」など

４月２０日

チューリップ Ｆ４（３３×２４cm）

どんなに花音痴？という方でも、この花の名を知らない人はいないでしょう チューリップといえばアンデルセン童話の「親指姫」 そして、私は　アップリケを連想してしまいます。 １９７０年代の関西系フォークソングに「チューリップのアップリケ」という歌がありました。 ♪　うちが　なんぼはよ起きても　お父ちゃんはもう　靴トントン叩いてはる あんまり　うちのこと　かもてくれはらへん チューリップのアップリケ　付いたスカート買うて欲しい お父ちゃんも時々　買うてくれはるけど　うち　やっぱりお母ちゃんに買うて欲しい・・・　♪ この後、「みんな貧乏が悪いんや　お母ちゃん　なんにも悪くない おじいちゃんも死んだから　戻って来て欲しい・・・」と意味の歌詞が続きます。 このアップリケは、昔　ズボンや服の破れ、ほころびの補修にも使われましたが、 動物なら　クマ・ウサギ・犬・猫、花なら　ヒマワリ・チューリップが多かったようです。 物を大切に使う時代から、使い捨ての時代へと移り、今は少しリサイクルも見直されて また　このチューリップのアップリケが　補修用として復活する日が来るのかも・・・ 花言葉　「博愛」　「思いやり」　「正直」など

４月１２日

ツバキ ハガキ（１０×１５cm）

４月になって、お向かいの家の庭に　きれいな椿がたくさん咲きました。 昨年もこんなにたくさん咲いていたかなぁ〜　と思い、尋ねてみましたら 子供が小学校へ入学した時に、記念に頂いた苗が、こんなに大きくなって、 今年は　いっきに　たくさんの花をつけたとか・・・ ということは、ここに１５年間も生きて、お向かいさんのご家族を見守って来たわけですね。 花は育てるものですが、私たちも花に守られつつ・・・ 来年も咲いて欲しいと願いつつ、来年も元気でいたいと祈りつつ・・・

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