3度目の正直
午前中は、旅の疲れを癒し、午後からは 「セミサブマリン」 に乗船。 これは、グラスボートの親戚みたいなもんですな。 昨年これに乗ろうとしたら 「点検中」 だった いわくつきのものである。
今年のゴールデンウィークに、紀伊半島の串本へ行ったときにも 潜水艇に乗ろうとしたら 強風のため 「運休」であった。 ということで今回は、3度目の正直で やっと乗ることができた。
これなら、海に潜れない息子にも海底の様子を見せてやれるだろうと思ったからだ。
もうあきた
海底を見初めて30分もしないうちに
「もうあきた」 と息子
「おい、おい」
でもまあ、そうかもしれない。狭い空間に押し込められて同じ(ように見える)海をずーと眺めていられるわけがない。 亀やらジンベイザメなどが、水族館のように列をなして泳いでいればともかく、見渡す限りの珊瑚礁では、子供にはつまらんかもしれない。
すっちーと一緒
もう一度、大きい声で
「ねえ、もうあきたよぅ!」
「かえろうよぉ!」
近所の公園にいるわけではない、そう簡単にはかえれないのだ。
その声を聞いて隣に座っている、スチュワーデスのおねーさまがたが 「くすっ」と笑っていた。
そうなのである。このセミサブマリンの乗員10数名のうち約半数がすっちーなのだ。当然、このセミサブマリンの添乗員をしているわけではなく、オフでツアーに参加しているのだ。しかも我々がお世話になった便に添乗していたおねーさまがたであった。
妻が少し機内で気分が悪くなり、お世話になっていたので、こちらの顔を覚えられていた。
聞けば、例のテロ事件のせいで、飛行機が飛ばなくなったので 状況がわかるまで待機ということらしい。 スチュワーデスもたいへんなのである。
(つづく・・・)
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