ろんぐびーち
「はやくおよぎにいきたい!」
と息子。 昨日は、一日陸にいたため不満げであった。
「今日は、た〜っぷりおよげるからな」 となだめる。
そういっておきながら 昨年の石像のように 「がちがち」に固まった姿を想像し、「おめぇ、ほんとうに恐がらずにおよげるんだろうなぁ?」と つぶやく。
本日は、ロングビーチ&ジャーマンチャネルへいくのだ
いいねぇ
潮のいい日は、もっと大きな(ながい)ビーチが広がるらしいが、それでもなかなかであった。
「ねぇ、アイドルみたいじゃない!?」 と ロングビーチを背に写真を撮るカップル
「おい、おい」
ロングビーチはこちら →
振り返れば・・・ 痛い
その後、2箇所でシュノーケリングを楽しむ。 スキューバーもやってみたいなぁと思う瞬間である。 でも素潜りもいいものである。 注目すべきは、息子。 昨年とは、うってかわって浮き輪で快調に泳ぎを楽しんでいた。石像とは、大違いである。 本人曰く 「さすが5才でしょ!」 。昨年も 「さすが3才でしょ!」 といっていた。(注.8月生まれなんで・・) たぶん来年は、「さすが6才でしょ!」 といっていることであろう。 単純なのだ!
「さすが5才!」のおかげでわれわれもたっぷりと泳ぐことができた。
ぼーっと海の中にいると、どう表現していいか分からないが こころが溶けていくというか、す〜っとするというか不思議な感覚に襲われる。 これが海のとりこになってしまう理由の一つではなかろうか。
ぷかぷか浮かんだり、潜ったりしながら海に漂う。
あっというまに一日が過ぎていく
気が付くと・・・ 背中が・・・
DORAGON TEI
「いてててててててててててっ! 痛い!」
ぼけ〜っと海に浮かんでいたために、思いっきり背中を日焼けしてしまった。しかもお尻との境目、つまりちょうどベルトの位置! 悲惨である。 まさかパンツもはかずに過ごすわけにも行かず、少しでも痛みを和らげようと日焼けローションを塗る。
肩周辺は、気をつけて日焼け止めを厚く塗っていたが、腰周辺はうっかりしていた。
「ううぅっ・・」 と力なく うなりながらベットにうつむけに寝そべる。
息子の代わりに私が石像になろうとは、とほほ・・・
しかし、こうしてはいられない今夜は外食なのだ。「どらごん亭」までいかねばならぬ
なぽれおんくん ごめんね
昨年は、一度もホテル以外の食事を口にすることができなかった(昼を除く)。これが悔やまれて夜も眠れなかった(うそ)。 今年は、どうしてもいくのだ! と心に決めていたら、1年経ってパラオも観光化の波が押し寄せていた。
バスが運行しているのである。昨年のタクシーしかない状況とは大違いである。メーターのないパラオのタクシーは、初心者にはちょっと心細いものである。しかも昨年のように 「TAK−C」 なんていうパラオ英語(?)で書いてあるとますます心細くなる。
あとバスでうれしいのは、タクシーの運ちゃんの「営業活動」に抵抗しなくていいことだ、 「ショッピングセンターに行きたい」 などと言おうものなら、終わるまで待っててあげるだの、もっと安いところを知っているだの、いろいろな手段でタクシーを使ってもらおうとする。 なぐなぐ一味のように突発的な行動をする(というより予定をキチンと立ててない)者にとっては、「いつ頃買い物が終わるのか?」 と聞かれても こっちが 「さぁ」 である。
また、「終わるまで待っててやる」 といわれても、「そのまま夜まで帰らずに適当に食事をしてしまうかもしれないよ」 などと答えたいのであるが、お互いが片言の英語や日本語なので、うまく伝わらないのだ。
こうした会話をタクシーに乗っている間、延々と続けていると 到着するころには、(短い区間なのだが)ぐったりしてしまうのだ。 それがどうだろう。 今年は、無言の運ちゃんに 「はい」 と パスを見せればいいだけなのである。これは、便利なのだ。反面、地元の人々との会話が少なくなるのは、寂しい気もする。(わがままなやつだ)
で、話が横にそれたが、今夜の食事は「どらごん亭」である。
パラオらしい食べ物を食べたいということで、「ナポレオンフィッシュのから揚げ」、「ワス(魚の煮汁を煮詰めたもの)」、「タピオカ」、「ティムル漬け泡盛」などなどを食べる。 どれもこれもなかなか美味でした。
また、これも昨年はなかった(はず)パラオの地ビール。「レッドルースター」もなかなかいけました。
息子は、店の主人 「入慶田本(いりけだもと)」さん に割り箸の袋で作ってもらった、「箸置き犬」、「マンタ」、「指輪」に大満足であった。 また、宝物が増えたようだ。
ほろ酔い気分でホテルの部屋に到着、いい気分である。
そのまま いい気分で、ベットに倒れこむ、 ・・・
「痛い!」
いい気分、どころではなかったのである・・・ ううっ
(つづく・・・)
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