モンモン
それから延々とオヤジのお話は、続いていた。
目を閉じ、ひたすら眠りにつこうと格闘している内に、
オヤジも眠りについたのか、静かになった。
やっとおいらも眠ることができた。
途中、台風とすれ違うのを嫌い(当たり前!)
航路を迂回したため、30分ほど遅れたが、無事パラオに到着。
やっと眠りについたと思ったら
あっという間に起こされた。
どうやら台風の影響は、なさそうだ・・・
(その後、大ありであることに気づくのだが・・・)
キレイ!
機体の窓から覗く、懐かしい景色
4年ぶりのコロール空港・・・
なんて、思って(心の準備をして)いたら・・ アレレ!?
見覚えのない景色
なんと! 空港がリニューアルされていた。
あの、ほのぼのした雰囲気は、なくなり
空港前の駐車場も、
空き地のような泥だらけの露地から
白線もまぶしいアスファルト舗装に変貌を遂げていた。
サビサビの10人乗り送迎バスも
ピカピカの50人乗り観光バスにグレードアップ!
ハヤイ!
気の遠くなるような、入国審査、手荷物受取、税関なども
すごいスピーディになっていた。
(1時間 短縮!すごい やればできるのだ)
そのかわり、のんびりした島国ムードは、少し消えた残念。
(遅いと文句言うくせに・・・勝手なのだ)
ホテルに着くと、
チェックインもスピーディになっていた。
現地のエージェントの手際も良くなったのだ。
そのおかげで、前回よりも早くベットに入ることができた。
睡眠時間が長く取れた楽チン。
(それでも寝れたのは、午前3時半すぎだが)
ウマイ?
ツアーで旅行に参加するとよくあるサービスが
『ウェルカムドリンク』
以前、パラオでもこのサービスを受けたことがあるが
正直、 「いるか!」
である。
ボーっとしながら、入国審査を受け
さらに送迎バスの中で、うつらうつらしていた体に
ホテルに着くなり、
「トロピカルジュース」
は、いらない
ところが、今回のホテルでは
なっ、なんと!
これがまた、
「ウェルカムおにぎり」 なのだ!
これは、さらに 「いるかボケ!」
であった。
(機内食も食べてるのに)
ひとりひとりに手渡された、紙袋にはおにぎり2コと
ミネラルウォーターが入っていた。
部屋に着くと、このミネラルウォーターは ありがたく飲み
早々にベットにもぐりこむ・・・
むにゃむにゃ・・・Zzzz
やっぱり
目が覚めたら、9時すぎ
なんだかんだいって、4〜5時間は眠ることができた。
が、それでも眠い
(時差が無いので、時差ぼけしないのはありがたい)
バキっ!とおきれなくて
ベットの上で、うだうだ
のろのろ準備していたらあっという間に11時になっていた。
朝食券を見ると、朝食は「10時まで」であった。
せっかくの朝食を逃してしまった。
しょうがない・・・
「ウェルカムおにぎり」 でも食うか・・・
うへっー!
正直、まずい。
米粒には、うるさい わしら 「なぐなぐいちみ」
こいつは、ゼンゼンいけてない。
具のシャケも生臭い
1コで満腹になった。(というより、これ以上体が受け付けない)
コンビニのおにぎりのほうが、どんなにましなことか・・・
○ーソンよ! 今まで、馬鹿にしてごめんなさい。
続いて
少し落ち着いてから ホテル内を散策することに、 (こんな感じです。)
今回の 「パラオロイヤルリゾート」 は、6月末開業。
日本人の受付開始が7/14〜ということで
まだ、開業1ヶ月足らずの初々しいホテルなのだ。
新品の調度品に期待しつつ、
サービスのレベルにちょっと不安を抱きつつ(従業員が慣れてないのでは?)
うろうろする。
今回のツアーには、 『ウェルカムドリンク』 も 付いていた。
ウェルカム、ウェルカムと大歓迎の扱いなのだ。
今回のウェルカムドリンクは、到着時強制執行では なく、
券が付いていた。 助かったのだ。
こんなに文句を言いながら、
貧乏性のおいらたちは、ドリンク1杯無料券を握りしめ、
レストランに入る。
店内に入ると
「Wel?△○♪×△◆○× How?◆○♯♯×× ?」
と、話しかけられるが英語の苦手な、「なぐなぐいちみ」
にこやかな微笑を返しながら、席に案内されるのみ
どうやら朝食券を使用していなかったので
時間外だけど、食ってきな ということらしい。
ウェイターも日本人の扱いに慣れていない様子で
「わかんないけど、めしだしときゃ文句ないわよね。」
と、思ってたか どうだか知らないが
無難な選択をした様子だ。
こんなことなら
まずいおにぎりを無理して食べるんじゃぁなかった
と、後悔しながらちょっとおかずをつまむ
(なんとなく、断れなかった・・・英語苦手だし・・・)
それほどお腹も空いてないので、早々にデザートにチェンジ!
(バイキング形式なのだ)
デザートとコーヒーを、おいしく平らげ 店をでる。
さらにぶらぶらするが、
所詮ホテルの敷地内そんなにウロウロできる場所もない。
部屋に戻ろう。
サンセット
前回、最終日に 「サンセットクルーズ」 ツアーに参加した。
今回もチャレンジしようと電話するが
「海の状態がすぐれず、天候もいまいちなので
オススメしません。」
残念、あきらめる。
(台風の影響が残っているのだ・・・)
夕食の付いたツアーで、
運がよければ、ものすごくきれいな夕焼けが見れるはずであった。
前回は、キレイな夕焼けを拝めなかったので、再チャレンジ!と思って
申し込んだのだが、なかなか縁がないらしい。
3度目の正直?
今回は、3度目のパラオと言うことで
おいらたちとしては、珍しく同じ場所にリピートしている。
それだけ、ここが面白い場所であると言うことなのだが
さすがにこれで最後にしておこう
(他にも行ってみたい所いっぱいあるもんね)
と、思っていたらいきなり出鼻をくじかれた感じである。
気を取り直して
夕食を食べに行こう!
(時間は、うつろい 早くも夕食の時間なのだ。)
本日は、「鉄板どらごん」 である。
ご存知 「ドラゴン亭」 の2号店である。
1号店と異なり、こちらは、大人の雰囲気漂うお店で、
正直家族連れは浮いているかな
と、いう気がした。
また、南国モードなのか(時間が早かったせいか)
オーダーしてからかなり待たされた。
大人は、問題ないが小3の息子は待ちきれない様子であった。
コース料理がメインのようであるが、
小食のおいらたちは、ばらばらにオーダーすることに
サーロインステーキ(200g)、貝柱、野菜炒め、ポテトフライ
以上鉄板物
& トマトとモッツアレラチーズのサラダを箸休めにオーダーした
これだけである。
これにレッドルースタービール(パラオの地ビールですね。)
をチョイス。
鉄板焼きは、トマト(サルサ)、オキナワ味噌、にんにくしょうゆの
3種類のソースで賞味することができた。
おいらたちのお気に入りは、ピリからの 「トマト」 ソース であった。
実は、
おいらは、出発前から風邪気味で、体調不良であった。
食欲も無く、アルコールもビール一杯でおしまいであった。
今回、妻は好調で (飛行機内で倒れることも無く)
ビール&グラスワインを平らげていた。
そんな中、サービスとして 「ビーンズサラダ」 がやってきた。
豆類たっぷりのボリュームのあるサラダであった。
もう降参である。
お腹一杯・・・
早々に店を出る。
(こんな調子では、サンセットクルーズに出なくて正解だったかも)
ホテルに戻っても
ぐったりするわたしを尻目に
妻と息子は2次会を開催中。
「はっ〜」
私も一人で、風邪薬で2次会なのだ。 サミシイ・・・
しかし、
初日からこんな調子では、先が思いやられるなぁ
と、思いながら横になる。
それにしても、街の風景が一変していたのには驚いた。
街中を走る車の量が段違いで、
4年前には、錆びていない車を探すのが難しかったが
今では、錆びている車が逆に少数派となってしまっているではないか。
コロールの街中にも立派な渋滞がおきているし
そのため、のんびりとした雰囲気は消えうせ、
東南アジア諸国のような雑然としたガヤガヤした様子に
様変わりしていた。
便利さの代償に、いろんなものを失いつつある。
なんて、体調が悪いので、ついつい難しいことを考えてしまっている
自分に気づき
「いかん、いかん。明日は、遊ぶぞ〜!」
と、気合を入れるおいらなのであった。
南の島に来たら、ノー天気に過ごすのが一番なのだ。
(ほんとか?)
(つづく・・・)
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