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ウラウラぁ!チュコック
(06/07/24〜06/07/28)
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リストマーク  イヨイヨ

本日は、今回の旅程のもう一つのハイライト 「黄龍」 である。

またまた、早朝の出発。
7:00にホテルを出るため、5:30に起床する。
「昨日は、静かに眠れましたか?」

我々のとなりで朝食を摂っていた熟年夫婦に対して
ツアーの添乗員らしき女性が話しかけていた。



「眠れませんでした」


心の中でつぶやくオイラであった。


どうやら、皆被害者のようである。



リストマーク  グアグア

黄龍は、空港を挟んで九寨溝とは反対側に位置する。


食事を終えると、いざ出発!
また、あの 「ウルルン滞在記」号での長旅である。

我々3名を乗せた車は、
砂埃を巻き上げ、山間部の舗装路をぐあぐあと進む
もちろんクラクションを鳴らしながら、
左へ右へハンドルを切り、遅いバスやバイクを次々と抜き去る。
そしてもちろん、オイラたちより早い車には、
どんどん抜かれる。


途中で、標高4007mの峠で休憩。


息苦しい(気がする)




「ゼタイ、ハシラナイノガ、イイヨ」


ガイドのコウさんが忠告してくれた。



またここから、標高5588mの 「雪宝頂」 が望める。
いや〜、なんと言ったらいいのか
「威容」、「神々しい」 何かを訴えかけてくる山容である。


リストマーク  ドクドク

ここでもチベット族の攻勢に会う。


馬に乗らないか? と、言っているようだ
「5元」 (5本の指を大きく広げている)

首を振る我々

「2元」 (ピースをしてくる)


数秒でえらいディスカウントである。




のんびりと景色を眺めていたかったのだが
なかなかそうは、させてくれないようだ。




車に戻る



いかん、明らかに調子が悪くなった。
鼓動が大きくなる。
九寨溝では、なんとも無かったが4000m地点で
長居をしすぎたか。

黄龍までの 残り1時間半が非常に長く感じた。




リストマーク  モグモグ

黄龍に到着すると、息子が吐いた。
(ここは、3100m)



コウさんは、高山病だと言うが、半分は車酔いだと思う。
なぜなら、吐いた後は、炒飯を2杯も食べたからだ。

これから登山が始まる。少し、腹ごしらえが必要なのだ。

だが、ここでも5品の、大量炒め物料理が登場した。
本当に、料理人たちは、3人でこんなに食えると思って
いるのだろうか?

一品目の炒飯だけでも、直径30cmぐらいあるボールに
たっぷりとご飯が詰まっている。
5合ぐらいありそうである。


高山病ではないが、確かに平地のようなわけにはいかず
また、長時間、車の振動を受けていたためか
食欲は無かった。無理やり口に押し込む。




リストマーク  ハアハア


黄龍は、ハードであった。

昨日までの調子で、だらだらと登り下りがあるのかと
思っていたら、ず−−−っと登りであった。

持ち時間は、3時間半
最終目的地の 「五彩池」 までたどり着けなくても
2時間たったら必ず折り返してきてください、との事。


そうしないと、飛行機の時間に間に合わなくなるのだ。





息子の足取りが重い・・・

「高山病だ」 と言われた事で、精神的に参ってしまったようだ。

まさに、病は気からなのだ。
数分歩いて、酸素ボンベで呼吸を整える彼
今回のツアーでは、1人に1本酸素ボンベが支給された。
それを独り占めである。


確かに我々大人でさえ
この真夏の照りつける太陽の下、何の日陰も無い山道を登るのは辛かった。



「残念だが引き返すか・・・」



全工程の半分をちょっとすぎたあたりだろうか?
無理してもゴールには たどり着けそうに無い。
無理は禁物だ。


悔しさと安堵が入り混じった表情で、小さな肩がコクリとうなずく


「いつかもう一度チャレンジしよう」




だが実は、現在黄龍では
ロープウェイを建設中で来年には完成し、
あっという間に五彩池まで行ける様になっているはずだ。

今度来たときには、チャレンジすらできないかも知れない事を
この時、我々はまだ知らなかった。



リストマーク  フラフラ

16:00に黄龍を出る。




またまたまた車に揺られること1時間弱。

やっとやっと九寨溝空港に到着
空港のベンチで横になる息子
途中で再度、4000m地点を通過したせいか
今度こそ軽い高山病になったような気もする。




やはり高山病だったのかな
飛行機を降り成都に着いたら、顔色も落ち着き、復活した。

ちなみに機内食(?)は、
行きと同じくビスケット一袋(大)とミネラルウォータ
またまたカバンにしまいこむ。


リストマーク  パクパク

そして、あっという間に夕食。
やっぱり四川料理なのだ。

本日は、初日と異なり庶民的な店で
なんとなく日本の大衆居酒屋を思わせる内装で
実際に料理も日本風(?)の中華料理であった。


ここで食した麻婆豆腐は、大したことなく
正直言って妻の手料理の方が旨いと思った。
(初日の麻婆豆腐は、別格だね。
  今思っても、あれが充分食えなかったのが悔しいのだ )


ウルルン滞在記から戻ってくると
ここ成都がとてつもなく都会に感じる。
今日も初日と同じ、シェラトンホテルなのだが
このあたりは、高層ホテルが立ち並び中国の経済発展が
こんな奥地まで・・・と、驚きと寂しさの入り混じった心境である。
(初日は暗くて良く分からなかったのだ)



だがしかし、


初日と同じホテルなのに、こんなにアメニティが異なっていていいのか!

初日は、シャンプーも無かった、ティーセットも無かった。
中国のホテルは、こういうものなんだと思っていた。


なのに、


今日は、シャンプーもティーセットも、そして、子供のスリッパも あるではないか!
部屋のグレードは、変わったように見えないのに・・・

コチラ流・・・


と、無理やり納得させて、ベットにもぐりこむ。
疲れたのだ、あっという間に眠気が襲う。






・・・・・








あ〜!!



肝心の黄龍の景色を紹介するのを忘れた!!

こんな感じです。

オススメは、8月になってからかな
7月は雪解け水か少なく、水がたまっていない所が多かったです。

それにしても神秘的、自然が創った芸術作品に脱帽ですね。







(つづく・・・)

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