全員! 集合!
8:30に九寨溝のゲートに集合するため
ホテルを8:00に出るとの事
このため今日も早起き、6:30に起きる。
7:00からの朝食は、バイキング
量が自分で調節できてうれしいのだ。
(昨日までの爆裂盛皿攻撃には参っていたのだ。)
予定より早く、8:15に九寨溝のゲートに到着。
今日は、昨日までの 「うるるん滞在記」 状態とは、うって変わって
大人数での移動なのだ。
他のツアーの方々と合流してチャーターバスに乗るのだ。
我ら3人のマイペース旅程ではないので、気を遣い早めに来たのだ。
他のツアーの方々も続々と集合、
「それでは出発!」
え゛?
なんと!
来ていないヤツがいる、だって!
イラ イラ
結局、20人ものメンバーを30分以上も待たせる原因となった
そのおばさんは、悪びれることも無く、
ガイドを引き連れて合流してきた。
入場チケットをホテルに忘れて、取りに戻っていたらしい。
(九寨溝のチケットは、二日間有効なのだ。)
結局、9時過ぎにゲートイン
午前中の人ごみの少ないうちに散策するという作戦が
早くも崩れ去るのを感じながら
バスに乗り込む。
九寨溝は、手前(下流)を下にすると
上流が大きく2つに分かれる 「Y」 字型になっている。
まずは、その右手奥へ進む。
湖面が鏡のように綺麗な「鏡海」
映画 「ヒーロー」 のロケ地(ロケ池?)「熊猫海(パンダ海)」
などなど
バスに乗ったり降りたり忙しい。
途中、1時間程度歩く場所が数箇所あり
バスに乗っている時間より、歩いている時間のほうが多い感じ。
意外に疲れている自分に気づく。
(高所であることも関係しているかも)
ゲッソリ
「Y字」 の右手を見終わったところで昼食。
またまた、本日の昼食は、「あそこ」
ここしか公園内で食事をとる施設は無いのだ。
ここで中国人の恐ろしさを垣間見た。
本日は、昨日の2Fよりワンランク上の3F。
「VIP」 と書いてある矢印に従い 階段を上がる。
なのに、この醜態。
骨付きチキン、食べ終わった後、
骨が残る。
「あなたな〜ら どうする?」
皿の上に置かずに、テーブルの上に直に捨てる。
これが、コチラ流。
果物の種だろうが、なんだろうが、とにかくそのまま 「ぺっ!」 と
テーブルの上に放る。
円卓の向かいに20代前半の 「中国美人」 が座った。
「かわいいなぁ」 と思っていると。
「ぺっ!!!」
と、なんと床に唾を吐くではないか・・・
幻滅である。
ハラ ハラ
また、その美女が座った席には 確か中年男性が座っていた。
そして、その中年男性は食事を終えたわけではなく、
バイキング形式なので、おかわりを取りに行っただけなのだ。
なので、テーブルの上は、散らかし放題で
骨やら種やらが散乱していた。
その美女は、そんな状態を一向に介することなく
自分の持っている皿で 「ぐいぐい、ドン!」 と押しのけて置き、
平然と食べ始めた。
(しかも男性の衣服がイスの背もたれに掛けてあったらしく
それにも構わず座っている!)
こうなると、我々なぐなぐいちみは、食事どころではない。
次なるは、あの中年男性が戻ってきたときにどうなるのか?
に、興味津々である。
そこに 「じゃーん」 戻ってきました。
ドキ ドキ
自分の席がない、その状況に気づき、なにやらちょっと口論?があったが
特にトラブルに発展するわけでもない。
自分の衣服を取り戻しつつ、2つほど先に席があいたのをすばやく見つけ
さっと座る(奪う?)。
お互い様らしい。
いや〜
すごい・・・
(声にならない・・・)
ガツ ガツ
目の前の美女の食べっぷりを見ていると
あの 「千と千尋の神隠し」 のワンシーン
両親がガツガツ食べて、豚になるシーンを思い出した。
まさしくあんな感じなのだ。
あまりにもショッキングな映像に
小学生の息子は、嫌気を催し、食欲が無くなってしまった。
「はやく、この場を離れたい・・・」
息子の切なる願いであった。
ただ、逆にわれわれは 「おすまし」 になりすぎたのかも知れんなぁ
こんなことでめげていては、世界では暮らしてゆけないぞ
とも思いながら その場を後にするのであった。
モク モク
昼食後は、「Y字」 の左側へ
長海、五彩池などなど、午前中と同様に
バスの乗り降りを繰り返しながら
ひたすら 黙々と歩いた。
きれいだねぇ
ガイドによると、「秋」 の紅葉が一番
とのこと。
次回来るなら、秋だね。(来るのか?)
そのときはバスに頼らず、もう少し時間を掛けてじっくりと
歩いて回りたいなぁ
アジア系の人間が20〜30人くらいの団体で、
バスを貸切り、舗装道路をすっ飛ばしていく傍ら、
欧米人と思われる2〜3人組のバックパッカーたちが、
自然の中に通された、木の遊歩道を歩いていく姿が対照的であった。
「観光」 と 「体験」 どちらを求めてココに来たのか
の違いが表れているような気がした。
あのバックパッカー達の1週間の行程を
我々は、一日でこなす。
う〜ん・・・
ちょっと、バックパッカー達がうらやましい。
本日の写真は、こちら!
ゾク ゾク
ホテルに無事到着。
本日のディナーは、バイキング形式 (ほっ)
その後は、チベット族 (チャン族) のショーらしい
しかし、われわれはそのショーをキャンセルすることにした。
7:45〜21:00と長丁場だということ。
息子も疲れていたし、翌日はさらに長距離、高高度の場所
「黄龍」での散策である。
われわれの目的は、「ショー」 ではないのだ。
また、こういったショーでいい思い出がないのも一因だ。
年に一度のお祭りを毎日開催していたり、
ひどいときは、その地域のものではなかったりする。
パラオで見せられた、タヒチアンダンスショーは、いま考えても納得がいかない。
しかし、地元では人気なのか
他のホテルからも続々と人が来ていた。
(ここには、ショー専用のホールがあるのだ。)
また、ガイドの 「コウ」さんからも
「シンジラレナ−イ」 とは、言わなかったが
「ナゼ? ナゼミナイカ?」
を連発され、しまいには誓約書を書かされた。
「自分の意思で観ませんでした。返金も求めません。」
変なところで 「アメリカナイズ」 されているのだ。
確かにチケット代 (180元×3) は、大金だ。
最近は、返金を求める輩もいるのだろう
面倒な世の中になったものだ。
ドタ バタ
早々に部屋に戻り、こっそり (別にこっそりする必要はないが)
2次会。
それもさっさと切り上げ、
早々に床に着く。
予定であった・・・
が、21:00を過ぎたら
ショーが終わり、中国人たちが部屋に戻ってきた。
彼ら彼女らは、親類一同、大勢の仲間で来ているせいもあるが
部屋のドアがあけっぱなしのまま、であった。
(修学旅行のときと、同じ状態ですね、はい)
ショーの興奮も覚めやらぬ状態なので
大阪のおばちゃんの数倍のパワーを持っていた。
子供は、叫びまくるわ 走り回るわ
大人でさえも大声でしゃべっている。
ただでさえ、怒鳴っているようなしゃべり方をするのに
うるさいったらありゃしない。
しかも、ドアも開けっ放しなので、まる聞こえである。
電力状態が安定しないのか、ちょくちょく停電が起きる。
その停電のたびに子供が、幽霊の真似などをして騒ぐ
何のためにショーをキャンセルして、早寝をしているのだか・・・
ハアッ
眠れない・・・
眠れないついでに
本日感じた 「中国人像」 について整理してみよう。
1.並ばない
飛行機、バスなどの搭乗、乗車はとにかく押し合い、
横入りというよりアリが甘いものにたかるように
乗り込んでゆく。
2.写真、ポーズを取るのが大好き。
全員が、自分を 「亀梨くん」、「蝦ちゃん」 だと思っているかの様
3.場所を確保するために他を押しのける
写真を撮るためには、他人がジャマ。
何度、子供に押しのけられたか、実力行使なのだ。
しかもお礼を言うこともない。
アメリカに通ずる大陸系 「自己主張文化」 なのだ。
島国ニッポン 「あ、うん」 の国との違いをヒシヒシと感じた。
理性では、「文化の違い」 とクールに構えていても
うるさいものはうるさい、怒りがこみ上げてくる。
「ウガーッ! てめえらしずかにしろ!!」
と、怒鳴り込めない 「小市民」 「小日本人」 の
「なぐなぐいちみ」 なのでした。
ハァッ・・・
(つづく・・・)
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