中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
広瀬隆「資本主義崩壊の首謀者たち」(集英社新書) 2012年8月2日(木)
<その1> 3年前に出版された本であるが、最近読み返したためこの読書日記に記しておこうと思う。 広瀬氏の本は内容が難しく読みにくいところもあるが彼の主義主張そのものには引きつけられる。 以下本書よりインパクトのある箇所を要約して御紹介していきたい。 ◆株価が暴落したのは誰かが株を売ったから値段が落ちたのです。だから初めに売った人間の懐には莫大な金が入ったわけです。一体それは誰なのだろう。 ◆当時の株価は1929年9月3日に当時のピーク値381.17ドルだったのが、暗黒の木曜日を経て三年後の1932年7月8日には41.72ドルへ89%下落しています。そして1950年から始まった朝鮮戦争が1953年に休戦して、その翌年の1954年11月23日にようやく382ドルに到達しています。 要するにバブル経済の崩壊を回復するのに実に25年、四半世紀を要したのです。
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