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 副島隆彦「ロスチャイルド200年の栄光と挫折」(日本文芸社)
201286日(月)

 

 

<その1>
本書はヨーロッパの最大派閥であるロスチャイルド家の栄枯盛衰について綴ったものである。 イギリスからアメリカに覇権国家が移ったことは世界を支配する財閥が、ロスチャイルド家からロックフェラー家に移ったことを意味する。そしてまた覇権国家がアメリカから中国に変わろうとしているのが今日の状況である。 以下本書よりインパクトのある箇所を要約して御紹介していきたい。

◆歴史的にユダヤ人といえば「因業金貸し業」を営んでいたというイメージだけがある。が、それよりはもっと徴税請負人としての残酷な役割を担ってきた面が重要なのだ。

◆池田勇人首相が1961年にヨーロッパで日本国債の引き受けを依頼しに行った。この時に日本側が「明治時代に日本政府がロスチャイルド家から借りた借款の分は、古い話で事実関係が明瞭でないので返済できない。」というようなことを言ったら周りをズラリと取り囲まれた、という証言がある。 すなわち「借りた金はきちんと返せ」という思想で、このヨーロッパ金融ユダヤ人の原理はできているのである。


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