<その2>
◆今の世界(地球)をまだ支配しているのは明らかにアメリカであり、1870年から石油財閥として成り上がったロックフェラ−財閥である。証拠はたくさんある。ジョン・D・ロックフェラー1世は1870年にはスタンダード・オイル・オブ・オハイオを設立する。このスタンダード石油という会社を足掛かりにして彼はわずか20年で世界一の大財閥になったのである。
◆幕末に日本を強制開国させたのはベルー提督が率いたアメリカ海軍である。しかし南北戦争が起きてアメリカは一旦引き揚げていった。その間にロスチャイルド系のユダヤ商人達が日本にやって来て、三井高利が率いた三井財閥と組んだ。三井とロスチャイルドは伊藤博文と井上馨という明治40年代までの日本の政治の最高実力者を支援し操った。
◆尊王攘夷思想の強い影響が残っていた西郷隆盛を、謀略ではめて権力の座から引きずり下ろしたのはアメリカのロックフェラーである。
これが1877年(明治10年)の西南の役つまり士族の武力反乱であるが、日本最後の内戦となっている。スパイを送り込んで挑発して軍事暴走を起こさせたわけであるが、それを鎮圧するための武器、弾薬、軍艦、兵站を岩崎弥太郎(三菱財閥)が一挙に引受けて大儲けする。
当時の日本政府の国家予算の3分の1を三菱が受け取ったという。
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