中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
武田知弘「税金は金持ちから取れ」(金曜日) 2012年8月10日(金)
<その2> ◆日本には個人金融資産が1,400兆円あり、不動産などと合わせれば8,000兆円の資産があると推測される。 これに1%の富裕税を課せば概算でも80兆円の税収となる。資産の少ない人(1億円以下程度)を課税免除するとしても少なくとも20兆円以上になる。 震災復興費が 10兆円くらいと見積もられているので、その倍の財源がたった1年で得られるわけだ。 ◆「資産に税金をかけたりすれば金持ちが海外に逃げる。」富裕税を創設しようとすると、必ずこういうことを言って反論する輩が出て来ることは容易に想像がつく。 しかしこれは全くデタラメである。1%程度の税金を逃れるため海外に資産を移すことがあるだろうか。海外に資産を移すだけで資産の数%〜数10%は目減りするはずだ。 加えて海外で資産を管理すれば毎年数%以上の手数料が掛かるだろう。これらのことを考えると金持ちが海外に逃げることは現実的とはいえない。
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