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中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595

 

 武田知弘「税金は金持ちから取れ」(金曜日)
2012816日(木)

 

 

<その3>
◆今の日本の税制には「地主からキッチリ税金を取れていない」という問題もある。 固定資産税は住宅用の狭い土地(200u以下)に関しては通常の固定資産税の六分の一でよいという規定がある。ただし巨大マンションでも一戸当たりの住宅面積が200u以下には適用されるため地主の税金も安くなってしまうのである。

◆日本経済の最大の欠陥は、カネは沢山あるのにそれが国の中で回っていないことにある。 それは日本の金融資産の大半を一部の金持ちや大企業が握っているが、それを頑として社会に還元しないことにある。

◆高度成長期、高額所得者の税率は88%にも上っていたがこの高い税金を金持ちは払っていた。それでも日本の産業は大きく伸びたのである。

◆社会の大変動が起きた時、最も損をするのが金持ちであることは歴史が証明している。江戸時代の大商人の多くは明治維新によって没落したし、明治、大正で蓄財した人が昭和初期の金融恐慌によって資産を失し、没落したケースも少なくない。


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