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フリーランスSE

TEL. 090-3886-0760

〒933-0014 富山県高岡市野村深田町986-5

仕事の方針CONCEPT

仕事の方針

私の仕事の大部分は顧客と直接契約し上流から下流工程および事後のサポートまで一貫して受託したものです。狭義のプログラム作成だけではなく、調査・企画・提案・設計・プログラム作成・導入テストおよび事後サポートの開発全工程を通して従事することを仕事のやりがいとしています。そのため、システムの性質と規模および納期面で単独で責任を取ることができる案件に限定して受託しています。


メッセージ

私は、自宅を拠点にして、主に中小企業向け事務用業務ソフトウェアの受託開発を行うフリーランスSEです。1998年に独立開業し現在に至ります。

東京のソフト開発会社に就職、当時は一般的だった大型汎用コンピュータやオフィスコンピュータ上でCOBOL(コボル)というコンピュータ言語でプログラミングを行なったのが、この仕事に就いた始まりです。後に郷里に戻りメーカ系ソフト開発会社に転職し、パソコン上での「dbMagic」(※左記をクリックするとマジックソフトウェア・ジャパン株式会社のホームページが開きます)や「Microsoft Office Access(マイクロソフト・オフィス・アクセス)」(※左記をクリックするとマイクロソフト社の製品ページが開きます。Microsoft Office Access は、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です)による開発に転進しました。

結果的に、同じコンピュータシステム開発でも対照的な複数の世界を、10年に満たない短い期間で経験したことになります。苦い失敗も少なからず犯し、当時の上司や関係者に迷惑をかけたこともありました。一方で成功の喜びもあり、この仕事そのものの魅力を何度も味わいました。SEやプログラマーの中には敬遠する向きもある、顧客との時として泥臭い共同作業も全く苦にならなず、むしろ楽しさすら覚えている自分を発見したこともあります。

思い切って独立開業してからの年月はあっという間でした。ただ、「思い切って」という表現は恰好が良すぎるかも知れません。

会社員時代の私をご存知の方ならば一致した評価をお持ちだと思いますが、バブル崩壊後の長期不況でリストラの波が押し寄せる中、私には性格的にフリーランス以外の道は残されていませんでした。この仕事を続けるためには、覚悟を決めて独立開業するしかなかったのです。幸いにして、独立を相談した複数の顧客から契約していただき、独立即無収入という事態は免れました。逆に言えば、相談に乗っていただける顧客が複数いたおかげで独立開業を決心できたということです。この仕事をイロハから教えてくれたという意味で会社には恵まれましたが、独立開業を決心しフリーランスとして仕事を続けることができたという意味では顧客にも非常に恵まれました。

気が付けば会社に所属していた期間よりもフリーランスの期間が倍近く上回っていました。フリーランスであり続けたことに後悔はありません。今後も、自分で納得できる仕事を全うし、顧客のお役に立てるよう努力し続けます。


話は少し変わりますが、映画「ブレードランナー」はご存知でしょうか? フィリップ・K・ディックのSF小説が原作の、知る人ぞ知る名作中の名作だと私は思います。私の学生時代にこの映画は公開されたのですが、一度観て完全に嵌ってしまい、何度も映画館に通いました。SF映画は大好きなのですが、ベストワンは何かと聞かれたら迷わずこの映画を挙げます。(2017年10月27日、この映画の続編「ブレードランナー2049」が日本公開されました。早速観てきましたが、前作に匹敵する凄い作品だと思いました)
この映画のラスト近くに、次のような有名なシーンがあります。

名優ルトガー・ハウアーが演じる人造人間レプリカント(人間の能力を凌駕する、最新のネクサス6型)が、脱走レプリカントを始末する賞金稼ぎ(ハリソン・フォード)に逆襲してビルから転落する寸前まで追い詰めるものの、ぎりぎりの瞬間に賞金稼ぎを助けます。篠突く雨の中、戦意を完全に失い気息奄々の賞金稼ぎの前で、静かに座ったレプリカントが次のように語りかけます。 「俺は、お前たち人間が想像すらできないものを見てきた。オリオン座の近くで燃える攻撃用宇宙船、タンホイザー・ゲートの闇に輝くオーロラ。だが、そんな思い出も時がくればやがて消える。雨の中の涙のように…」。語り終わったレプリカントは、設計者である人間によってあらかじめセットされていた寿命がついに切れ、「死ぬ時がきた」と最後に呟いてこと切れます。

ちなみに、私のホームページのURLとメールアドレスの「nexus6」は、この映画から拝借したものです(※特定の商品名もしくは会社名とは全く関係ありません)。
それはさておき、「そんな思い出も時がくればやがて消える。雨の中の涙のように…」という台詞か、老齢に近づくにつれ、より強く心に響くようになりました。

もちろん、この映画の最大の面白さはこのような感傷的なシーンではなく、人間とレプリカントとの対決を通して”人間とは何か”という問いを心の底から揺さぶり出してくれることにあると思います。

人工知能(AI)や生命科学の急速な発展によって、この映画で描かれていたもの(レプリカント的な外見が普及するかどうかはともかく)は近い将来に実現するでしょう。人間と呼ばれる生命体も、その仕組みが解明され人工的に「進化」し始めるのか、人間以外のものに万物の霊長(と人間が自画自賛していた)の座を明け渡すのか、いずれにしても変貌していくものと思われます。”人間とは何か”という問いが現実を大きく揺さぶる日が近いのかも知れません。

閑話休題。


いつか時がきて、「雨の中の涙のように…」私の全てが消え去るまで、今の瞬間を精一杯生きたいものです。人間にとっては不条理な宿命が今の瞬間を愛おしく感じさせてくれるのかも知れません。
自分の言葉に酔い独りよがりになるのは滑稽なだけです。そのことは十分わきまえつつ、今の瞬間の仕事も他のことも愛おしみ大事にし、今の瞬間を明日に繋げ続け、最後の瞬間(認知能力を保ち自律できている間)まで生きることを全うしたいと思っています。


バナースペース

守護 恭平

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