99/12/24「クリスマスイブ」

今回は横着をして旅行記は固め書きを。

前日,ミョンドンをふらふらしたとき,雪がちらほらと降っていた。朝起きてみたら,降っているような降っていないような微妙な天気。到着する前に知人に聞いていた気温よりは暖かいのが助かるのだが。

この日は特に約束もないので,来る前からずっと写真を撮って回ろうと考えていた日。まずは朝ご飯(?)として,中華,チャジャンミョンを。店を出たら雪は見事にボタン雪となっている。気温が暖かめのため,こういうベタベタした雪になるのである。さぁ,こまった。これではさすがにあまりカメラを外に出す気にはならないが,それでは何をしに来たのかわからん,ということで,ちょっと考えて,持っていたビニール袋を使って即席のカメラ用コートを作成(笑)。ミョンドンを流していると,テレビの収録に出くわす。アナウンサー,出演者,などなどを撮るうちに雪も小ぶりになり,今度は別な被写体を求めてミョンドンを流してみる。そうそう,一人同じバッグの色違いを持っている人を見かける。あと,プレスなのか趣味人なのか(時間帯からして学生に見えない人だったからプレスなのかも?)わからないが,ニコンを持っている人を妙に見かける。うーむ。

大体回り尽くして,別な場所に・・・今度はチョンノに向かってみる。実はミョンドンではクリスマスケーキを売る売り子さんでサンタの格好をした子がカメラを向けるとポーズとってくれたので「そんなもんかな」と想い,似たパターンを探していたのだけれど,こちらは逆で,カメラを向けると物の陰に。これじゃしかたないっすー。あんまり面白いものもなくあっさりと次に。

今度はテハンノ(大学路)に行くことにする。ここも若い街だからなにかあるに違いない,と期待しつつ,ヘファ(恵化)駅を降りたが・・・何もない。うーむ,参った。バリアフリーを考える会見たいな人達が,拘束具をつけて,若い人に老人のつらさを体験してもらう,なんてことをしている。ボランティアの一人がピエロのメイクをしているのだが,レンズを望遠に切り替えて向けると,嫌がってしまう。しょうがないか。一回りしたがミョンドンほど成果は得られず。遅い昼食をここで「ソコギトッパプ」(韓国風牛丼)ですまし次の場所へ。

この日は写真が多いので3ページに分けます。
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ホンイクテ(弘益大)前に。ここは昨年の旅行で,アマチュアのライブを見た場所で,ここも若い。ぶらぶらと流していると野外ステージでサウンドチェックの音が聞こえる。行ってみるとリハの真っ最中で,どうやらアマチュアバンドっぽいロックバンドのライブと,あと,モデルを使ったパフォーマンスかなんかやるらしい。一脚を持ってきてないことを後悔するような暗さになるが,混み具合も相当なもので,持ってきていても使えなかっただろうな,これは。
ライブの方は・・・どうやらプロらしい(笑)。トップのバンドが始まるまで随分と待たされたが,最初のバンドは「イバルッショー ポルノッシ」(床屋ショー,ポルノ氏)というバンド。あぶない。韓国にもこんなバンドがあったかと思う。剥き出しの下半身と,韓国のロックを評した人がいたが,このアングラバンド,シモネタのオンパレードなのである。当然,アルバムは無し。出せないよなぁ,これでは。当局がこの歌詞を許さないらしい。(追記(2000/03/04):と思ったらアルバム出てる見たいです。公式ホームページ(ハングルフォント必須)はこちら。2000/03/14-19まで,渋谷で韓国のインディ漫画の展示会があり,そこに漫画を出展,アルバムの販売もありだそうで!)
モデルさんたちも,寒空の下,ご苦労様な格好である。が,おかげで,ここで随分とフィルムを使わせてもらう(笑)

が,暗くなっての手持ちということで,途中でフィルムを使いきる前に高感度の物に交換したのだが,フィルムのベロを残すための設定を忘れてしまい,泣く泣くベロを引っ込める。フィルムピッカーも無いし・・・さすがに20コマはもったいないので,日本に帰ったらどっかのラボで引っ張り出してもらおう。ホテルで調べたらCF2−1の設定で良い・・・これまで使ったことがないものはわっかりまっせん。(が,とりあえず全部設定してみるという手はあったなぁ。)

晩御飯を帰り道で食べる。安く「おでん定食」。

ちなみに,雪があがった頃から気温がかなり下がってきていたのと,一日中歩いていてかなり疲れて来たので宿で一休み。その後,日付が変わる直前くらいに近くの教会を目指す・・・ここでも,一脚を持ち出さなかった自分を呪う。(なんの為に持ってきたんだろう?荷物の下の方に入ってて面倒だったってのはあるけど・・・)

んで,現地のカメラ好きの人がMF機と一脚で撮っているんだが・・・マナーが悪くてむっとなる。こちらは,直前に,邪魔しちゃ悪いと一箇所ポイントを譲って別の場所に来たのに,今度はこちらが135mmを構えているところ(手持ちはきついのでベンチなどを使う)に80mm位のズーム(ということで,僕より近づいている)でこちらのレンズの前に入る。なんなのこれ?
やむを得ず反対側にうつるが,そいつ(結構なオヤヂ)もこちらの前にまた移動する。いーかげんにしろっ!
 

宿に戻り,コンビニで買った焼酎他で体をあっため就寝。

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さらに,深夜,日付が変わった直後のミョンドンの様子をこちらに。
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