Current News 13 Aug,1999
落ちないでね。 Che Tango,Che! vol.1

7月に上演された「チェ・タンゴ99」と、その後すぐスタートした(^^;)「ラ・カージュ・オ・フォール」について、吉野圭吾さんにお話を伺いました。

「ラ・カージュ」飛天公演についての掲載記事

ラ・カージュへ…
Jean-Michel〜大阪編〜

 

「Che Tango'99」 公演データ

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−「チェ・タンゴ99」に出演してよかったと思うことはなんでしょうか?
圭吾:いい出会いだったね。うん、出会いがよかった。大浦さんはもちろん、フリオでしょ、それから山田のケンちゃんに、シゲちゃん。メンバーに恵まれて…名倉(加代子)さんと、ケンジ中尾さんと…あと、鈴木(レイ子)先生、「ロコ」を振りつけた人なんだけど、鈴木先生と会えたことが、すごく嬉しかった。
本当に、みんなが凄く一生懸命だったんだ。なかなかこんな楽しい現場はないなあ、と思った。…面白かった。
タキシードとかで踊るのも久しぶりで。なんせ体が思いっきり動かせたことが、吉野圭吾にとってとても新鮮で(笑)、それが楽しかった。踊るってやっぱり楽しいね!実感しました。
そして「タンゴ」という世界にも少しだけ触れ…あらためて、なんて言いますか…こう、「一ヶ月やそこらでできるもんじゃない」と、思いました(笑)。でも自分なりのタンゴを踊りました!
−相手の脚を蹴ったり蹴られたりといったことはありましたか?
圭吾:ちょっとだけあった。でもやっぱり、怖がっちゃうんだ。怖がってるようじゃダメだね。蹴ってもいいぐらいに突っ込んでかないとダメだ、っていうことがわかりました。勉強になりました(笑)。

−いちばん難しかったナンバーはどれでしょうか?
圭吾:…やっぱりあれだね、クンパルシータ。少ししか踊らないけど、あれが一番気を使う。自分で大変だという大変さ加減はあれがナンバーワンかな。…あとはもう気持ちよくやってましたよ。
−「ラ・クンパルシータ」には何か設定があるんですか?
圭吾:なんとなくね。見たまま、あんな感じです。タンゴバーの妖しい女に…あの二人、フリオと大浦さんは友達どうしなんだよ。それにちょっかいを出す俺達が「そんなのタンゴじゃない」って言われて(笑)。…ヒドイんだよ。「なにそれー」とか言うんだよ、フリオ(笑)。俺から(大浦さんの手を)取ってく時、「なにそれー」とか、「タンゴじゃない、それー」とか。そう言って取ってくから、俺、けっこう傷ついてるんだよね(笑)。…それでも俺たちは、「ハン!じゃあお前はこれ、できるのかよ。やってみろよ!」って最後に踊らせて、で、「どうだ!」って終わる。…っていうストーリーです。
−ドラマがあったんですね。
圭吾:ええ。で、その後、次の曲の間中、俺ら舞台にいるじゃない。初めて観た時に「何するんだろう、何するんだろう!」って思いませんでした?「…えっ?帰るの?!」って思わなかった?俺、そう思っている人たちがきっといっぱいいると思って(笑)。
一応、俺のストーリーでは、あの曲を聞きながら、フッ…て袖の方を見たときに、また敵がいるんだよ(笑)。で、「…何だよ?」っていうことで、襟を正して「コラ!」って、向かって行く…っていうストーリー。
−また戦いがあるんですね。
圭吾:そう。あの後、また袖で。…でもフリオは大好きだよ?(笑)

一幕4曲目「ラ・クンパルシータ」

☆  ☆  ☆

月齢11.0 −「ラ・カージュ」名古屋公演のみどころはどんなところでしょうか?
圭吾:また新しくなった「ラ・カージュ」をぜひ、存分に堪能して下さい。前とは違ったっていうか、またひとつ先へ行った「ラ・カージュ」を見せられたら、お届けできたらいいなと。みんなそういう意識でやってるから、面白いよ。
そしてアンヌも変わり…それがまた全員にとって新鮮なんだな。いいんではないかと思いますよ!
−アンヌ役が変わったことで、お芝居にも変化が?
圭吾:うん、全然違うよ。それは「森奈みはるさんのアンヌ」として、その違いもみんなに観てもらえればね。

今回の演出の垣ヶ原美枝(みえ)さんていう人との出会いが凄く嬉しいんだ。なんか通じるものがあって。「以前はこうやってたから、こうしてください」とか、そういうところがないから。「こうしたほうがいいですよ」っていうことはあるけど、でもそこで、自分がそうしたくないって思えばそうしなくていいし、そっちの方がいいって自分も思えば、もちろんそっちでやるし。
そうやって…「作っていける」環境であることが凄く嬉しかったね。 「ラ・カージュ」という作品に、出られて本当に良かったです。

名古屋がすごく楽しみだね…ヨシノくんもどーなってるか(笑)。前より落ちたって言われないようにがんばんなきゃ。また、観るほうもね、新たな、新鮮な目で観てください(笑)。
−8月は一ヶ月間、お休みなしですね。
圭吾:…ないさ、そりゃあ(笑)。毎日、中日劇場にいるさ。みなさんいらっしゃってくださいね。毎日いますから!

8月1日にスタートした「ラ・カージュ・オ・フォール」名古屋公演、みなさんはもうご覧になりましたか?圭吾さんの言葉どおりいろんな面で新しくなった「ラ・カージュ」、飛天公演を観た人、観ていない人、どちらにとっても新鮮な驚きが待っていることと思います。ご覧になった方はぜひ、ご感想を「LETTER BOX」に放り込んでって下さいませ(^^)。

「チェ・タンゴ99」特集はvol.2に続きます。ロコや「天使の死」やフィナーレについては次回をお楽しみに!


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