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Johhny K Moritaka
2005.3.21 vol.25

九州の空白地域と呼ばれる福岡で地震が起きました。もう本当に日本中のひとが「いつ自分の身に起こってもおかしくない」と心構えをしているかもしれません。
日本最後の楽園での大地震
今回一番震度の大きかった場所は、僕の原風景でした。被害の出た玄海島から来た転校生、通った新宮高校、遊んだ砂浜――山と海に恵まれ、大きな街もあり、交通の利便性にも優れたこの土地は、おそらく日本で一番住みやすい天国ような街です。
何気ない会話の途中で「森高さん、何年生まれ? あっ本厄だ。うちは終わったんです。うふ」と嬉しそうに微笑むのは、今やナチュラルヒーリングの屋台骨、東京事務局のしーちゃんです。
僕は20年間そこで過ごしましたが、一度も体感地震を経験しませんでした。それもそのはずで震度5以上の地震を観測したのが、観測史上初の空白地域というのですから、あそこで生まれ育った博多っ子は初めて経験する地震だったわけです。みんなさぞ驚いたことでしょう。
誰もが「地震ってのはどんなものかな?」としか思っていなかった場所にも地震が起こったことで、既に大地震を経験している本州や四国、北海道のひとたちと同じ気持ちになったわけです。これで、もうどこで地震が起ころうとも、誰も「他人事」とは思わなくなるでしょう。
ただ、それを不安に思うのではなく、今こそ自分の出番だと、この世界に貢献できるチャンスと捉えられるくらいの気持ちでいてほしいと思います。
地球が怒っていることを真摯に受け止めて、では自分がすべきことは何なのか。先生が言うように、執着を払って、身辺を整理するのもいいでしょう。余計な物を減らすことは、精神的な恩恵だけでなく、環境にも優しいことです。
ここでも何度も言っているように、こころから争いの火種を消すこと、調和と思いやりの気持ちを育てること、そこから生まれる閃き、行動、できることはいくらでもあります。皆さんと一つひとつ前に進んでいきたいと思います。
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