ナチュラルヒーリング研究会
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Johhny K Moritaka
2005.6.18 vol.27

関西教室復活おめでとうございます(*^_^*) 河内のおっさんが「私も何世か前彫ってたことがあるようです」と力作の仏像の写真を送ってくれました。前世だったら「僕はこんなとぼけた顔の仏像は彫らない」と言ってやりたいのですが、今やパソコンの彫刻家?……(^_^;)。
家庭での大切なこと
20代半ばの友人二人と話している時のことです。
「家庭で3大欲求の性と食と睡眠だとどれがいちばん大切? 私は断然、性なの」
「その3つだったら食かな〜」という二人。
「どれがいちばんということじゃなく、バランスだと思うけど……君たちは若いからそういう答えで当然かもしれないけど、30なんか過ぎてくると、もっと大切なものができてくるよ」
そんな話をしていて思いました。僕にとって大切なのは「言葉」であろう、と。「やさしい言葉」が家庭に常にあれば、環境がどうあれ、その家庭は幸福に違いないと思えます。もし彼女たちが30を過ぎて、夫と朝の挨拶さえ交わさずに、職場に育児にと別れてしまい、お互いのこころが離れて暮らせば、現代の離婚率が示すように、家庭はすぐに崩壊してしまいますね。
言葉が大切なのは家庭の中だけではありません。会社でも学校でも、そして地域でも、全てのコミュニティにおいて、やさしい言葉を使うだけで、そこは平和になります。お互いが愛し合い、思いやるだけで、この世界は平和になるのです。
ですが、現代においてはどこを見ても、人々の口に争いの言葉が上っていますね。どうやったら人々のこころを憎悪ではなく、愛に変えることができるのでしょう。河内のおっさんが魂を込めて仏像を刻んだように、僕も、仲間たちの胸に仏を刻みたい――。
そこでまず言葉を変えることから始めました。常に、誰に対しても、ふとした何気ない会話でも、思いやりのない言葉は使わず、やさしい言葉だけを使うようにしたのです。また、相手が争いの火種を口にした時には、それを注意するのではなく、「僕だったらこう考えるけれど」とやさしい言葉に置き換えて伝えるように心がけました。
ひとは習慣で、棘のある言葉や非難の言葉を何気なく使うことがあります。そんな小さなことで、社会は少しずつ崩れていってしまうのかもしれません。逆にそんな悲しい言葉のない、やさしい言葉たちだけの会話を想像してみてください。教室の後のような、温かい空気が流れる光景が目に浮かびませんか。
先日も友人が言うのです。「私の考え方や言葉が悪いのは、男ばかりで育った荒っぽい環境のせいなんだよね。もっとやさしいことが言えるように気をつけるよ」
そんな言葉をもらうと、天から激励されているように嬉しくて、感謝するのです。
テクノロジーは発達し、チベットの修行者が瞬間移動して時空を超えるのと同じ事を、携帯電話とインターネットが可能にしました。この世界は色々な意味で進化しています。私たちのこころもそれに追いついていかなければいけませんね。
争いのない世界――それは夢だ、とはもう言いたくありません。
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