書名:風よ雲よ(上)
著者:陳舜臣
発行所:中央公論社
発行年月日:1999/12/18
ページ:388頁
定価:819 円+ 税
書名:風よ雲よ(下)
著者:陳舜臣
発行所:中央公論社
発行年月日:1999/12/18
ページ:400頁
定価:876 円+ 税
時代は明朝の末期、ポルトガル商館や倉庫が建ち並ぶマカオ南湾、大坂夏の陣の落ち武者安福虎こと安福虎之助は後の南海の大立て者鄭芝竜(鄭成功の父)と出会った。生き甲斐と夢を求めて、明朝の滅亡、清朝の勃興期の動乱の大陸へと乗り込んだ男達の運命を描く。徳川家光の時代。鎖国政策で大陸に取り残された男たちのロマンが大陸に弾けるスケールの大きな物語です。太閤の遺児、明朝の後裔それぞれを宿命をおった男、女の愛と夢想が交差する。陳舜臣は久々ですが、やっぱり面白い。一気に読んでしまった。