書名:いねむり先生
著者:伊集院 静
発行所:集英社
発行年月日:2011/4/10
ページ:410頁
定価:1600円+税
小説すばる2009/8月~2011/1月号に掲載された作品を加筆修正して単行本にしたもの。
女優だった妻夏目雅子が急性骨髄性白血病により命を落として1年。サブロー(伊集院静)はアルコール依存、ギャンブルに溺れ、壊れてしまった。そんなときにいねむり先生(色川武大)に出会う。いねむり先生という”大きな存在”との交流中で、いねむり先生と競輪・麻雀のために2人だけの旅行に出かける。作家でありギャンブルの神様、いねむり先生が与えた日々の思い出を自伝的小説として描いている。松山の名画座で偶然、夏目雅子がかつて主演した映画のポスターを見かけたときの描写は良い。
伊集院静の自伝小説「いねむり先生」ドラマ化
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/tnews/20130820-OYT8T00621.htm