書名:てるてる坊主の照子さん(上)
著者:なかにし礼
発行所:新潮社
発行年月日:2002/7/20
ページ:301頁
定価:1600円+税
書名:てるてる坊主の照子さん(下)
著者:なかにし礼
発行所:新潮社
発行年月日:2002/7/20
ページ:310頁
定価:1600円+税
なかにし礼といえば作詞家、数々のヒット曲も出しているが、60歳を機会に小説にも挑戦、なかにし礼の義理の母をモデルにした小説です。4人姉妹の上の二人はそれぞれの分野で超一流になった。でも下の二人はそれなりの人生、それは何故?そんな疑問を持ちながら照子さんの人生模様を描いている。なかなか楽しい、でもちょっぴり切ない。良人の春男がのんびりとでも決めるところきめる。そんな夫婦、4人の姉妹の出来事も面白い。グルノーブルオリンピックのフィギュアスケートに参加した石田治子長女、歌手の石田良子(いしだあゆみ)次女、4女はなかにし礼の奥さん。舞台が大阪、池田市、梅田、大阪人の生き方も興味が持てる。気楽に読める本だと思う。