Last update/2006年11月08日

■Favorite CD... (我が家のCD棚。)

N
NEW YORK / 鈴木 茂・松原正樹・松木恒秀・秋山一将・竹田和夫(1978)
このCDを知っている人はかなりいけますね。「エーゲ海」なんてのも知っているともっといけますね。(何せコズミック・サーフィンの別 バージョンがはいっているよーん)当時のスタジオギタリストによるオムニバス盤です。ほとんど書き下ろしですが、松原正樹の「ハード・タイムス」と今は亡き大村憲司の「MY ONE AND ONLY LOVE」なんてカバーが入っています。大村憲司のはちょっとヘッドアレンジでやっつけっぽいけど、フェードアウト間際のソロの切れ方は最高!実はこのレコード、キーパーソンがいます。教授こと坂本龍一氏です。ほとんどの楽曲に参加。松原正樹にいたっては編曲もいっしょにやっています。YMOが出るかどうかと言うあたりです。スタッフそっくりの曲ではこれでもかと言うほどリチャード・ティーしています。
NAT KING COLE / AFTER MIDNIGHT(1956)
何を隠そう私のNAT KING COLE暦は長くかれこれ30年にもなろうというもの。なんていっても途中のブランクが10年くらいありますが。最初に聞いたのはまだ小学校に上がる前。流石にそのころの耳には早かったようで、レコードのジャケットの中開き一面 にあったグランドピアノの上に横たわっている、胸とあそこを白い毛皮のようなもので隠しているだけのぱつきんのおねいさんの写 真もあいまって、(今はそんなことないけど・・・)なかなか入り込めなかったのです。しかしこの人ヴォーカルのイメージが強いのですが、ピアニストとしての腕前も抜群!そもそもピアニストでデビューしてますから。家にはNAT KING COLEのテレビショーのビデオ全7巻(6 巻そろえると1巻もれなくついてくる)があるくらい一時期はまりました。このビデオ恐ろしいです。まだ10代前半のビリー・プレストンがハモンドをかましてくれていたりします。とにかくこれはいい!
NATALIE COLE / UNFORGETTABLE(1991)
これ、はやりましたね。ジャズのレコードなのに。まっいいか。娘と父親の愛のデュエット、デビット・フォスターもよくやるよ。でもこれがあってケニーGとサッチモとか色々面 白いことをやっています。何が美しいって「モナリザ」のストリングスアレンジ!恐るべしジョニー・マンデル。恐るべしハリウッド。めったにコピーをしない私が珍しく採譜にいそしんだ数少ない曲です。おかげで完全4度重ねの大胆な動きを習得するに至りました。このナタリー・コールって昔東京音楽祭(TBS系)でグランプリとってますね。(アンディも昔出たことがあるとか)「ミスター・メロディー」。後半のスキャット、スカバスカバカバスカバー。この曲大橋純子のデビュー曲「シンプル・ラブ」の元ねたと私は信じています。
大宇宙無限力神 / 浪速エキスプレス(1982)
出た!浪速が生んだヒーロー。なぜ2NDを選んだか。いやいや浪速のCDは全部よろしいでんがな。どれをとってもよろしいでっせ。一番よろしいのは全部そろえてもらうのが一番ですな。この2NDはかなりお江戸を意識したタイトルをつけたりと日本征服に向けて着々と歩んでいたときです。結局ほとんどがお江戸にでてきたんですけど。私は東原力哉の野性味そのもののドラムが気に入っています。かっちょええ!。以前に赤鬼バンドなるものがありまして、メンバーが渡辺香津美、向谷実、バカボン鈴木、カルロス菅野、土岐英史、そして東原力哉。これでカシオペアの「朝焼け」をやったとき、カシオペアよりかっこよく聞こえたのは気のせいでしょうか。なんちって。
O

P
PAT METHENY GROUP / TRAVELS(1983)
パット・メセニー(本来の発音はパット・マシーニらしい、勿論”シ”は下を軽くかむやつね)は高校のときにいわゆる”サン・ロレンツオ”やら”アメリカン・ガレージ”は聞いてが、それほどはまっているわけではなかった。しかしこのアルバムが出て一気にはまってしまい、後は出るアルバム必ず買っている状況である。特に一曲目、これにはすっかりはまってしまい、9 分を超える曲にも関わらず何度も何度も繰り返し聞いたものでした。あのギターシンセの音はキーボードでは絶対と言っていいほど出せないニュアンスであり、あれで一つのキャラクターを創ったといっていいでしょう。余談ですが”Are You Going With Me?”のGoingをComingにするとって言っているHな人を知っています。
Q
QUEEN /A DAY AT THE RACES(1976)
私にとってのQUEENはこれです。「オペラ座の夜」でも「シアー・ハート・アタック」でもありません。何しろ最初に聞いたのが「手をとりあって」でしたから。中学2年のときに鶴光のオールナイト・ニッポンで聞いて次の日には(というよりその日のには)シングルを買い、数日後アルバムを手にしていたのは言うまでもなく、カセットにダビングして(個人で楽しむ目的でね)ラジカセを自転車に載せて聞きまくったレコードである。まあ、そこからさかのぼったりリアルタイムで新譜をかったりしていったが、一番の印象に残っているのはこれである。だからこれについてはあくまで個人的な感想である。とりあえず「THE GAME」まではもっているが、(MADE IN HEAVEN も)今考えると非常にゴスペルに近いスピリットを感じるのである。特にフレディー・マーキュリーの曲にはそれが強い。惜しくもAIDSという非常にこう言っては何だが、フレディーらしい亡くなり方ではあるが、個人的にショックは大きかった。マイルスの死よりも印象的である。私のやっているJAZZの番組でも追悼の意を込めて「ボヘミアン・ラプソディー」を放送したくらい、私にとって大きな存在である。2 ND も非常に大好きなアルバムである。
R
Roberta Flack / The best of roberta flack
年代的にはデビュー当時〜1991年辺りまでの選曲。当然あの曲やこの曲(解るかい!)。個人的にいつも思うのは、この人の「Killing me sotfly with his song」ってすごく誤解されている気がしてならないのです。あくまで私の勝手な意見なので聞き流して下さい。色々な人がこの曲を歌っています。でもオリジナルの良さを解って歌っている人ってそういないのですよ。
Rainbow / Long live rock'n'roll(1978)
今のメタルのベースになっているでしょう。「kill the king」。歌っている題材、楽曲の形式美、どれをとってもかっこよいではありませんか。惜しくもコージー・パウエルは亡くなってしまいましたが、永久に弾き伝えていかれる曲の一つでしょう。
Robben Ford / Talk To your daughter(1988)
それまでスタジオミュージシャンとしての一面が大きかった彼が本性を明らかにした、記念すべき1枚。それまで何かの機会に折りに触れてブルースを嬉々としてやっていましたが、 ここまで本性をあらわしたものも初めてでした。その、嬉々とやっていたブルースのファンだった私としてもこれは参りました。最高です。バックの Vinnie Caliuta も絶妙なグルーブを出しています。
S
SONYA / SONYA ROBINSON(1989)
ミス・ブラック・アメリカを誇るほどの美貌の持ち主のバイオリニスト。恐らくこのCDを知っている人って居るかしら。マイルスも絶賛。ウィントン・マルサリスに発掘された実力の持ち主。天がニ物を与えた数少ない人でしょう。今何をやっているのでしょう。当時の深夜 TV(11 PM)で紹介していたのをみて購入。なかなか良かったですが、その後さっぱり何をやっているのやら。もう廃盤でしょう。
SANTANA / AMIGOS(1976)
そう、哀愁のヨーロッパ。でもその外にもいい曲あるよ。ラテンの本領発揮ってのがいっぱい。これでラテン気質が自分にあるのが、分ったといってもいいでしょう。当時としては珍しいギターのコピー本も出ていました。私持っています。「GITANO」はその後モダチョキの「アルサロ。ピンサロ」と言う曲のねたになっています。世代的に同じですね。
SATURDAY NIGHT FEVER / OST(1979)
おりしもディスコブーム。ジョントラのデビュー。ビージーズの返り咲き。同じ踊れるといってもいわゆるブラック系とラテン系では演奏する方も、踊る方もお互いにかなり意識している感じです。映画の中でもそういうシーンがありましたが、数年前の三沢基地のカウントダウンのパーティーのときもラップものがかかっているときは黒山の人だかりで踊っていましたが、サルサがかかるとさっとひいて、ここぞとばかりに 2,3 組のカップルが踊っていたのを思い出しました。個人的にはビージーズよりもムソルグスキーをディスコにアレンジしたやつとか、kool & The Gang の「OPEN SESAME」(これすんごいかっちょええ)、M.F.S.B(何の略だ?ヒント、ミーシャのデビューアルバムのタイトルと同じってそのままやないか!)のやつとか、サントラの中の曲にしておくのがもったいないです。
STEVIE WONDER / SONGS IN THE KEY OF LIFE(1976)
これは避けては通れません。当時まだ20代の STEVIE。これだけのクオリティーの高い曲を創っていたこと自体脅威です。極め付けは「ISN'T SHE LOVELY」。当時シングルカットされていないのに、多くのミュージシャンによってカバーされたのもめずらしいというか、STEVIE の偉大さを物語っているのでは。ちなみにその後の「愛の園」のバックで歌っているのは今の西田ひかるです。クレジットをみてみましょう。本人も証言しています。
SONNY ROLLINS / EASY LIVING(1977)
数多くカバーされた中の一つ。STEVIE のを聞いたとき正直言って泣きそうになったのですが、同じく泣きたくなったのはこれだけです。それだけSONNYも偉大です。この人、ある意味で人を超越している様な気がします。感極まっているようでそうでもなかったり、でも素晴らしい。関係無いかもしれませんが「ISN'T SHE LOVELY」よほど特別な時でないと個人的にやりません。あしからず。野呂一生さんとセッションしたときもこれでした。彼もSTEVIE好きですから。
T
TURTLE ISLAND STRING QUARTET / THE SIDEWINDER(1991)
いわゆる弦楽4重奏の編成でJAZZをやっています。タイトル曲は車のコマーシャルでも流れていたので、覚えのある人もいると思います。選曲もなかなか広範囲で PAT MATHENY の「JACO」までやっています。なかなかグルービーです。それにしてもパートが4つでこんな音が出せるのはアレンジの勝利でしょうか(実際にはもうちょっと増えていますけど)。
東京スカパラダイスオーケストラ(1990)
個人的には衝撃的な彼等のデビューでした。打ち込みものが我が物顔で世の中を席巻している中、バンドスタイルでしかも極端な言い方をするとある種のハコバンを彷彿させるいかがわしさで出てきたのには、思わず拍手してしまいました。オリジナルも良いし選曲も70年代の歌謡曲等、その後の「モダチョキ」「東京マンボパラダイスオーケストラ」につながっていく先駆けになっていたと今にしてみれば思います。バンド自体はいろいろメンバーの死去を含める色んな事があったようですが、打ち込みではどうひっくり返っても出す事の出来ない、彼等の様に高い演奏技術とアンサンブル能力をもったメンバー出ないと出せない音はこれからも必要でしょう。打ち込みを否定するはけではありませんが、アンサンブルの一体感は演奏を通 じて出ないと味わえないスリクの様なものをもっています。なんちって。
TOMMY FLANAGAN / ECLYPSO(1977)
ジャズが勢いをなくしつつあるように感じられていた頃の録音。私がトミフラを最初に聞いたのは「サキコロ」。セント・トーマスのソロはよく聞きました。GIANT STEPS もこの人。トミフラもさる事ながらタイトル曲のエルビンが最高。この人、思いっきり行くときときちんとサイドに徹するときとバランスが最高ですよね。これを聞いたのがお恥ずかしいのですが 7,8 年前、でもこの頃からビートについてより深く考えるようになった一枚です。
U
U.K.(1978)
U といったらこれでしょう。当時パンクムーブメントに押されていたそれまでのプログレ勢がその対極の発想で結成したユニット。当時のインタビューでビル・ブラッフォードが「パンクは隣の野郎でも出来る。でも我々の音楽は誰でも出来るものでは無い!」と大見得を切っていたのを記憶しています。確かにこれはそう誰でも出来る代物じゃありません。その後の影響力と言う点では、パンクの方に軍配がどちらかというと上がるかな。でもどっちもどっちかも。私はこれより「Bruford」の方が数段好きです。
V
VAN McCOY / BEST
言わずとしれた70年代のディスコ・ミュージックを支えた「THE HUSTLE」。小学生の私の心を捕らえて離さなかったこの曲。私のインスト指向を決定付けたといってもよいでしょう。この70年代のある種のいかがわしさが好きです。個人的にはこの頃のブームを第一次ディスコブームと呼んでいます。この頃の曲は色々面 白いのがありますよ。そのうちね。
VICTOR FELDOMAN / FIESTA
80 年代中盤の頃のリリース。ゲストがチック・コリア等色々。いかにもというチックのシンセソロ。ダイアン・リーブスも良くこんな歌いにくいメロディーやってるなーと感心しました。この人マイルスのところではほんとにえらい目にあってますよね。ちょうどハンコックが入る頃で、ハンコックがきたから、後君は帰っていいよ、みたいな感じですよね。でもそれも分かるような気もするな。なんたってハンコックですよ。
W
Weather Report / Heavy Weather(1977)
しーどーれー、しーどーれそー(固定ド)で始まるいわゆる絶頂期のウェザー。特にジャコの成長ぶりというか充実度は計り知れないものがあります。これで人生を狂わされた人もたくさんいるとききます。「Palladium」のジャコのグルーブはもう目が回るほどのかっこ良さです。やっぱりリズムですかね。
WES MONTGOMERY / FULL HOUSE(1962)
いよいよモロジャズの登場!ウェスは勿論あのオクターブ奏法等演奏も良いが、楽曲の良さも特筆されるべき。 いっぱいいい曲を書いています。バックも当時の最高のミュージシャンを迎えてのライヴ。悪いはずかありません。オープニングのフルハウス。特に気に入っています。
THE SONG OF WEST SIDE STORY(1996)
サントラもありますがデヴィッド・パックのプロデュースによるトリビュートものといっていいでしょう。バーンスタインはポップスの方にも多大な影響を与えております。メンバーがとにかく豪華。若手から大御所・ラップからカントリーまで多彩 。特筆はジャズ屋さんとロック野郎のバトル。映画でも一番の山場、クール団とジェット団のバトルに引っかけて演奏でバトルしています。ジャズ屋代表はチック・コリア率いるエレクトリック・バンド。かたやロック野郎はスティーブ・ヴァイ率いるTOTO系セッショングループ。どっちがやられたかは聞いてのお楽しみ。
WES MONGOMERY / A DAY IN THE LIFE(1967)
ようやっとJazzが出てきたかと思えば CTI!そのうちね・・・でもCTIシリーズのバックはハンコックだったり、ロンカーターだったりちゃんとした人をつかっています。この中の「Watch What Happens」のギターのフレーズ(テーマからアドリブのまで一音残らず!)の詩を付けて歌っているのがあります。大野方栄(おおのまさえ)のデビュー作です。この人コマーシャルの仕事が多くて聞き覚えのある幼系(ってどんなやねん)の声です。他にもフォー・ブラザーズやスタンゲッツのラバカンにも付けてばりばりにヴォーカリーズしています。バックは何とカシオペア! 気が付いたら全然WESの事に触れていませんでした。別のCDでね。
渡辺香津美 / TO CHI KA(1980)
とにかくメンバーの活きがいい!そして若い!あたりまえか。渡辺香津美にとってもある種ターニングポイントになったCDでは無いでしょうか。スティーブ・ジョーダンのばねのあるしなやかなグルーブ、それに乗っかるマーカスのこれまた思わず腰の動き出すスラップ、今は亡きケニー・カークランドの渋いサポート。そのブラック勢にたいしてピーター・アースキンの正確なキープ、トニー・レヴィンのベース、と曲に合わせためんばーの配置をした、マイク・マイニエリのプロデュース。すべてにおいてバランスが取れています。曲もいい曲ぞろい。でもタイトルは香津美の犬のなまえ・・・まいいか。
渡辺香津美 / KYLYN LIVE(1979)
上のさらに一年前六本木 PIN INN であった坂本龍一と渡辺香津美の熱いセッション。メンバーもポンタをはじめジャンルに関係無く波長のあうミュージシャンが期間限定であつまって予想以上の音楽を作っていった記録。 小原礼のソロはメンバーを触発しています。これでもかと突っ込むプレイは大変楽しいです。
WOODY HERMAN / GIANT STEPS(1973)
この人も常に新しいものに挑んでいっている人ですね。何とジャイアント・ステップスをビッグバンドでやっています。でもここではやはりラ・フィエスタ!ピアノのアンディー・ラヴァーンは確かチックフリーク。リングモジュレーターをローズにかましてのいけいけソロはチック以上に切れています。
X
XANADU / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA &
OLIVIA NEWTON JOHN(1980)
X といわれて皆さん何を想像されたでしょう。ELO 名義のアルバムで、サントラです。半分が ELO、もう半分をOLIVIAサイドが担当。英米別 々の制作も珍しい。ELO はNHKでみてから(「OUT OF THE BLUE」の前ね)興味があったのですが、何よりOLIVIAサイドの曲に惹かれました。JOHN FARRAR のプロデュースです。特に「MAGIC」と「SUDDENLY」の2曲は隠れた名曲です。「MAGIC」の方は結構売れましたが「SUDDENLY」の方は本当に埋もれた曲です。しかもクリフ・リチャードと DUO。ほんとに SUDDENLY!でも映画は全然知りません。
Y
吉田美奈子 / EXTREAM BEAUTY
是は、とにかく「星の海」。この曲に尽きます。この曲をリアルタイムで聞けた事を本当に感謝します。清水靖晃のストリング・アレンジもぐっと来ます(この人ほんとにいい仕事しています)。この美しさをわからない人は、ごめんなさい。とでも言いたくなるような、なんとも言えない感動があなたを包み込むでしょう。
吉田美奈子 / IN MOTION
六本木 PIT INN が色々実験しながら盛り上がっている頃のライブにスタジオのオーバーダブを加えて仕上げたものですね。とにかく歌は抜群にうまいし、曲も最高、「愛は思うまま」なんかはスタジオバージョンよりずっとよい。 清水靖晃のサックスにホーンアレンジ。いけてます。是がもとで去年「EXTREAM BEAUTY」をやるはめになりました。人をそこまで動かすパワーを持っている数少ないCDです。
矢野顕子 / ごはんができたよ
数あるCDの中から選んだのはこれ。基本的に愛だの恋だのいっている歌より矢野顕子の世界の方が好きです。いってみればブルースですよね、ある意味で。だってそのまんま歌っていますもん。まあその奥に隠れているものは結局愛なわけですが。当時はLP2枚組だったのがCDでは1枚ですむのも得した気分です。この人実はメチャクチャピアノうまいっす。
Yngwie Johann Malmsteen / Concerto Suite for electric and
orchestra in E flat minor Op.1(1998)

たまに超絶技巧を聞きたくなってその当たりを買うときがあります。是もそうです。しかもクラシック作品としての楽曲という事もあって買いました。良く出来ています。何より本人のバッハを含めた一連のサウンドに対する敬意が びしびし伝わります。そういうのいいですね。今の自分があるのは影響を受けた人達のおかげです。 勿論、弦の上から下までいったりきたり!
Yellow Magic Orchestra / Live at Greak Theater 1979(1979)
数ある YMO(いも)の中でこれを持ってくるところがひねくれています。デビュー当初のアメリカツアーの(TUBES のオープニング・アクト)ライブ盤。ギターに渡辺香津美、サポートに矢野顕子、後ろに松武秀樹。素晴らしいメンバーでの演奏。テクノであっても演奏はあつい!発売当初、宣伝用のビデオがあって店頭で良く釘付けになってみていました。色々契約の問題があって香津美のギターが別 の「公的抑圧」の中では教授のシンセに差し替えされていたりしてましたので、この音源のCD化は待ってましたって感じです。香津美もソロで「ドナ・リー」をちょっとはさんだりしています。
YES / Fragile(1972)
その当時(とってもむかし・・・)勉強の為と思って買ったレコード。ちょうど色々面 白そうなものを買ってみては、当たりだったり、外れだったり。これは当たりですね。当たり前か。特に耳を引き付けたのはビル・ブラッフォードのドラム。ボンゾよりもジャズを感じました。勿論ボンゾもですが。
YUTAKA / YUTAKA(1988)
日本でデビューして、単身デイブ・グルーシンを尋ねてアメリカに渡りグルーシンの元で「LOVE LIGHT」なるソロアルバムでアメリカ、日本でデビュー。日本名、横倉裕。ピアニスト。当初から琴を導入したりしていわゆるLAサウンドに日本をブレンド。とりあえずGRPファミリーの一員として活躍中。今の松居慶子のはしりかしら。 でも、本人もいっていましたが当時(彼がアメリカにわたった当時)今ほどjapanバッシングも無く、直接デイブ・グルーシンとコンタクトが取れたというのはほんと、ラッキーですね。うらやましい・・・
Yellowjackets / Live Wires(1992)
ちょうどこの頃Trioの編成(今でもそうだが)が多くそんな編成でもコンテンポラリーな事もやってみたいと思って 参考にと買った CD。 冒頭のMCで「GRP Recording Artist YELLOWJACKETS!」と紹介しているのが妙に印象に残っています。なんかそういう所にすごくこだわっている気がします。この人達はスタジオ・ミュージシャンですよって。 昔、ロベンフォードも当初いました。色々メンバーチェンジをへて、ボブ・ミンツアーが入ったときはちょとびっくりしましたが、ラッセル・フィランテの方向には必要でしょう。昔渡辺貞夫さんのツアーで盛岡にもきてましたな。先のロベン・フォード、ドン・グルーシン、ジミー・ジョンソン(The 職人!って感じがするのは私だけ)、アレックス・アクーニャ(ドラムだよ)・スティーブ・フォアマンもいたかな。さすがに、みんないい仕事してますよね。スタジオだけあって。勿論いい意味でですよ。
野獣王国 / LIVE(1997)
いわゆるメジャーデビューの前にリリースされた自主制作のライヴ盤。2 枚組みでも恐らく入りきらないボリュームのライブを毎回爆発させているらしい。勿論このメンバーだからだたではすまない事はおおよそ想像が付きます。 お気に入りは、「哀愁のくじら」タイトルもらしいといえばそうですが、何より楽曲が良い!。そしてあの素晴らしいダイナミクスを伴った演奏。9 分という長尺(といってもこの中ではみじかいほう)を全然感じさせません。 電気楽器でこのダイナミクスは感動ものです。と言ってもちゃんと演奏すれば自然にそうなりますが、なかなかきちんと演奏している人は早々いません。個人的には東原力也に付きます。この人すんごいです。モロジャズ(トニー!)もばっちり。ファンクもエッチに。コンテンポラリーも平気に。ここまでやれる人はそういません。一度共演してみたい一人です。でも酒はちょっと・・・
Z
ZOE(1987)
といっても、殆どの人は知らないと思います。本名ゾーイー・ロレッタ・ヘイウッド。モデルや、ジョー山中のバックコーラスをやっていたそうです。アレンジャーは豪華で当時のCBSソニーお抱えの売れっ子3人集、三宅純、笹路正徳、鳥山雄司で固めた業界の癒着(失礼!)プロジェクトだったりして。でも、みんないい仕事しています。特に鳥山雄司アレンジのビートルズの「I WANT YOU」。これは絶品です。多分廃盤になっていると思いますが、これだけでも聞く価値はあるかも。中古屋さんでどうぞ。