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《9月1日(水)》

 今日はPUFFYのライヴに行ってきたっす。

 よく言われていることではあるんだけど、ライヴに実際に行ってより思いを強くしたことは、PUFFYというのは非常に優れたフィルター、装置なんだな、と。

 ある種マニアックなごりっとしたロックをやったとしても、非常にポップなものとして出力されるんですよねぇ。ここが一時期出てきてた「パフィーフォロアー」との大きな相違点なんだよね。
 その化学変化の過程が直接この目で見られるんだから、ライヴが楽しくないはずがないっす。そして楽しかったっす。

 座席はねぇ、ホールのかなり後ろの壁際で、なんだかあなぁという感じだし、しかも傾斜がなんか急でちょっと怖かったりしたんだけど。
 とはゆうものの、それはそれでバンドメンバーが一望できるし、別の楽しさが。ドラミングもバッチリみれたかんねー。しかし、古田氏がPUFFYのライヴでタイコ叩いてるとはしらんかったっす。

 何回もいうように非常に楽しかったんだけど、一曲気になったのがあって。それは「たららん」。
 私がこの曲がかなり好きっつう事もあるんだけど、どうもライヴ向けの曲じゃないよな。アンディ@腐っても元ジェリーフィッシュ(笑)っつう曲なもんで、これをライヴでやるんなら完全再現を目指すか、まったく違うアレンジでアプローチするべきだと思うんだけどなぁ。
 今回の演奏ではどうも中途半端で、この曲の持つドリーミーさが薄れちゃってるんだよなぁ。
 ライヴなりのよさがあればいいんだけど、なんだかさらっと流れちゃった感じ。自分が好きな曲だけに、ちと気になるよにゃ。

 それはともかく。

 今回のライヴで特に感じたのは彼女らの「歌の強さ」。
 「うーん、すっかりPUFFYはPUFFYだよなぁ」とかわけわからんこと思いながら、帰途についた私でした。

《9月2日(木)》

 ぼくはとある映画館、いわゆる最近流行りのシネコンってやつなんだけど、の会員になってるんですね。その特典のひとつに、何回かそこで映画を見たら、一回無料になるってヤツがありまして。
 それを利用して、本日「ホーホケキョ となりの山田くん」を見てまいりました。

 もうすぐ公開が打ち切られるらしいし、全然客はいないかなと思ってたら、10人ほどいたので驚いた(^^;。
 ひとりかも、とまで思ってたから。

 しかし、まあ、退屈な映画でしたわ、ぶっちゃけていうと。
 なんていうのかな、寅さんを見てるような居心地の悪さを感じましたな。別に、舞台が日本の家庭だからというわけではないけれど。
 とにかく、つかみのネタで笑えなかったのが大きいんでしょうな。そのあとずっと乗れないままだったなあ。
 映像表現とかは確かに面白いところはあったんだけど、映画が面白かったかとはまた別のはなしで。

 笑いの"間"が悪いように思います。なんせ原作は4コマだからほぼフリとオチのみなわけで、そうなると間が非常に重要ということすよね。基本的にはベタな笑いやし。
 天才いしいひさいちだからこそ生まれる笑いともいえるやろね。やはり映画化は無謀だったか。

 「山田くん」(今はののちゃんか)の笑いの本質をあらわしているキャラは、おばあさんであり、ポチであり、藤原先生なのに、あの扱いは勘違いも甚だしいですぞ。
 だいたい、あの俳句はなんだ。「いい話でっしゃろ?」と言いたいのかもしらんが、まったく不愉快。ちびまる子ちゃんでも明らかなように、ああいう形のはもはやパロディでしか存在しないのになぁ。

 と、いろいろ文句を付けてみたけども、いうならばこれは笑いに対する世代の差だという気はするなぁ。最初に書いたように、寅さんを見た感想に近いもん。
 やっぱ、これは正月映画にすべきだったんでしょうね>松竹

 主題歌はよかったけどね。

《9月3日(金)》

 いやはや、ましになったとはいえ、やっぱ暑いね。

 ニュースステーションに中田が出てたんで見てたけど、相変わらず久米宏は「言わせよう言わせよう」つうインタビューしますな。まぁ、それはそれで正しい態度だけどねぇ。
 でも、今日みたいにたいがい空回りするんで、見ててどっと疲れます。

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

麻耶雄嵩『痾』(講談社ノベルス)

◇あらすじ◇
 大破局のショックで部分的記憶喪失に陥った如月烏有は、寺社に繰り返し放火して回復を企る。
 だが焼けた跡には必ず他殺死体が発見され、「次は何処に火をつけるつもりかい?」との脅迫状が 舞い込む。

 誰が烏有を翻弄しているのか? 烏有に絡む銘探偵メルカトル鮎の真の狙いは? ミステリに遊戯する若き鬼才の精華!

(カバー裏より)


 前作の『春と夏との奏鳴曲』の感想でも書いたんだけど、この人のデビュー作の『翼ある闇』はかなり嫌いなんですよね、わたし。
 でも『……奏鳴曲』は好きだし、この『痾』(あ、と読むんですけど)も気に入ってるわけです。

 前作を読んでないとさっぱりわからない、つうか読んでてもよくわからない作品なんですけど、この「感覚」は好きだなぁ。
 筋というか、トリック自体は大したことではないんだけど、それが主眼じゃないしね。
 ある意味法月綸太郎と通じる匂いを感じるんだよなぁ。

 つっこんだ感想を書こうと思えば書ける作品だけど、めんどくさいんでこれでおしまい。

《9月4日(土)》

 今日は更新早いでしょ。現在の時刻17:20。

 今晩に夜行バスで東京へ出発だから、こんな時間に更新なのです。そうそう、今回はスケジュール的にいっぱいいっぱいなので、飲みは又今度ね(^^;>某氏。

 さて、さっき近所(でもないか)の本屋に行ってきました。そこはCDもあつかってたんだけど、もうCDはやめるってことで、新譜以外はなんと半額っつうおいしいセールをやってました。

 結構前からやってたみたいで、めぼしいものはなかったんだけどねえ(^^;。そうそう、まっきーのアルバムはまだあったっす。この店には回収に来なかったのか。

 いらねぇけど。

《9月5日(日)》

 とゆうわけで、朝早くに新宿に無事到着。しっかし、全然眠れんかったわ。久しぶりの夜行バス。

 友人と北千住にて合流し、群馬へ向かうんです。
 特急で行きゃ楽なんだろうけど、まだまだ時間もあるし普通電車で行くことに。

 で、やっぱこれが大変なんだ。わかってたけど。特に乗り換えがねぇ。やたらと待たされて。
 やっぱ特急料金を取るだけのことがある。っていうか、鉄道会社の思惑があからさまやわ。

 すっかり周囲は関東弁なわけで、異邦人としての自己を強く意識したり、でもべらべらと大声でしゃべってたり。

 群馬にやっとこ着いてから飯食って、えーと、何したっけな?
 いやぁ、コレを書いてるのは9月9日なんで、なんだかすっかり忘れてるっす。

 そうそう、地ビールを飲みに行ったんだわ。近くに、ってほど近くでもなかったけど、ブルワリーがあるらしく。
 なかなかにおいしくいただいたものの、眠くて眠くて、なんだかなぁ。

 帰って飯食って寝たさ。

《9月6日(月)》

 今朝はだらだらと、鶴を折ったりしていました。いやマジで、折り紙してたんですよ。
 折り紙なんて何年ぶりだって感じですが、やればできるもんですね。別にやる必要もないですか。

 えー、今日はその後、カツ食いに行きました。店頭のサンプルよりもやたらと量が多い店で、同行者のうち約一名は大変喜んでいました。後に彼はおおいに後悔することになるのですが、それはまた別のお話。

 そうそう、新しくできた群馬県庁の一般公開がこの日からはじまったそうで、見てきました。さすがに、きれーっすね。新築やけん、当然ぢゃ。
 眺めもなかなかに。周りに高い建物がないだけにね。もうちと晴れてたらより良かったんでしょうが。

 んでもって、夜はカラオケに行って来まちた。群馬でも、こっちとかわらんかったです。当たり前。
 でも、やっぱり1ドリンク制じゃなかったすね。関西だけという噂も聞くんですが、実際はどうなんでしょう?>1ドリンク制。

《9月7日(火)》

 なんと、今日は白樺湖で一泊することになってしまったのだ。一体どうしてこんな事になってしまったのか………。

 この日記を丹念に読んでくれているひとなら知ってるでしょうけど、先月の26日からの旅行の時も同じ所行ってんですよね。
 こんなすぐに同じ所に行く羽目になるとは………。

 今日は国立競技場で、五輪代表の壮行試合があったんでホントはそっちに行きたかったんだけどねぇ。結局無理矢理白樺湖に連れていかれました。

 とりあえず、上諏訪でひとり拾って、そば食って、霧ヶ峰を通って白樺湖へ。天気が悪くて、ぱらぱら雨が降ってたんだけど、すんごい霧で景色が全然見えなかったっす>霧ヶ峰。まさしく「霧ヶ峰」。
 こないだ行った時は、結構晴れてて見晴らしも良かったんだけどね。日によってこんだけ違うものなのか、と感嘆することしきり。

 宿に着いた後、近くの温泉へ。最近出来た建物らしく、かなり綺麗で広い温泉でした。気持ちよかったっす、異常に。

 飯食って、酒飲んで、寝。しかし、笑いすぎ………。

《9月8日(水)》

 横浜での日本代表−イラン代表の試合を見るために、私だけ朝に白樺湖を出発して、一路横浜へ。他の人々は今日一日パラグライダーやってんだって。へん、サッカーのほうがいいもん。

 横浜に着いて、天吉にでも行こうかと思ったけど、やっぱり勝烈庵にいく。なんか最近カツばっか食ってるな。
 で、近くにディスクユニオンがあるのに気づいて、当然レコードあさり。なんつうか、こうゆうことやってると、全然「旅行」って意識がなくなるんだよなぁ。普段からやってることと同じだからなぁ。すんげえ世俗的な。
 そのころパラグライダーやってた連中から電話が入ったんだけど、めちゃ他人事に感じてしまったのはそのせいでしょうか? 朝には合ってたんだけど、すごい昔に感じられてしまいまふ。

 ちなみに、このディスクユニオンではめぼしいものは結局みつからず。あ、某マイラバをようやく購入しましたぜ。

 そしていよいよ横浜国際総合競技場へ。このスタジアムは初めて行くんだけど、ちょっと駅から遠いかなぁ。初めてのせいかもしれませんが。
 しかし、でかいね。結局入場者数は35000人ほどだったそうなんだけど、めちゃめちゃ少なそうに見えるからねぇ。
 どうせだったらシドニーの最終予選もここでやったらいいのに。チケット取るのは国立よりは楽そうだもんね。とはいえ、みんなそうだと思うけど、国立には思い入れがあるので難しいところ。
 今回は指定席だんったんで、余裕でふらふら歩いてたんだけど、そこらじゅうでイラン人がやたらと気勢を上げているのを見て「うおー、やっぱ国際試合の雰囲気はいいよにゃ」とか思った私です。

 関西でももっとやればいいのになー>代表戦。

 でも、盛り上げるためかどうかわからないけど、試合前に会場内にいろいろとアナウンスがあったり、イベントがあったりしたんだけど、なんか「国際試合」って雰囲気じゃねぇよなぁ。まぁ、親善試合だから当然なんですけど。

 ところで、君が代は今回森川由香里が歌いました。しかし、この人選は何なんだ? 案の定、チョーいまいち(^^;。気分が盛り上がらないことはなはだしい。やっぱりもっと「歌唱力」のある人を選んで欲しいよなー。
 忌野清志郎だったら大盛り上がりだったんだろうけど、そりゃないか(^^;。

 試合自体については、TVや新聞等で見た人も多いでしょうけど、とにかくいらいらさせられること甚だしかったっす。
 呂比須がスペースを作っても全然だれも走り込まないし、細かいところでのパス回しが多すぎだし、バックラインと川口は何だかぎくしゃくしてるし。
 川口といえば、遅延行為でイエローを出された頃からどうも不安定になったように感じられました。失点も、彼のミスからだからなぁ。しかし川口って、こんなにハイボールの処理が下手なキーパーだったっけ??

 後半、柳沢と久保とのツートップは期待を持たせたけど、後半はチームとしてダメダメだったんで、なんの意味も無し。
 とにかく、走り負ける、競り負ける、ルーズボールは取られる、パスは読まれる、なぜかぽっかりフリーのイラン選手がいる、でもフリーの日本選手にはボールが出ない、と目も当てられない状態。負けなかったのが不思議なくらい。
 逆にイランからしても、そこまでいってなぜゴールできないんだといらいらしただろうなあ(^^;。

 MVPはアリ・ダエイでした。やっぱ存在感が違うよね。ボールを持ったらとにかく何かをしそうな、危険な香りがぷんぷんと。
 で、その賞品がサプリ3年分だとか。でも、MIPだった奥への賞品、キリンビール1年分の方が良さそうなのは気のせいか?(^^;

 引き分けだったけど、気分は敗戦。疲れた身体を夜行バスに押し込め、帰宅の途へと着きました。

《9月9日(木)》

 つうことで、今朝大阪に到着しました。

 んで、家に帰って今日記書いてます。つかれた………。ようやく書き終われます………。では、お休みなさい………。

《9月10日(金)》

 昨夜はWOWOWでナインティナインのコントライヴの模様が放送されてました。

 こりは毎年やってるライヴやそうで、確かに去年の9月9日にもやってました。うちの日記にも書いてます。

 で、あいかわらず、今年もつまんなかったっす(^^;。
 ただ、昨年と違うのは、途中で眠ってしまったこと。そんなわけで後半は見てません。

 だから詳しいコメントもなし。

 そうそう、新潮文庫のこの夏のキャンペーンの景品「Yonda?ストラップ」が届きまちた。2冊買ったらみんなにもらえるってヤツですね。
 思ったよりもなかなかにしっかりした出来で、いい感じ。

 でも、おれの携帯とはいまいち合わんのだよなぁ(^^;。


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