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《10月1日(金)》

 いやー、この2日間ほど久しぶりに日記の更新が中断してました。アップする前に力尽きていたといういつものパターンですが。

 さて、映画「ラン・ローラ・ラン」をみてきました。

 20分間に10万マルクを調達し、恋人の元に届けるため、ローラは走る!!
 ってのがストーリー。いやほんとにこれだけのお話。
 20分間という制限有りなのに、映画は1時間以上。それはつまり20分*3ということ。3回ストーリーが繰り返されるんですね。そしてそれぞれ微妙に違う展開をし、意外な結末へ導かれる、と。

 こないだTVでみた「スライディングドア」とちょいと感じが近いですね。

 で、感想は一言でゆうと「非常に惜しい佳作」。

 うーん、惜しいっす。3回ほぼ同じストーリーを見せるのにダレさせない工夫は買えるんだけど、どうにも大オチが決まり損ねた感じで。

 ラスト近くの恋人・マニのセリフが笑けるんだけど、オレが求めたのはそういうのじゃないんだなぁ。やっぱほら、こういう展開っつうかお話だったら、もっと伏線とか、何でもない登場人物がかちかちとはまって欲しいジャン。
 少しはそうなりそうな感じだっただけに、それで突っ走って欲しかったなぁ。うーん、あとひとひねりが。

 もちろん予想通りにいくことを願っているわけじゃないんですけど、それならば予想を超えたものをみせて欲しかった………。期待が少し大きすぎたかなぁ。

 とか、くさしてるみたいですが、面白かったっすよ。音楽もテクノがなかなかはまっていて、さすがドイツとか感じた私です。

《10月2日(土)》

 突然ですが、今日からISDN導入とあいなりました。

 いやー、やっぱめちゃ速いねー、ってゆうほど体感速度は感じられないんですけど(わたしゃテキストが主体のページをよくまわってるからねー)、おっきいファイル落としたりするのはやっぱ違いますねー。

 でもそれよりもなによりも、「音」が聞こえるようになったってのが、個人的には大きな違い。
 というのも、うちのパソの場合、通信中は音が出なかったんですねー。例のMWAVEとかゆうやつでさ。

 そんなわけで、通信中の警告音とかにやたらとびびる今日この頃。うーん、これがまるちめでぃあなんやねー。

 さて

 ベックの新譜が11月にでるそうで。次はどう来るんでしょうかね。楽しみですね。とかいいつつ「ミューテイションズ」は持ってないんですけど。
 「オディレイ」ほどの「変革」を求めるのは酷なのかも知れないけど、"次"を見せて欲しいよねぇ。

 でも、ほんとは同じ頃に出るイアン・ブラウンの新作の方が私は気になるなんて事は人には言えません。ええ、言えませんとも。

《10月3日(日)》

 先日関西ローカルの番組「安楽椅子探偵登場」つう番組があったわけです。

 くわしくはこちら。簡単に言うと、「犯人当て」ドラマです。しかも問題編だけ。解答編は来週放送するそうで。
 原作はその筋ではチョー有名な綾辻行人と有栖川有栖とゆうごっついメンバー。つうか、はよ次の館を書けってかんじですが>綾辻センセー。

 で、この「犯人」を当てたら1名に30万円当たるっつうんだから、こりゃ気合いも入るってもんですわ。

 そういうことで、今日はじっくりビデオをチェック。
 一応めどはついたものの、どこまで論理的に導けるかというのがちょっと………?

《10月4日(月)》

 うーむ、めちゃ部屋がちらかってますなー。なんとかせねば。

 ナインインチネイルズの新アルバム購入。感想は後日。もうちょっと聴き込んでから。

 しかし、突然涼しくなりましたねー。つうか、寒くなりましたねー。ちょっと極端ですにゃ。冬服も早々に出さなくちゃ〜。

《10月5日(火)》

 SPEEDは宇多田ヒカルに殺された。

 「宇多田ヒカルの登場で、“本物”とされていた歌手はダメージを受けた」とか近田春夫氏が言っていたのを思い出しますねー。
 実際、宇多田ヒカルの爆撃後の焼け野原に残ったのが、鈴木あみと浜崎あゆみっつうぺんぺん草のみだった、という現在のシーンをみると、それも確かなことと思えますな。

 SPEEDが「本物」であったかどうかはともかくとしてもだ。そして、宇多田ヒカルが「本物」かどうかもともかくとして。

《10月6日(水)》

 2000円札ですか。

 2000年に2000円札発行とは究極のオヤジギャグですな。時はまさに世紀末〜(c)TOM☆CAT

 個人的には、2000円札よりも、3000円札のほうがいいっすねぇ。理由:CD購入時に便利だから。

 自動販売機とかはどうなんでしょうねぇ。詳しい機構は知らないけど、簡単に対応できるものなのでしょうか?
 1000円札のみって自販機が増えそう(っちゅうか、今もそれがほとんどだけど)な気がしますけど、1万札、5千円札と違って金額が低いぶん、2000円札はわりと手元にありそうだから、不便度が上がりそうだにゃ。

 ところで、お札に描かれる絵は誰になるんでしょうかねぇ。昨今の風潮からして、やっぱ天皇がらみなんでしょうか(^^。

 ボクのまわりの人の間ではほとんどが「いらない」という意見でしたけど、こういう一般人レベルでいらねーと思う法案こそが通っちゃうのが現在の政権の特徴だから、今回も実現するんでしょうねぇ。

《10月7日(木)》

 CAUTION!! 錦織一清、せんだみつお化進行中!!

 さて、昨日の日記で書いた、2000円札に描かれる画のことなんですけど、首里城・守礼門だそうで。各方面からの突っ込みありがとうございました。
 しかし、首里城だとはそれはそれで狙いすぎてる気もしますなー。

 とゆーことで、最近読んだ本の感想。

クィンティン・ジャーディン『スキナーのルール』(創元推理文庫)

◇あらすじ◇
 聖ジャイルズ大聖堂前に置かれた弁護士の首。それがエディンバラを震え上がらせた、"ロイヤルマイルの殺人鬼"の最初の犯行だった。
 第二の犠牲者は名も知れぬ浮浪者。彼はガソリンを浴びせられ、黒焦げになった。女王陛下の訪問を前にして厳戒態勢が続く中、ついにパトロール中の巡査が犠牲となってしまう。
 プロフェッショナルとしか思えない鮮やかな手際を誇示する殺人鬼に、スキナー警視正はどう立ち向かうのか?

 そして、連続殺人の陰に潜む、想像を絶する陰謀の影! スコットランドを舞台に展開する警察小説、スキナー・シリーズ第一弾。

(文庫扉より)


 シ−バチ、トシオ・ヨバツ、シライ・ヨバツ。

 コレって何だかわかりますか? この小説には割と重要な役どころとして日本人が出てくるのですが、彼らの名前がコレなんです。
 トシオ・ヨバツは、まぁ認めるとしても、シ−バチって何なんだ? 何を聞き違えたら、こんな名前になるんだ?

 お話としては、いわゆる警察小説かとおもいきや、壮大な世界的な陰謀話になっちゃって、最終的には格闘アクションになるという何だかよくわからないもの。
 シリーズ化されているんですけど、いったい続編のストーリーはどうなってるんだ?

 主人公のキャラがやたらと正義漢だったりするあたりに抵抗を感じるものの、このわけわからない展開が生む迫力に飲まれちゃって、ページを繰る手も結構進むんですな。
 要するになかなか面白かったということなんですけど………。

 やっぱ登場する日本人がねー、「サムライ」とか普通に出てくるし。まぁ、よくある二ホン勘違い系ではあるんですけど、作者が気合い入れて書いてるだけに、こっちとしちゃ腰砕けになるんだよなぁ。

 こういうのって、訳者はどう思ってるんでしょうかねぇ。でも、それを変えちゃうと「超訳」になってしまうんでしょうか。

《10月8日(金)》

 明日から地元の祭なんですよ。

 正確には地元じゃなくて、隣町なんですけどね。ホントの地元の祭りは先月。
 ウチの家は隣町との境目くらいにあるもんで、そっちの祭りの方がある意味近いんですな。

 そんなわけで、予行演習ということもあって、今日からだんじりがうろうろしてるんですよ。

 うーん、この太鼓の音を聞くとやっぱ燃えますねー。隣町だけど。

 だんじりつっても、岸和田ほどは激しくないんですけどね。でもヤンキー度はこっちの方が高いかもしれん(笑。
 町に広がる酒臭さはいい勝負か?

《10月9日(土)》

 そーゆーことで、今日は祭。

 しかぁし、それに背を向け私は一路京都へ。サイキックミーティング@京都円山野音。

 うー、なかなか怖い話が聞けましたねー。ここではとても書けない………。
 終わりの方はちょっと、いやかなりぐだぐだだったけどね。

 そのあと、焼肉&カラオケっす。酔っぱらい。

 で、です。

 そう、本日はサッカー五輪予選があった日なんです。ビデオにとっておいて見たんですけど、まったく情報を入れないで見たこともあり、いやー、すげぇ胃に悪いわ。やっぱこうゆう予選はしんどいっすね。

 なんつっても、グランドがかなり悪そうで、なんでもないところでミスがでるから、ひやひや。
 カザフのシュートもペナルティエリア外からとはいえ、ちょうどGKの手前でバウンドするボールってのがいやらしいっす(^^;。さすがホーム。よく、わかってる。

 で、やっぱ目立ったのは中田ですなー。パス出しよりも、ドリブルだとかシュートとかの前がかりな感じのほうが印象に残りましたが、やっぱ気合い入ってたのかな?

 まぁ、何にせよ、一番厳しいと思われてたアウェーのカザフ戦でいい結果が出たんで、さくっと予選突破決めてほしいっす。
 ボクが見に行く国立のカザフ戦より前に決まっててほしいっす。体に悪い………。

《10月10日(日)》

 祭りを見に来る友人を迎えに行ったついでに寄ったCD屋で、長い間さがしてた「シックス・ストリング・サムライ」のサントラを発見、保護。

 いやー、やっとみつかったっすよ、このCD。
 「シックス・ストリング・サムライ」つうのは今年の3月に見た映画なんですけど(詳しくは
当時の日記をみてちょ)、音楽が重要なファクターでして、かなりイカレおバカなんですな。
 それはともかくとして、そん時に映画館にはサントラは売ってたんですけど、ついつい買い逃してたんですよねー。そしたらその後どこのCD屋行っても無いんだ、これが。めっきり後悔。

 で、ようやく本日ゲットと。

 サントラの内容は、なんつうんですか、ネオロカビリーつうんですか、サーフィンっていうんですか? そういうのがベースのちょっと前流行ってた(まだ流行ってるのかな?)音楽がメインなんです。
 ちがうジャンルの曲もあるにはあるんですけど、それをいっちゃうと映画自体のネタバレになるかもという困ったCDです。

 サントラっていうのはどれでもそうなんですけど、どうしようもない曲も混じってるわけで。でも、記憶の中の映像を補完してやれば聴けるようになるってのが、サントラの良いところでもあり、いまいちなところでもあります。

 で、この「シックス・ストリング・サムライ」も多分に漏れず、曲によってやたらばらつきがあるんですけど、そのダメさ加減が映画自体のダメさ加減と相まって、マイナス*マイナス=+とゆうわかったようなわからんような良い効果を及ぼしてるんですねぇ。

 そんな「シックス・ストリング・サムライ」ですけど、最近ビデオ化されたんで未見の方は是非、見て死ね。ものすごく人を選びます。


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