▲2001〜2002 Before page! |
▼2003 |
THE CHRISTMAS SONG / STACEY KENT (CANDID) |
★★★★★ |
ステイシーケントのクリスマスマキシです。 良いに決まってますね。 選曲も"HUSHBYE MOUNTAIN","THE CHRISTMAS SONG", "VIOLETS FOR YOUR FURS"と、しっとり系。 クリスマスソングと云うよりもクリスマスを彩る曲を選んだ感じ。 旦那のジムトムリンソンのテナーもいたわるように優しく絡みます。 是非フルアルバムもお願いしたいところですが、 3曲くらいをサラッと聴く方が良いかも。 |
THE SECRET OF CHRISTMAS / CONNIE EVINGSON (MINNEHAHA MUSIC) |
★★★★★ |
ガッツレーベルで取り上げられて露出度も上がっている コニーエヴィンソンの実力が良く出たクリスマスアルバム。 比較的マイナーなクリスマスソング中心に組み立てられてて、 それぞれの曲の料理の仕方が実に見事。 自ら歌詞を補作したモーダルな"CAROL OF THE BELL"や チャイコフスキーの"胡桃割り人形"(!)などでは、 アレンジの楽しさで飽きさせない工夫もしてる一方で、 "THE CHRISITMAS SONG"や"SOME CHILDREN SEE HIM"など、 しっとり唄うところではちゃんと唄ってる。 ジャズアルバムとしての見ても、クォリティがとても高いです。 かなりお薦めの一枚です。 |
IT'S SNOWING ON MY PIANO / BUGGE WESSELTOFT (ACT) |
★★★★★ |
北欧系のピアニストです。 全編ソロでの演奏(鳴り物がほんの少し)で、 漂う雰囲気も正に北欧的。 ACTと云うより正にECMって感じ(笑)。 音数の少ない、空気の震えさえ意識してしまう様なピアノです。 "GREENSLEEVES"や"SILENT NIGHT"の様な 馴染みの曲も演ってるんですけど、 なんだか"GREENSLEEVES"の流れる情景を見つめてるような 不思議な感覚があったりするんですね。 1,2曲、ヴォーカルのシゼルアンドレセンが参加してたりしたら、 更に面白かったかも?…ってない物ねだり。 |
CHRISTMAS TIME / JEAN FRYE SIDWELL (PACIFIC COAST MUSIC) |
★★★ |
このJEAN FRYE SIDWELLって綺麗なヴォーカルさん、 なかなかきっちりとした唄を唄いはります。 きっちり基本に忠実すぎて、ちょっと硬い感じもしますけど。 並んでる曲も「これぞクリスマスソングっ!」って、基本に忠実(笑)。 ちなみにこのパシフィックコーストってレーベルは、 旦那のCHRIS SIDWELLで作ってるプライヴェートレーベル。 軽めのジャズ、フュージョン系が中心です。 |
THOUGHTS OF HOME / SCOTT HILTZIK & HELENA BUSCEMA & GREG POREE (NIGHT SKY MUSIC) |
★★★ |
ジャズではないのですが、HELENA BUSCEMAってヴォーカルの 声がとても美しいので取り上げてみました。 ピアノとギターをバックにルバート気味に唄い始める瞬間は、 穢れなき聖なる雰囲気さえ漂います。 ただし彼女の唄ってるのは11曲中6曲。うーん、少し残念。 |
SILENT NIGHT / CHRISTMAS CAROL CATS (SELF-PRODUCE) |
☆ |
更にジャズじゃない、どころか、人間ですらなかったりします。 要は猫の鳴き声をサンプリングしてメロディにしてるだけの話。 しかも最初の一曲だけなので、聴き処は殆どなし。 伴奏のアレンジはスーパーや百貨店のBMG級。 「変なクリスマスアルバム」って小ネタでした。 |
WHEN IT SNOW / THE BLENDER (SOUND OF THE SEASON) |
★★★★ |
実力派アカペラグループ、ブレンダーのクリスマスアルバム。 ハーモニーの美しさは男声4重ゆえ。 ジャズ1割、R&B7割、ラップ2割のブレンドって感じかな?(笑) 昨年紹介した「NOG」よりも全体的に作り込まれた印象で、 ナチュラルさ半減、楽しさ倍増って感じでしょうか。 |
CHRISTMAS / ROCKAPELLA (J-BIRD) |
★★★ |
80年代から活動を続ける老舗アカペラグループ。 日本での活動も多いのでご存知の方も多いと思います。 アカペラのお手本の様な纏まった演奏が並びます。 |
A SLEIGH,A SONG & A BABY BOY / RICK GALAGHER (SERENDIPITY RECORDS) |
★★ |
RICK GALAGHERってピアニストのクリスマスアルバム。 オーソドックスなスタイルで耳あたりの良い演奏。 |
CHRISTMAS / JIM NABORS (COLUMBIA) |
★ |
ジムネイバースって人の1967年と1972年の2枚の クリスマスアルバムからの抜粋。 甘い甘いストリングスをバックに古いクラシカルな唱法で 朗々と歌い上げております。 このジムネイバース、歌手であると共に、俳優としても そこそこ活躍していた方の様です。 白いタートルネックに白いパンツ、白い靴下に白い靴、 そして、ねずみ系の笑顔が眩しい(笑)。 |
CHRISTMAS WITH JULIE ANDREWS (COLUMBIA) |
★★★☆ |
ジュリーアンドリュースのクリスマスアルバム。 古いことは古いのですが、それを補って余りある内容です。 ジュリーアンドリュースの唄も素晴らしいですし、 オーケストレーションの色彩感が際立っております。 "MY FAVORITE THINGS"をクリスマスアルバムで 取り上げる人も結構いますけど、 本家本元のジュリーアンドリュースのには入ってませんでした。 そのかわり…、と云ってはなんですけど、 この上なく美しい"GREEN SLEEVES"が聴けます。 |
A SWINGIN' CHRISTMAS / THE LEAGUE OF DECENCY (INTERSOUND) |
★★★☆ |
"SWINGIN'"とか書いてあって、おっちゃんが並んでるので、 「デキシーランド?」と思ってしまいましたけど、 ギター、エレベ、エレピ入りの違うタイプの古いスタイルでした(笑)。 ヴォーカルのトミーディーンって人が、エディジェファーソンみたいで 楽しいオーラを撒き散らしながら唄ってて、なかなかイイ。 昔のR&Bの好きな方は是非。 |
HAVE YOURSELF A SNAZZY LITTLE
CHRISTMAS TERESA PATE (SELFPRODUCE) |
★★★★ |
自主制作もエエところで、CD−Rのインクジェットプリンター仕上げ。 ギター一本をバックにさらりとX'masスタンダードを唄うと云う 落ち着いた感じがとても良いです。 名盤「ELLA AND PASS」にも通じる幸せ度です。 …って、ちょっと云いすぎかな? |
DON'T LET CHRISTMAS PASS YOU
BY / D.JAY BRADLEY (MILE UP MUSIC) |
★★☆ |
D.JAY BRADLEYって男性ヴォーカルのステージを観てるかの様な 実にアメリカ的な小粋さの匂うアルバムです。 女声コーラス付きで甘く唄い上げたかと思うと、 半分語り口調でコミカルに唄ったり、 はたまたオーケストラアレンジ(でもシンセ)から ピアノ伴奏やアカペラコーラスまで、 ショービジネスの手練手管を詰め込んだ盛りだくさんな内容。 でも、この人、あんまりエラソーに唄わないので、感じは良いです。 2曲ほどオリジナルを唄ってまして、これがなかなか良い曲です。 |
ECLECTIC CHRISTMAS / ALEXIS DONNELLY (SELF PRODUCE) |
★★★☆ |
ピアノトリオ+−αの小規模ユニットをバックに唄っています。 聖歌が中心で、ありふれたクリスマスソングが少なめなのが新鮮。 白人らしい唄い方で、語尾を跳ねるように短く切るのがキュートです。 ただ時々出てくるフルートが少しフラットしてて気になりますが…。 |
MERRY COOL CHRISTMAS / ALEX LEONARD (AL BAL) |
★★★ |
ピアノ中心のユニットで、数曲でALEX LEONARDの弾き語りも。 もともとピアノとヴォーカルの二足の草鞋の人らしく、 歌の方は飛びぬけて巧い訳ではないですが、 優しい唄い口でなかなか良い感じです。 ピアノも飛びぬけて巧い訳じゃないんですけど(笑)、 さらりとした語り口でサロン的な感じ。 でも音選びはタイトルにもある様に結構"COOL"ですよ。 曲によってはリュート(!)が入ってまして、 こう云う古楽器が入ると、雰囲気が一気に変わりますねぇ。 |
A SWINGIN' CHRISTMAS IN THE
ATTIC / MICHELLE MALONE (STRANGE BIRD SONGS) |
☆ |
ジャケットのデザインが良いでしょ。 MICHELLE MALONEって女声ヴォーカルの1992年のライヴ録音。 ライヴならではの勢いと粗さの出たアルバム。 とにかく演奏陣がボロボロ。 ベースは音を外すわ、ピアノは走りまくるわ、 演奏に破綻をきたして、ズジャバドンのエンディングで誤魔化す(笑)。 いやー、如何にも自主制作って感じ。 音楽を聴いて苦笑いしたい方にお奨めです(爆)。 |
WINTERE,FIRE AND SNOW / BENITA HILL (SELF PRODUCE) |
★★★★★ |
BENITA HILLって女性ヴォーカリストの魅力溢れるアルバム。 声の肌理が細かくて、しかも丁寧に唄うので説得力がありますね。 ピアノトリオをバックにミディアム以下の曲が多く、 じっくりとヴォーカルを味わうには最適な作品ではないでしょうか。 またバックを務めるピアノのKEVIN MADILLもなかなか良いです。 |
▼2004 |
MERRY CHRISTMAS / GINGER COMMODORE (SELF PRODUCE) |
★★★☆ |
声を張り上げるだけじゃなく、しっかりと&しっとりと唄い上げる 黒人ヴォーカルです。声質も重くなくてイイカンジです。 五と六の複合拍子で唄う"MY FAVORITE THINGS"が聴きドコロ。 殆どの曲はビートのしっかりとしたコンテンポラリー色のアレンジで ジャズ感は薄いかもしれませんが、 自主制作ながら、きちんと作り込まれた内容になってます。 |
THIS CHRISTMAS / DWIGHT LENOX (SELF PRODUCE) |
★★★★ |
カナダを中心に活躍している(と思う)男性ヴォーカル、 DWIGHT LENOXのフュージョンタッチのクリスマスアルバム。 個人的にこの人の声が好きなのは、 節回しに嫌味がなく、若々しく明るい響きを持ってるから。 このアルバムでは顔は写っていませんが、 はっきりいってかなりのブ男でして、正に天は二物を…って感じ。 ま、そんな事はどうでもいい話で、このアルバムは、 もう少しストレートアヘッドなジャズに傾いてて欲しかったと 少しの残念さもある事はありますが、 それでも充分に彼の持ち味の出た作品に仕上がっています。 ”BENDING TOWARDS THE LIGHT”や "MERRY CHRISTMAS DARLING"と云った、 余り聴いた事のない曲も取り上げられております。 これまた"MY FAVORITE THINGS"を唄ってるんですが、 こちらは普通に三拍子で展開。 フェイクの自在さや音の確かさが素晴らしく、実力発揮のトラックです。 |
CHRISTMAS JAM / CHRIS HO (MERRIMACK RECORDS) |
★☆ |
CHRIS HOと云うピアニストが色んなゲストを迎えて 気楽にジャムってみたって感じのアルバムです。 はっきり云ってこのピアニスト、あんまり上手くないです。 タッチにメリハリがないし、走り気味だし、アドリブは下手だし、 って、ケチョンケチョンに書いてしまいましたが、 "THIS CHRISTMAS DAY"って曲で唄っているTATA VEGAって 女性ヴォーカルが面白いなぁと思って取り上げた次第です。 ちょっとリッキーリージョーンズみたいなファニーヴォイス。 調べてみたらかなりのキャリアの人だと判明。 瓢箪から駒の発見でありました。 CHRIS HOについては、別に特筆すべき事はありません(爆)。 |
LOVE AT CHRISTMAS / NANCY WALKER (SELF PRODUCE) |
★★★☆ |
ピアノトリオバック(曲によっては+ギター)をバックに オーソドックスに唄っています。 取り立てて個性がある訳ではありませんが、 落ち着いた大人の女性ヴォーカルって感じで結構好きです。 曲目もクリスマスソングの有名どころが中心になっておりますが、 個人的に好きな"I'LL BE HOME FOR CHRISTMAS"を 取り上げているのが嬉しいですね。 あと"LET IT SNOW!LET IT SNOW!LET IT SNOW!"で Aメロのメロディラインをちょっと変えてブルージーにしてるのが 面白かったですね。 そのままオーソドックスに纏めるのかと思ったら、 "THE CHRISTMAS SONG"で、ファンクビートになり、 "WE ARE IN THE UNIVERSE"でレゲエビートになりました。 |
DREAMY CHRISTMAS TIME / ANTIOINETTE TREDANARY (SELF PRODUCE) |
★★★☆ |
少し線が細く喉にかかった声で唄います。 でも綺麗な声質なのでクリスマスソングには良く合いますね。 楽しい歌よりも静かなムードの曲の方がしっくりきます。 "OH HOLY NIGHT"や"DREAMY CHRISTMAS TIME"や "AVE MARIA"あたりがバッチリって感じです。 ちょっとバックの演奏が力不足なのが残念。 "ALONE ON CHRISTMAS DAY"って曲もあるんですねぇ。 |
WHITE CHRISTMAS / EUROPEAN JAZZ TRIO (M&I) |
★ |
ヨーロッパ系のピアノと云えば、 一般にはこんなイメージなんでしょう。 録音も良いですし、ピアノも上手いのですが、 オシャレなだけで余りにも骨のないピアノトリオなので BGM以外の聴き方はできない様に思えます。 都会の喧騒を忘れて静かな時間を愛する人と過ごす…なんて、 歯の浮くステュエーションの時に是非(笑)。 |
SNOWFLAKE SEASON / KARIN PLATO (STIKJAZZ MUSIC) |
★★★★☆ |
初っ端のラテンタッチの"JINGLE BELLS"がいきなり楽しい。 でも、意外とその後はかなりマイナードコロの曲を揃えていて、 個性的で魅力あるアルバムに仕上げてあります。 しかも、オリジナルソングが3曲入ってまして、 ジャズテイストは薄いですが、どれもいい曲です。 中でもボサノヴァタッチの"HER GIFT"は爽やかで気持ちいい。 インストでは良く取り上げられる"CAROL OF THE BELLS"の ヴォーカル版を聴く事ができるのも面白いですよ。 |
LET IT SNOW! / TAMER TEWFIK (SWAMP QUEEN MUSIC) |
★★★☆ |
TAMER TEWFLK(PF,VO)をリーダーにした白人5人のユニット。 楽しくワイワイ演ってる感じで聴いてて気持ちいいサウンドです。 冒頭の"LET IT SNOW!"なんかはファンクビートなんですけど、 白人ゆえか粘っこくならずあっけらかんとしているのが面白い。 "I'VE GOT MY LOVE TO KEEP ME WARM"は クリスマスソングではないですが、よく取り上げられる曲。 ここでのアレンジは変化に富んでいてなかなか聴き応えあり。 ゲストのKIRSTEN LARA BECKERとのデュエットによる "BABY,IT'S COLD OUTSIDE"はコントの様な掛け合いが可笑しい。 "LINUS AND LUCY〜CHRISTMASTIME IS HERE"のメドレーも このバンドの傾向が良く出てる気がしますね。 |
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