今年の追悼コンサート・ツアー"VOODOO HEAVEN" のラストは、今年も神戸・チキンジョージで行われました。
この日は会場に入る前、WEBで知り合った仲間とジミヘンの曲をたっぷり聞いてきたこともあり、準備は万全でした。
また、今年は没後30周年ということで、特別な気分でもありました。
6時すぎ会場前に着くと、すでに20人ほどのお客さんが並んでおり、開場時間になっても、まだ入ることが出来ない様子でした。
しばらく待っていると、係の人が出てきて、チケットに書いてある整理券番号順に呼び出され、やっと会場に入ることが出来ました。去年はそのまま入ることが出来たんですが、混乱予防のためだったのでしょうか。
チケットを買い求めた場所(ぴあ、ローソン)の順に、会場入りすることになった訳ですが、連れと行くときは同じ発売スポットで買ったほうがいいのかなとも思いました。
まあ、無事会場に入ることが出来たから良しとしましょう。
すみません、前置きが長いです。
まずは、前座バンドが登場し、切れの良いハード・ロックを聞かせます。
つば付きの帽子をかぶり、ホワイトのストラトを弾いていたギタリストがカッコ良かったです。
そして、いよいよ"Band of ShigeoRollover"の登場です。
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紫の照明がイイ感じ |
- Freedom
インストゥルメンタル・ヴァージョンのオープニングで意表をつかれました。
- Are You Experienced?
ギターのフィードバックに続いて、どこかで聞いたことがあるイントロが聞こえてきました。ライヴでは初めて聞いたこの曲、息を呑んで聞いてました。
- Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band
これはエクスペリエンス・ヴァージョンでしょうか
- Fire
ライヴでの定番。Let me stand next to your fire!
- Foxy Lady
これもエクスペリエンス・ヴァージョンだったでしょうか
- Manic Depression
ライヴ初体験の曲でした
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このあたり、ギターの部品が空を飛んでました |
- Third Stone From The Sun
この曲が始まるときは、いつもドキドキします。後半のギター・ソロで、中野氏がギターをアンプにこすり付けたり、グルグルと振り回し始めたこともあり、ちょっと早いかなと思いつつ、かすかな期待を持ったんですが、最後は爆音の元であるストラトがそのままドラム・セットめがけて放り投げられてました。
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NOEL ほんだ氏 |
ミッチ蔵沢氏 |
- Jam Back At The House
ウッドストックでの演奏が有名なミッチ・ミッチェル作の曲。ここでベース&ドラム・ソロがありました。 ベース・ソロがあまりの迫力パフォーマンスだったので、「ノエルはそんなことしてへんかったぞぉ」(笑)とHendrix中野氏が突っ込みを入れておられました。
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NOR HOUSE「まこちゃん」(写真右端です) |
- Who Knows
ROLLOVER の親友バンド、"NOR HOUSE"のギタリスト「まこちゃん」がゲストギタリストとして迎えられ、"BAND OF GYPSYS"のセッションです。
- Red House
ギターの掛け合いがスリリングでした
- All Along The Watchtower
- Message To Love
- Little Miss Strange
中野氏による「マニアック・コーナー」という紹介で演奏されたこの曲では、NOEL ほんだ氏とドラムのミッチ蔵沢氏とのハモリが聞かれました。エクスペリエンスのライヴでは聞けなかっただけに、嬉しい限りです。
- Can You See Me?
- Star Spangled Banner
ウッドストックそのままの雰囲気ですが、それが自然に出てきているところがスゴイ。
- Purple Haze
アンコール
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Hear My Train A Comin' |
- Hear My Train A Comin'
映画『ジミ・ヘンドリックス』でおなじみの12弦ギターを弾くシーンの再現です。もう何も言うことは有りません。
- Driving South
- Voodoo Child (Slight Return)
ステージから降りてのパフォーマンスで客席は大騒ぎでした
「シ・ゲ・オッ!シ・ゲ・オッ!」のコールと共に、再び3人がステージに登場し、2回目のアンコール。
- Little Wing
インストゥルメンタル・ヴァージョン
- Villanova Junction
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素晴らしい! |
- Freedom
ラストはお客さんからのリクエストでした。一曲目で演奏しているのにもう一回やってくれるとは、ありがたいです。
今年は『ARE YOU EXPERIENCED』からの選曲多く、"Can You See Me" "Manic Depression" など初めて聞く曲があり、感動を新たにしました。
本家エクスペリエンス、バンド・オヴ・ジプシーズとのセッションが実現するように、これからも応援させてもらいます。
今年の追悼コンサートの全てが、バンドのオフィシャル・サイト、Band Of ShigeoRollover Official HomePageにてご覧いただけます。
(2000.10.12 追記)
2000.8.13(日)四日市市・幸福村キャンプ場 |
毎年四日市で行われている「サマー・ミュージック・フェスティヴァル」、今年で4回目を迎え、その大トリを飾ったのが"Band of ShigeoRollover"でした。
8月の13日といえば日本はお盆休みの最中、去年と同じく今年も四日市の友人と一緒に出かけました。
去年は、会場に着いた時、辺りはすでに真っ暗で勝手が良く分からなかったのですが、今年はまだ明るかったので、会場につながる細〜い道も楽にクリアすることが出来、無事到着しました。
この道は車1台がギリギリ通れるほどの幅しかなくて、道の両側は木が生い茂っているという、ジャングルみたいなところなんです。
"Band of ShigeoRollover"のライヴが始まるまで時間があったので、僕らはビールを飲みながら他のバンドのライヴを見てくつろいでおりました。
8時ごろになり、いよいよ"Band of ShigeoRollover"の登場です。去年と同じく、ゲストにパーカッションが迎えられてました。
- Introduction
司会のおねえさんに紹介されて、メンバーが登場。すでにお客さんは総立ち状態。
- Villanova Junction
パーカッションをゲストに迎えての4人編成だったこともあり、ウッドストックのライヴを思い出しました。
- Beginnings
中野氏もウッドストック風の衣装で、とても雰囲気が出てました。
- Fire
NOEL ほんだ氏のコーラスもバッチリ、お客に火がつきます。
- Purple Haze
「コレで"Band of ShigeoRollover"のリハーサルを終わります(笑)」BY中野氏
- Freedom
ライヴも佳境に入ってきます。パーカッションがいい味を出してました。
- Red House
ゲストのパーカッショニストがアドリブでヴォーカルをとるという、変則的なヴァージョンでした。
- Foxy Lady
ギター・ソロのところなど、ジミが降りてきているかのようでした。
- Star Spangled Banner
夜の屋外で聞くとなかなかキます。目を閉じて聞くとそこでジミが弾いているようでした。
- Third Stone From The Sun
個人的に好きな曲。ギター・ソロが新鮮でした。
- All Along The Watchtower
この曲のイントロあたりで、ギターにトラブルがあったのか、黒から白のストラトにチェンジされてたようです。
- Killing Floor
ギターフレーズとそれを真似して歌う客とのやりとりに、さらに盛りあがる。
- The Sunshine Of Your Love
この曲からアンコールだったかな、いきなりのリフが始まり、アドリブ風なギター・フレーズがしばらく続いた後、次のVoodoo Childのイントロが聞こえてきました。
- Voodoo Chile
たぶんこれが最後の曲だったと思います。
ここはバンドの地元と言うこともあってか、全体的にお客のノリが凄かったです。
途中、ビールが降ってきたり、上半身裸になった観客が前で踊るわ、跳ねるわの大騒ぎでした。
(2000.9.18)
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