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SPECIAL LIVE
Band of ShigeoRollover ライヴ・リポート(1999年)

1999.9.23 神戸・チキンジョージ

毎年行なわれているジミ追悼ツアーの最終日の神戸。もうすぐ10月になろうというのに真夏の暑さ。あまりの暑さに、半ズボン+Tシャツという完全夏スタイルで出かけました。

会場へ着いたのがちょっと早かったのか、客の入りが少なくてちょっと心配でしたが、開演間近になると、ほぼ満席状態。

開演後、まずサポート・バンドが登場し、トリオでキレの良いハードロックを聞かせてました。
ギタリストのGOODなカッティングが僕好みで、めちゃカッコ良かったです。

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Band of ShigeoRolloverの勇姿
そして、いよいよBand of ShigeoRolloverの登場です。

僕はBand of ShigeoRolloverを見るのは3回目だったのですが、ホールで見るのは今回が初めて。
屋外も好きですが、ステージが始まる前のホール独特の雰囲気が好きなんです。
照明が落ちた瞬間の、あの感触は何回味わってもイイものです。

クリック→拡大画像のみのページ クリック→拡大画像のみのページ 今回は白いフリフリ(?)の着いたジャケットで登場、ウッドストックのジミです。
意表をついて "Jam Back At The House(Beginnings)" から始まり、"Message To Love" と続いたのですが、サウンド、ルックス、アクションと三拍子揃ったステージは、何度見ても感動します。
それに、マーシャルのキャビネットに映っている影がまたカッコ良かったりするのです。

ギターをマイク・スタンドにこすりつけたり、アンプとの格闘、頭の後ろで弾く、歯で弾く…また、客席に出てきてのパフォーマンスと、もうなんでもありでした。
途中、 "Machine Gun" の演奏中だったか、ドラム・ソロになり、それがとても長く感じたのですが、ギターの調子でも悪かったのでしょうか。
しばらくしてシゲオ氏が登場。今度はウッドストック・ストラトを抱いての登場です。その後も、次から次に演奏されるおなじみの曲に打たれっぱなしでした。

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この後ギターに火が…
ステージも佳境に入ったころ、シゲオ氏がギターを床に置いたとき、「ついに来たか」と思いました。
ドキドキしながら見ているとジッポーのオイルがギターにかけられ、あとはモンタレーのごとく炎がメラメラ、ギターを降りまわしのパフォーマンスに、ステージ前は大騒ぎです。
この後の成り行きをひそかに期待してたんですが、結局白いストラトは、火傷は負ったものの、命拾いはしたようです。

最後の曲が終わり、誰も居ないステージでドラムセットに放り投げられたギターが悲鳴を上げている中、「シゲオ・コール」の連呼がはじまりました。
で、アンコールは初めて聞いた"Killing Floor"や"Drivin' South"でさらに盛りあがり。

また、2度目のアンコールの"Hey Joe"はおなじみの「WINTERLAND」や「ルル・ショー」ヴァージョンでした。
知らない曲なんてないから、もう100%楽しめました。
もう、ジミのライヴは見ることが出来ないけど、ここ日本であればこんなに素晴らしい「体験」が出来るので、幸せだと思います。

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ROLLOVER ! マーシャル+ストラト
伝統のスタイル
塗装のハゲがカッコイイ 衣装を変えてアンコール

いつもはセット・リストは用意しないとのことだそうですが、今回のツアーではセット・リストが用意されていたそうです。(NOEL ほんださんありがとうございました)
では、参考までに

  1. Beginnings--意表をつく1曲目
  2. Massage of Love
  3. Fire
  4. Stone Free
  5. All Along the Watchtower
  6. Freedom
  7. Red House--ストラトのおいしい音をじっくり聞くことが出来ました
  8. Lover Man
  9. Power of Soul--♪ウィザ・パーワー オブ・ソー エニシング・イズ・ポシブ−!!
  10. Machine Gun (Bass & Dr Solo)--グルグルまわるUNIVIBEサウンドに持って行かれました
  11. 3rd Stone From the Sun--ジミのステージでは聞くことができなかった曲
  12. Star Spangled Banner
  13. Purple Haze
  14. Hey Baby〜Rising Sun
  15. In From the Storm
  16. VooDoo Child (Slight Return)--ギター・ソロが強烈でした
アンコール1
  • Killing Floor--アンコールで盛りあがる
  • Drivin' South--さらに盛りあがる
アンコール2
  • Villanova Junction--じみじみと…
  • Hey! Joe--感動的なイントロ
(1999.9.27)

1999.8.14 四日市市幸福村キャンプ場

クリック→拡大画像のみのページ クリック→拡大画像のみのページ クリック→拡大画像のみのページ 大阪から電車で約2時間。この日は四日市に住んでいる友人と駅で待ち合わせ、そこから車で行きました。
僕らが出かけた頃は、もう日がとっぷりと落ちていたから場所がよく分からず、不安になりながらも遠くに見える明かりをたよりに、無事会場到着。

付近の様子はよく分からなかったのですが、入り口にはアメリカン・バイクが並んでいたり、フリーマーケットやドリンクなどを売っているテントが並んでいたりして、気分はミニ・ウッドストックです。
広場には屋根付きのステージが設置されていて、そこではすでに地元のブルース・バンドがなかなかイイ感じの演奏を聞かせていました。

ステージ前に広がる芝生の上に座って、ビールを飲みながら、弾む気持ちを押さえつつ、Band of ShigeoRolloverの登場を待っていました。

僕は8年ほど前に一度(昼の屋外ステージ)見ているのですが、夜のキャンプ場というロケーションということで、不思議な高揚感がありました。

クリック→拡大画像のみのページ そして、8時を過ぎた頃、いよいよBand of ShigeoRollover 中野重夫氏の登場です。
クリック→拡大画像のみのページ ベースにノエル本多氏、ドラムにミッチ蔵沢氏、それにシカゴから来たと云う(すみません、名前を忘れました)コンガ・プレイヤーを加えての4人編成。
バンドの紹介も終わらぬうちに、一曲目のWho Knowsのイントロが聞こえてきました。今までどこにいたかと思うほどの人達がステージ前に集まってきて、のっけから大盛り上がりです。

僕はかぶりつきで見ていたのですが、まるでジミがそこにいるような錯覚を覚えました。
出てくるギター・サウンドははもちろん、アクションや表情までジミの魂が乗り移ったようで、次々と演奏されるジミの曲に、もう釘付けでした。

途中、「座れ」のアナウンスがあって、みんな座って見ていたけど、"Fire"が始まる前、シゲオさんの「なんで座っとんのや」の声にみんな立ち上がり、再び大盛り上がり。
ラスト、ホワイトのストラトがドラム・セットに向けて放り投げられたけど、大丈夫だったんかな?
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当日のセット・リストについて。
最初は覚えていたのですが、途中からステージに夢中になってしまったので、順番が違っているかもしれません。
でも、だいたいこんな感じだったと思います。メモるなんて余裕はなかったんです。

  • Who Knows
    フィルモア・ライヴを思い出しました
  • Jam Back At The House
    これはウッドストック
  • Spanish Castle Magic
    これもウッドストックかな
  • Fire
  • Sgt Peppers Lonely Hearts Club Band
  • Star Spangled Banner
    あまりのカッコ良さに気が遠くなりそうでした
  • In From The Storm
  • Machine Gun
    ホンモノのUNIVIBEサウンドに感動
  • Hey Baby
    しみじみとプレイされるフレーズに涙腺がユルむ
  • Voodoo Chile(SR)
    大盛り上がり
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「野獣」のステージ
この日、Band of ShigeoRolloverの次に演奏したバンドは、「野獣」(のけもの)。

この「野獣」というバンドは、1978年にYAMAHAのコンテストでグランプリを受賞、翌79年にデビューした知る人ぞ知る名古屋のハード・ロック・バンドです。
で、そこのギタリストが後のBand of ShigeoRollover中野重夫さんだったのです。今回は東京からドラマーを迎えての再結成ライブだそうです。

バンド名は知っていたのですが、実際に音を聞くのは初めてでした。
キーボードを加えての、ツボにはまったハード・ロックを楽しむことができました。

ステージ終了後、ノエル本多さんに紹介していただき、めでたく中野重夫さんと話をすることができました。
う〜ん、緊張しましたね。ドキドキして何をしゃべったか覚えてないくらいです。その間も、ファンが持ってきたCDにサインをしたりと、人気なんですね。
そして、「これからもジミの音楽を広げていきましょう」ということで、別れました。

「サマー・ミュージック・フェスティヴァル」と名うたれていたこのイヴェント、毎年行なわれているらしく、雰囲気も良かったので、来年は昼間から行ってみたいなと思いました。

(1999.8.25)


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