SPECIAL LIVE |
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プロローグ今年の追悼ライヴツアーも神戸・チキンジョージからのスタートです。3連休の初日。一緒に行く予定にしていた友人が行けなくなり、余った前売り券をどうしようかと思いつつ、家を出ました。 去年の追悼ライヴの日は前売り券を家に忘れてくるというボケたことをしてしまったけど、今年は逆に前売り券が余っているというおバカなことになりました。 余った前売り券はライヴハウス前で誰かに買ってもらえばいいやと、開場の18:00より少々前にチキンジョージに着きました。 入り口付近には人影が見当たらず、ちょっと不安になりながら缶コーヒーなどを飲みつつ、ボケーっとしておりました。 開場間近になる頃にはお客さんも集まってきて、チケットの整理番号順に呼び出しを受け始めました。余った前売り券も無事売れて、中へ入ることができました。ジミつながりで知り合った仲間とあいさつなどをしつつ、席を確保し、とりあえずビールです。 Band of ShigeoRollover登場
ギターはブラック・ボディにメイプルネック仕様という、いつものストラトです。 今年もパーカッションに本多taco-bow氏が入っていて、ちょうど"Dick Cavett Show"のときと同じ編成ですね。
2曲目もレアな"Little Miss Lover"でした。そして次は "Manic Depression" です。 今年はスタートから何か違うものを感じましたね。 曲が終わって軽くあいさつの後、おなじみの "Fire" です。パーカッションが効果的で、ビシッとしたリズムが新鮮でした。 次はジミのライヴでは数少ない "Are You Experienced?" です。途中のギター・ソロやサビのところは何度聞いてもゾクゾクしますね。 印象的なイントロから始まるブルーズナンバーの "Red House" 、そして "Lover Man" と…だんだん引き込まれてゆきます。
ホワイト・ストラトここでギターをホワイトのストラトにチェンジして、かるくウォーミング・アップ。乾いたいい音が出てました。ここで本人の口から、このギターは7万5千円のフェンダー・ジャパン製というお言葉が…。 そのストラトから "Dolly Dagger" のイントロが聞こえてきました。パーカッションがとても良い感じです。これは初めて聞いた演奏でした。 続いて後期の名曲、"Hey Baby (New Rising Sun)"。Univibeのフワフワした音は最高です。 そして "Stepping Stone"。これも初めて聞きました。アップテンポなドラムのバディ・マイルス・ヴァージョンで演奏されていました。 今年は初めて聞く曲が多く、嬉しい限りです。 次は『AXIS : BOLD AS LOVE』から、ノエル・レディング作曲の "She's So Fine" です。 もちろんNOEL 本多氏がリード・ヴォーカルをとります。続いてベース・ソロ。ジャズベースのグリグリしたサウンドが快感でした。 初めて聞いた曲が次々と…パーカッションが効果的な入り方だったのは "Izabella" です。客席にて、ウッドストックやディック・キャヴェット・ショウの世界に浸ってました。曲が終わると、どこかで聞いたことがある、ヘヴィなリフが聞こえてきました。おぉ、これはもしかして…。 知るひとぞ知る "Midnight" です。さっきの "Stepping Stone" と共に『WAR HEROES』からの選曲でした。ディープですね。
そして、そのまま大フィードバック・アーミング大会〜ドラム&パーカッション・ソロ、とライヴも佳境に入ってきました。 ドラムから入るイントロにしびれた "Ezy Ryder" 。パーカッションがこれまたハマっていました。 ここらあたりから、我慢していたお客さんが前へ押し寄せ、ステージ前はオール・スタンディング状態になりました。 そして曲は "Foxy Lady" "Voodoo Child (Slight Return)" "Purple Haze" と続き、さらに会場のテンションは高まります。 そして、 "Villanova Junction" とくれば、これはもうウッドストックですね。アメリカ国歌が聞かれなかったのがちょいと残念だったかな。本編は "Beginnings" にて終了しました。
アンコールアンコールはバンド・オヴ・ジプシーズ時代の "Who Knows" でスタート。ギターソロの部分では、泣く子も黙る、あのオクタヴィアの音が再現されていました。最後の方は、明日の名古屋で着る予定だったという衣装で登場したりしで、お客さんは大喜びです。 ラストはワイト島ライヴでおなじみ、 "All Along The Watchtower" でした。 先日発売されたROLLOVERのCD「HENDRIX」が入口付近で売られていたので、記念に買って帰りました。スタジオライヴ録音になっていて、「最も近いギタリスト」のプレイをじっくり味わうことが出来ます。購入はバンドのオフィシャル・サイトから購入できます。こちらからどうぞ。 今年の追悼ライヴは新曲をたくさん聞くことが出来て、大満足です。この調子で全曲制覇するまで続けて欲しいですね。 以下、神戸でのセットリストです。(NOEL ほんださん、どうもありがとうございました)
(2002.10.6記)
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「APRIL CLEVER」と題された今年で2回目のイヴェント、ROLLOVERを含めて、4バンドが出演しました。
一年前は、客席から僕と一緒にROLLOVERのステージを見てたんですが、今年はTatsuさん、ついに自分のバンド "Third Stone" でROLLOVERと同じステージに立つことになりました。3ピースで骨太のロックを聞かせてくれました。 次に登場したバンドは"Moment Of Truth"です。去年と同じくヴィンテージ・ストラトのおいしい音を堪能させていただきました。やっぱりストラトは良いですね。 3番目に "Red Snappers" が登場。世の中に3ピースのバンドはたくさんありますが、ベーシストがキーボード(ショルダータイプ)を担いでベース・パートこなし、おまけにリードヴォーカルもとっている、というのはこのバンド以外知りません。リズム隊はいずれも女性で、恐ろしくパワフル&タイトなドラムと合わさって、実に気持ちよかったです。 そして、いよいよROLLOVERの出番です。 本日のHendrix中野氏はウッドストック風の衣装で登場。それに合わせて、ギターもホワイト・メイプルネック。ちゃんとコーディネートされているのが嬉しいです。 それで、今回のテーマはウッドストックかと思いきや、1曲目は"The Wind Cries Mary"だったりして、またまた以外な1曲目でした。今回は記憶がしっかりしているので、演奏順に…
ギター・ソロの順番を決めるのに、演奏中ジャンケンをやったりと、リラックスムードの中で全員のソロがありました。 そんな中、アドリブでガンガン歌いまくるターコさんはさすがです。 今回4バンドのうち3バンドがストラト使いという中、唯一レスポールだったのが、"Red Snappers"のマコさんでした。ファットでマイルドな音が心地よかったです。また、バリバリのタイガーストライプがとても美しく、ずっと見とれてました。 この日はスピーカーのすぐ前で聞いてたので、ライヴが終わったら耳がキンキンになるだろうなと思ってましたが、不思議とそれはなく、心地よい余韻が残ってました。 ライヴが終わってから、中野さんとお会いすることができました。ヘンドリクス・サウンドを追求してゆく過程で、弦をピックに当てる角度の違いに気づき、現在のピッキングスタイルに変えていったという話が印象的でした。 この日のライヴを含め、春ツアーのライヴ・リポートは、Band of ShigeoRolloverさんのオフィシャル・サイトでご覧になれます。→→ライヴリポート (2002.4.18記)
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