君はルーマニア、僕はパリへ

ブダペスト→パリ旅行記 9月25日(土)

ブダペスト駅熊ちゃんを見送りに、駅に行く。ルーマニア行きのぼろ電車に乗り込む熊ちゃん。なぜか、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」でアウシュビッツに連れて行かれるユダヤ人のイメージが頭の中に、湧いてきた。僕は頑張らないけど、熊ちゃんは頑張れって思って、握手をして別れた。

 さて、私はどうするかと思い、とりあえず、お土産を買いにヴァーツィ通りに行く。しかし、結局、何も買えなかった。別にカードがあるから、金がないわけではない。買いたいものがなかった。仕方がないので、国立美術館に行く。外観は素晴らしいところである。中の展示物も立派な品々があるそうである。しかし、如何せん教養がないので、私には、よく分からなかった。本当に、詩とか、音楽とか、絵とかを理解し、鑑賞できる人は羨ましい。自分が情けなく思えてくるが、分からないものは、分からない。

その後、時間つぶしにスーパー等に行くが、何も買えず、2000Fほど残してしまう。宿に戻り、預けてあった荷物を取り、空港バス・ステーションへ。そこで、ハンガリー名物のワインとフォアグラを買い、オーストリア航空に乗り、ウィーン、そしてパリへ。

パリでお世話になるつもりの友人のマッキー嬢とは事前に凱旋門で会いましょうということになっていたのだが、よく考えると凱旋門ってフランス語で何というのだろかと思い悩む。行き先が分からないとバスにも乗れない。ガイドブックも持っていないので、マッキー嬢に電話。シャルル・ドゴール広場行きのバスに乗ればいいとのこと。エアフランスのバス(60F)に乗り、30分ほどで終着である凱旋門へ。するとマッキー嬢出現。数ヶ月ぶりだが、元気にしているみたいである。とりあえず,フォアグラとビールで乾杯する。

(写真:ルーマニア行きの電車と熊ちゃん)

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