北京 11月7日(日)晴れ
中国の象徴天安門に行くことにする。行くための前提として、まずホテルの現在地を知らなければ歩けないということで、フロントの人に尋ねたが、教えてもらった位置よりかなり街から離れていた。どうやら、こちらが持っていた北京市内地図の外にあるらしい。とにかく歩いていると日本人学校の生徒を出会い、その子に中心地の方向を教えてもらう。5㎞程歩き、やっとの事で地下鉄(1人0.5元)に乗る。そしてTCを現金に交換するために、北京飯店に行く。ホテルの前には闇両替のウイグル人がたくさんいて、なんだか危ない感じ。昼飯はマクドナルドですましたのだが、そこの店員でめちゃくちゃかわいい子がいて、その後、用もないのにまたのぞきに行ってしまった。なぜか、私は大学生の分際で、芸能界デビューをさせたいと思ってしまった。
腹を満たしたので天安門広場から故宮にはいる。入場料は外国人料金で45元。めちゃくちゃな値段である。入っていってまず驚かされるのは、とてつもなく広い。
明日、万里の長城に行きたいため、工人体育館前のバスステーションに行ったが、閉まっていた。ガイドブックには前日までに切符は手に入れておくことと書いてあったが仕方がない。歩き疲れてしまったため、初めてタクシーに乗る。ホテルまで10元。パスポートが心配だったため、ひげほくろ男を捜すがいなくて、従業員に聞くと、夜10時頃に来るという。フロントでサウジアラビアの男と会話をする。彼は日本語ができ、日本人の奥さんを持っているといって、名刺をもらった。カーペットを売っているらしい。
テレビを見ていると「一休さん」を放送していた。中国語を話す一休さんを見ながら”はしをわたるべからず”の回の時、どういうふうに中国語訳にするのだろうと思ってしまった。
10時過ぎに部屋にひげほくろがきて、200元とパスポートを交換する。武漢行きのチケットは2人とも下段ベットの料金で買わされた。つまり、182元×2人×1.15(サービス料)である。
何が言いたいのかというと上段の方は169元なのに、下段の方のチケットをとりあえず見せて、計算機を押したのである。見事にだまされた(勿論、後で気がつく)。岩見君は兌換券200元を人民幣250元と替えてもらっていた。また、彼は商売根性丸出しで万里の長城まで120元でタクシーを手配すると言ったきた。ガイドブックではバスツアーなら22元と書いてあったので断った。本当にいやなやつだ。
夕食は先日と同じ店に行った。昨日は20元でおなかが一杯になってしまったので2人で11.5元で頼んだ。店の女の子のヤンヤンからボールペンをもらった代わりにハンカチをあげた。店の名は清城酒店であった。
(写真:北京市内の朝。自転車におそわれそうになる。)
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