万里の長城

北京 11月8日(月)晴れ

万里の長城朝5時に起きて、ホテルを出るときホテル代の支払いでもめる。前日の晩にひげほくろに支払っていて領収書をもらっているので、ひげほくろを呼び起こさして事を納めた。なんてホテルだ。 「一日五遊バスツアー」のチケットをとるために5㎞程歩く。バスターミナルに着き、だめかと思いながら申し込んだらうまくいった。1人15元(しかし、席が結局埋まらなかったので5元を追加で支払う)。何十分か経って出発し、上海からきた若い男女(女の人の化粧はすごくて、京劇みたいだった。)にお世話になろうと思い、筆談を試みる。成功し、互いのたばこを分け合った(男はマルボロをすっていた)。2時間ほどで秦の始皇帝館につき、その後あの万里の長城に着く。最初、人民料金で入ろうとしたが、ばれてしまい、外国人料金で支払う羽目になってしまった。2人とも汚い格好だが、見事に見破られてしまった。

昨夜から何も食べていなかったので万里の長城を歩くのには疲れてしまったのだが、噂通りの規模で、すごかった。よっぽど北の騎馬民族というのは、恐ろしかったのであろう。

次に明の十三陵にいき、そこも見終えてバスに乗るとマネーチェンジを言ってくるものがおり、一回やってみようと思って140元人民幣を受け取ってから100元兌換幣を渡すと10元しか受け取ってないと文句を言ってきた。私たちはとうとうプッツン切れてしまい、日本語プラス英語の目茶苦茶攻撃でやりこめ、人民幣10元だけ返してやることで事を終えた。出発すると、バス会社の人(岩見君によると梅宮辰男似)が私たちのまねをし始め、みんな爆笑していた。上海男女は私たちの金を取り上げ偽札かどうか調べる始末。

本当に金が絡まないと中国人はいいやつである。

バスは安定門駅前に止まって解散となり、夕食をどないしようかと悩んでいたところ、焼き芋屋があったので2人で3個(2.5元)を買う。それを持ちながらとぼとぼ歩くもなかなかホテルに近づかないのでタクシーを拾う。2人で20元もとられてしまった。(晩飯の焼き芋の値段の8倍だ!)

(写真:言わずとしれた万里の長城。写真左の白い男に世話になった。)

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