店員の態度にびっくり!

南京 11月13日(土)晴れ

朝の南京今日は南京の観光地である中山陵、蔵経桜、霊谷寺塔、明孝陵に行くこととする。まず南京飯店の近くから路線バス(34路)に乗る。やはり、激安の3角(6円程度)である。隣に立っていたおばちゃんがぺちゃくちゃ私に話しかけてきたが、当然何を言っているのかわからない。南京は人なつこい街だと本で書いてあったが本当のようだ。

ここ南京は武漢の数倍きれいである。街の道は並木道になっており、すべての木の形が同じになっている。また、ツバを吐く人が、武漢や北京の人たちに比べ格段に少ない。そのバスは、新街口という、おそらく街の中心地であろうところとまり、つぎに中山陵にむけて9路のバス停を探すために目的地に向けて歩き出す。途中、友人はエルビスのカラオケカセット、ノートを買っていた。私は中国の麻雀の入門書(3.7元)と中日辞典(9.7元)を買ったのだが、その時、若い女性の店員におつりを投げて渡されたのには、すさまじく腹が立ったが、ここは社会主義国なんだと自分を説得させた。また、歩いているとバスのバッテリーがあがっているのをみた。その運転手は鉄の棒を出してグリルの穴につっこみエンジンを回した。すばらしかった。

少しこのようにして歩いたもののなかなかバス停は見つからないので、ミニバス(タクシーみたいなもの)に乗り、中山陵に行く。中山陵は孫文の墓であるからして、100年も経っておらず、歴史的な価値はないのだが、正面から見た姿はそれなりに美しい。しかし、現代の人間に数えられる人物にまで、このような陵を作ってしまう中国の恐ろしさを感じてしまった。ノーモア・ヒローズ!

その後、ハイキングコースのようなところを歩き、蔵経桜につく。しかし大したことはなかった。中に入って、2階にあがると国家間の贈り物を展示した会場があった。わが国は熊が鮭をかじっている木彫像を送っていた。自国民ながら恥ずかしい(他に日本人形、壺を送っていた)。そして、またしばらく歩くと、霊谷寺塔があった。これはきれいである。しかし9階まである階段を上るのにはちと疲れた。その足で霊谷寺迄行こうとしたものの何もなさそうなのと、またも入場料を取るので、やめて中山陵迄歩いて戻り、明孝陵迄バスで行く。外から見るとなかなか立派ではあるが、中に入る必要はなかった。明孝陵のチケットに写真で印刷されている動物の石像を探すものの見つからず、がっかりする。しかし、ミニバスで帰るときに、明孝陵からちょっと離れたところで見つけることができたが揺れていたので写真を撮ることはできなかった。

そして楽しみの夕食。この夕食は昨日にもまして旨かった。鳥とカッシュナッツの炒めもの、タケノコとキクラゲと卵のスープが本当に本当に美味しかった。そして満足して金を払うとお釣りが10元多くもらえてラッキーであったことを付け加えておく。

夜は麻雀の本の解読で盛り上がった。

(写真:朝の南京。綺麗な町である)

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