中国にもパンダはいない

南京 11月14日(日)晴れ

動物園の切符売り場今日は本場のパンダをみるために玄武湖にある動物園に行くことにする。最初はバスを乗り継いでいく予定ではあったが、結局歩いているうちに最後まで歩いていこうということになり、玄武湖までたどり着いた。玄武湖に入るためには、切符がいるため、友人は並ぶことを知らない中国人ともみ合いになりながら頑張って切符を買っていた。友人が言うには、券売りの親父は仕事をしていず、一服ついたり、休憩したりしていたそうだ。そして1.2元のオレンジジュースを買う。動物園に着いたものの肝心のパンダはいなかった(レッサーパンダはいたが...)。パンダのいない中国の動物園は私にとって、炭酸の抜けたビールのように何の意味をもなさないので、見切りをつけ、鼓桜を外から見に行く。次にミニバスで中華門に行こうとするものの、中華門を通りすぎて中華門駅まで行ってしまった。仕方なく、歩いたのだが、通りの商店がにぎやかで楽しかった。

中華門は大きくて面白いものではあったが、中に入る必要はないと思い、またもや、外から写真を撮っただけで、次の目的地の夫子廟に行く。これは大したことはなく、ミニバスでホテルに帰る。ホテルで明日ホテル代を払うためにマネーチェンジをしようと思ったが、「ノーマネー」といわれてしまった。最初はおいらをなめているのかと思ったが、実際ホテル内のコーヒーショップ(私は10元もするサンキストオレンジを飲む)でもお釣りが不足していたので、どうも本当のことらしい。仕方がないので、隣のホテルでマネーチェンジを頼むもののこれまたダメ。明日はクレジットカードで払うこととする。夕食は6時にいつものレストランで食べる。スープは昨日と同じものと、後はスープの具と同じようなものを炒めたもの、豚の薫製、ジャガイモとピーマンを千切りにしたものを炒めたものと水餃子。計57.2元。値段は高いが幸せ者である。そして、部屋に戻って、TVをみるが、昨日と同じ香港映画をやっていたのには吃驚した。

(写真:動物園の券売場。人混みの奥で友人は戦っているはず)

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